コロンボの屋台街「アルトゥカデー・ストリート・フード」

スリランカは東南アジア諸国のように屋台は多くありません。
コロンボで屋台が並ぶのはゴールフェイスグリーンのぐらいでしたが、2020年頃から盛り上がりを見せているのが、アルトゥカデー・ストリート・フード(Aluthkade Street Food)です。
本記事では、アルトゥカデー・ストリート・フードについて紹介します。
アルトゥカデー・ストリート・フードの場所
コロンボ12のアルトゥカデー(Aluthkade)は、アルトゥカデー・イースト(Aluthkade East)とアルトゥカデー・ウエスト(Aluthkade West)に分かれますが、その境になっている道「Abdul Hameed Street」沿いに屋台が並び、屋台街「アルトゥカデー・ストリート・フード」を形成しています。
シンハラ語でアルトゥは新しい、カデーはお店を意味します。
Abdul Hameed Streetの南端は、Meeraniya Streetと交差していますが、その交差点の南側のOilman’s Streetまでお店は続いています。
今回、私はマラダーナからパンチカーワッタを通って、左折してMeeraniya Streetの東側から向かいました。
Meeraniya Streetは道の左右にスリーウィーラーが並んでいました。
Abdul Hameed Streetとの交差点の手前で、車両の侵入制限があり、ここでスリーウィーラーを降りて、歩いて交差点に向かいました。
Cargillsではなく、Royal Super food cityなるスーパーが右手にあり、その先が交差点です。
交差点の北側が屋台街のメインとなる場所です。
交差点から南側の道、Oilman’s Streetの先にはモスクがあり、その手前まで屋台が並んでいます。
通りの先にロータスタワーが見えます。
交差点の西側にも車両侵入禁止と立てられていて、Meeraniya Streetは交差点付近から西側は西から東への一方通行の道路であると分かります。
イスラムを物語る通り名・食・建物
Abdul Hameed Streetというムスリムの人名が付けられた通りであり、屋台街にはモスクがあります。
交差点の西側にはアラブ料理のシャワルマのお店もあります。
参考)
ウィキペディア:シャワルマ
屋台街を散策
東南アジアで見るプラスチックの赤や青の椅子が並べられています。
アラビアンなチキンを焼いているお店が何軒かあります。
またしても、Cargillsではない、かつ、先ほど見たRoyal Superでもない、アルテトゥカデー Food cityなるスーパーがありました。
ちなみに、米国ヴァージニア州アビンドンを本社とするスーパーマーケットチェーンFood Cityが、スリランカのスーパー最大手のCargills Food Cityとは別にあるようです。
とはいえ、アルトゥカデーにあるRoyal Super food cityと、アルトゥカデー Food cityはCargills Food Cityのパクリなのでしょう。
パーニープーリー
アルトゥカデーに特徴的な食事を順番に紹介していきます。
まず、インドの揚げ菓子であるパーニープーリー(Panipuri)です。
スイート&サワーの間違いのような気がする1番目は甘いパーニープーリーが7ピース。
先ほど通りで見たアラブ料理の肉料理シャワルマのパーニープーリーはスパイシーだそうです。
他にタンドーリパーニープーリー、ラージャスタンパーニープーリー、アイスクリームパーニープーリーとありますが全て500ルピー(180円)。
キール、マイソールのパーク、ブラウニーなどあスイーツは200〜250ルピー(72〜90円)です。
サンドウィッチが最も高くて、550ルピー(198円)です。
今回はシャワルマパーニープーリーを選びました。
プーリーにシャワルマを入れて、スパイシーなソースをかけてくれます。
じゃ〜ん!シャワルマパーニープーリーです。
たこ焼きのようなスナックとも言えそうです。
皮はパリパリ、具は飲茶見たいというのかジューシーで、外側のソースも絡み、歯応えも楽しめて、かなり美味しいです。
500ルピー(180円)は安い!!
上の写真の手前の茶色いのがブラウニーで、奥の黄色いのがマイソールパークだと思います。
上の写真は同じストリートの別のパーニープーリー屋さんのものですが、白いのがたぶんキールです。
参考)
ウィキペディア:パーニープーリー
ウィキペディア:キール(料理)
地球の歩き方web:地元発祥の甘~いスイーツ「マイソール・パク(Mysore Pak)」
クルキガスジュース
周囲の地面が濡れているジューススタンドがアルトゥカデーの屋台街には何軒かあります。
他のジュースと同じ250ルピー(90円)でした。
クルキガスのワンショットを選んだ場合、スプライトかストロベリー味かを選びます。
今回はスプライトを選びました。
まず、スプライトを注いだグラスを手渡せされます。
その後、スマホで動画を撮ってあげるよ!と言われてスマホを手渡した後、クルキガスのワンショットをスプライトが入ったグラスに落とすと、泡が溢れるので一気に飲み干します。
ちょっとしたアトラクションですが、ストリートスナックに合わせるにはちょうど良い飲み物です。
以下の動画はその様子です。一気飲みせよ!と言われて飲み干しました。
鉄板サンドウィッチ
鉄板でサンドウィッチを作っているお店も何軒かあります。
クラブサンドウィッチが500〜600ルピー(180〜216円)ほど。
バーガーは700ルピー(252円)。
サブマリンは値段が書いてありませんが、作っていました。
クラブサンドウィッチが一番出るのか、一度にたくさん作っていて、お店の入口にはクラブサンドウィッチに使うパンが積まれていました。
今回はクラブサンドウィッチのタンドリーチキンウィズチーズを注文しました。
スリランカのパンは軽くて食べてやすいので好きなんですが、鉄板で焼きたてですので、パリッとしていて美味しいです。
こちらは店内席があるので、店内でいただきました。
以下の動画はクラブサンドウィッチを作っている様子を撮影したものです。
ビリヤニ
今回はお腹いっぱいになってしまったので食べませんでしたが、ビリヤニが美味しそうなお店が何軒かありました。
量が多いはずなので、複数人で行って、みんなでストリートの席で食べると楽しいでしょう。
関連動画

「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にてベトナム・カンボジア・ミャンマー・タイ・インドネシア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2017年2月、スリランカ専門誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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