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【スリランカ爆発テロから3週間】事件現場の写真と現在の注意喚起まとめ

2019年5月12日

4月21日(日)に発生したスリランカ連続爆破テロから3週間が経過しました。
被害に遭われた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
今回は、スリランカ現地編集部から、現在のスリランカの様子と注意喚起についてお伝えします。

5月12日(日)、5月13日(月)に関する注意喚起

本日、5月12日(日)はチラウ(Chilaw)周辺に外出禁止令(翌日13日朝6時まで)が発出されました。
Daliy Mirrorでは現地の様子について報じています。

ちょうど1週間前の5月5日(日)にはニゴンボ(Negombo)にて外出禁止令が発出されています。
Daliy Newsがそのニュースについて記載しています。

コロンボは落ち着きを取り戻しつつありますが、5月10日(金)の夜には在スリランカ日本大使館から5月13日(月)のテロ予告に関する注意喚起のメールが出され、まだ緊張感は続いているとも言えます。

5月13日(月)に関する注意喚起の内容は以下の通り。
SNS上等では、13日(月)早朝から昼頃にかけて以下のコロンボ市内・外の複数箇所で爆破が発生するとの情報も流れています(公式には未確認)。

(1) ナーワラ市街(Nawala,コッテ)
(2) ウェッラワッタ市街(Wellawatta,コロンボ6区)
(3) パンチカーワッタ(Panchikawatta,コロンボ10区
(4) フォート駅(Fort Station)

事件現場を訪れたいというご相談を受け、訪れることを控えていましたが、5月9日(木)に被害にあった聖アンソニー教会(St. Anthony Shrine)を訪れました。
訪れてみて、警備をしっかりしていること、また周囲の人たちが普通に生活をしている様子が見られて、実際に見て少し安心した気持ちになりました。

また、教会への寄付や被害者の方々へお祈りを捧げる場がボランティア方々によって運営されています。
しかし、前述した翌日金曜日の夜の注意喚起や本日の外出禁止令が出たことを考えれば、事件現場や人が多く集める場所、宗教施設に近づくことは避けていただくのが賢明と思います。

白と黒の帯が棚引く教会正面大通り

被害者への追悼の意を表す、白と黒の帯がたくさん設置されています。
交通量の多いこの通りは現在、左側の車線が通行止になっており、そこにトゥクトゥクが止まっている様子が見られます。

それ以外は通常の様子で、周囲のお店は通常営業。
野菜や果物を買っていくお客さんなど、日常の生活の一部が垣間見られました。

正面と左右をスリランカ陸軍が警備しています。

教会は塗り替えが行われており、内部の修復も進められています。

事件の時刻で止まっている時計。

教会名が掲げられている壁と警備するスリランカ陸軍。

正面右手にはお祈りを捧げる場所が用意されています。

この場所に入るには荷物検査、セキュリティーチェックを受ける必要があります。

こちらで寄付ができます。

募金時の記入シート。
特に記入せずに、お金だけをボックスに入れることもできます。

現在、教会で入れる場所はこちらの聖アンソニー像を飾られているこのスペースのみ。
ここでも人々が静かに祈りを捧げています。

学校の再開は5月13日あるいは5月14日から

3週間という時間は長いようにも短いようにも感じられます。

「スリランカのシャンダナ・ウィクラマラトネ警察長官代理は、計画の立案者や自爆犯を含む事件の関係者全員を殺害・逮捕したと発表。また、さらなる攻撃用として保管されていた爆発物も押収した」とAFPは報じています。

「現地の公立学校やインターナショナルスクールは当初、5月6日から再開するとされていたが、政府は休校期間を1週間延長し、5月13日から再開すると発表した。これを受けて、日本人学校も同様の措置をとっている。」とJETROは報じています。

その後に出た爆破予告の影響で、日本人学校は5月13日は臨時休校として、5月14日に再開の予定とのことです。

事件の進展に関するニュースを見る一方で、噂やフェイクニュースが流れるなど、人々の不安感を煽る動きも見られます。
楽観視もせず、また不安で怯えず、冷静に判断、行動することが大切だと感じます。

【現地から詳細解説】ホテルと教会が狙われたスリランカ連続爆発テロまとめ

 

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