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ARCHITECT 2024~スリランカの建築イベント~

2024年3月07日

こんにちは!インターン生のあやねです。

今回は建築学生である私が、スリランカの建築学生の設計作品の展示や様々な建築関係の企業のショールームが集まるイベントに行ってきました。

その様子をお送りします!

はじめに

このイベントは2023年に続いて、コロンボのバンダラナイケ記念国際会議場で2024年2月23日~25日に開催されました。

主に建築作品やライフスタイル、輸入品の展示を行っていました。

建築学生の展示

School of Architecture(SLIIT)

SLIITは1999年に設立され、UGC(大学助成金委員会)か認めた研究所で、スリランカで最初に英国工学技術研究所の認定を受けた研究所でもあります。

学生は最先端の科学技術に触れることができます。

洗練されたデザインのプレゼンボードと模型がずらりと並んでいました。

日本の建築学生はカッターを使って模型を切り出すことが多いですが、スリランカではレーザーを使って切り出しているようでした。

City School of Architecture

スリランカで35年以上建築分野の教育を行ってきた学校です。

35000枚のポリ袋を再利用して編んだ大きな構造体が目を引きます。

近年環境問題の内の一つとしてプラスチックごみの問題が挙げられる中、このようなポリ袋の活用方法があったんだ!と新たな発見ができて面白かったです。

ポリ袋を組み合わせるだけで、こんなにも豊かな表情を見せてくれるのだと感心しました。

環境に配慮したシステムを有する建築の設計について展示されていました。

日本の大学の課題ではデザインに重きを置かれることが多いですが、エネルギーや空気の循環システムまで考慮した設計は、かなりレベルが高いと感じました。

モラトゥワ大学

スリランカで唯一、大学の学部として建築の教育を行っています。

ペットボトルを組み合わせて作ったダイナミックなパビリオンがお出迎え。

普段何気なく飲んで、捨ててしまいがちなペットボトルが、再利用されてアートとして蘇っている様は美しかったです。

学年ごとの優秀な作品が展示されていました。

どの学年の作品も素晴らしかったですが、やはり学年に比例して完成度が上がっていき、大変見ごたえがありました。

日本の建築学生の作品は、スチレンボードを使い、基本的に白で統一した「白模型」が多く、少し植栽を加える程度ですが、スリランカでは大きめの石を使ったり、カラフルな色使いをしたり、よりリアルに近づけて表現するために工夫がされていて興味深かったです。

企業のショールーム

建設会社や設計事務所はもちろんのこと、建築に必要不可欠な細かな設備や部品などの企業のショールームがずらりと並んでいました。

中には日本の企業もあり、LIXILの子会社として「TOSTEM」が窓や窓の装飾などの展示をしていました。

また、日本では重機械で有名な「Kubota」が浄化槽の展示をしていました。

浄化槽は英語でもJoukasouと表現され、住宅だけでなくスーパーやリゾートホテル、病院などあらゆる公共施設できれいな水を循環させるために役立っているそうです。

日本の技術が世界でも役立っていることに誇らしく感じました。

スリランカの企業で、ドアノブやドアの開閉に必要な蝶番(ちょうつがい)など細かい部品から、ドア本体や内装に使う材料を作っている企業の「M.M. NOORBHOY & CO (PVT) LTD.」のショールームにもお邪魔しました。

万全のセキュリティー対策がされたドアは、指紋やパスコードで開閉可能なものや、専用のスマホアプリと連携させることで遠隔操作で開閉が確認できるシステムがついているものがあり、テクノロジーの進歩を感じました。

強度とデザイン性を併せ持った内装用の仕上げ材は、木とプラスチックを混ぜ合わせて作っており加工しやすいので様々な大きさに切り出せそうで、顧客の要望に合わせやすそうだなと感じました。

日本でいうところの「ゼネコン」のような建物の設計から施工を行い、さらに道路の整備などインフラの拡充にも寄与している企業もありました。

他にもおしゃれな照明や壁紙、水回りの設備やタイルを販売している企業もありました。

おわりに

日本で建築を学んでいるだけでは分からないことが沢山あるということを実感できるイベントでした。

何よりも強く感じたのは、言語の壁はあったとしても、建築で使う図面や模型は非言語的で国境がないということです。

だからこそレベルの高いスリランカの学生の作品を見て、とてもよい刺激になりました。

また企業のショールームについては、改めて建築というのは、様々な分野や人の支えがあってこそ成り立つ仕事だということです。

ここで感じたことを日本に帰っても忘れることなく、建築を学び続けていきたいです。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

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