【女一人旅】コロンボ発トリンコマリー行き夜行列車に乗ってみた!
スリランカ・トリンコマリーへのアクセスを調べていると、バスか列車か迷う方も多いのではないでしょうか。私も最初はバスを考えていたのですが、長距離移動でトイレが心配になるタイプなので、今回は夜行列車を選んでみました。
乗ったのは2026年5月、コロンボ・フォート駅を夜21時半に出発してトリンコマリーへ向かう寝台列車です。スリランカの列車といえば、窓もドアも全開で風を切って走るローカル感あふれる、そんなイメージ。でも夜行のファーストクラスは、まったく別物。清潔な車内、コンセント、リクライニングシートなど、思っていた以上に快適で、気づいたら朝を迎えていました。そして、女ひとりの旅でしたが、治安面でも特に気になることはありませんでした。
この記事が、トリンコマリーへの移動手段を検討中の方の参考になれば嬉しいです。
トリンコマリーってどんな街?

スリランカ北東部の海岸沿いに位置するトリンコマリー(Trincomalee)はのんびりとした空気と長く続く白砂のビーチ、ヒンドゥー文化、新鮮なシーフードが揃う、知る人ぞ知るビーチの街です。コーネスワラム寺院やフォート・フレデリックといった歴史的スポットもあり、自然美と文化遺産が共存しています。
訪れるのに最適な時期は?
北部の乾季にあたる4月〜9月がベストシーズン。
晴れた日が続き、海も穏やかで過ごしやすい時期です。ホエールウォッチングはこの季節に沖合を回遊するブルーホエールやイルカに出会いやすく、ピジョン島のシュノーケリングも透明度の高い海でより楽しめます。
逆に10月〜1月はモンスーンの影響で雨が多くなるため、マリンアクティビティを目的に訪れるなら乾季を狙うのがおすすめです。
チケットの買い方
オンライン予約も一応できるようですが、私は何度試しても決済画面が進めず、コロンボ・フォート駅の窓口で購入しました。詳しい購入方法については以下のサイトにてご確認いただけます。
座席は1st・2nd・3rdの3クラスに分かれており、今回は1st Classを2,900ルピーで予約しました。全席指定席制ですが、予約時に席番号を自分で選ぶことはできません。チケットに記載された席番号が当日の座席となります。
| クラス | 備考 |
| 1st Class (AC Saloon) | エアコン付・全席指定・快適 |
| 2nd Class | 窓が開くタイプ・予約席と自由席あり |
| 3rd Class | 最も安価・混雑しやすい |
当日のレポート

20時54分、コロンボ・フォート駅に到着。
駅の周りには大きな荷物を抱えた人たちが大勢いて、夜行列車の出発前らしい活気がありました。

駅に入るとすぐ電光掲示板があります。行き先・時間・ホーム番号が表示されているので、まず自分の列車を確認。
「P」と書かれている部分がホーム番号です。確認したらそのホームへ向かいます。

今回は4番ホームでした。4番ホームは線路を挟んで向こう側にあるので、跨線橋を渡って向かいます。

ホームに着くと、駅員さんが声掛けに回っています。
クラスごとの待機場所がホームに表示されていないのですが、駅員さんが巡回して「あなたの車両はこっちで待って!」案内してくれました。ちなみに1stクラスは階段を降りてすぐの場所(写真手間)、3rdクラスはホームの奥側でした。

21時に列車が到着します。似たような外観の車両が並んでいるので、自分の車両がどれかわかりにくいのですが、中に乗務員さんがいてチケットを見せれば「そっちだよ!」と案内してもらえるので安心。

今回のチケットはシート24番でした。
チケットは下車時に回収されます。記念に写真を撮っておきたい場合は、降りる前に済ませておきましょう。

21時30分、定刻通りに発車。
出発してしばらくすると乗務員さんによるチケットチェックがあります。チケットを見せるだけなので難しくありません。
4月中旬に乗車した際、1stクラスの車両は半分ほどが空席で、外国人旅行者の姿が目立ちました。中東情勢の影響でヨーロッパからの観光客が減っているのか、時期的なものなのかははっきりわかりませんが、ゆったりと乗れた印象です。他のクラスの混雑状況は確認できていないので、参考程度に。
車内の様子

車内はゴミひとつ落ちていない清潔な状態で、スリランカの列車に対して持っていた「窓もドアも全開」というイメージとはまったく別物でした。座席は足置き・テーブル・コンセントが完備されており、頭上の荷物棚は大きめのバッグでも余裕で入る広さです。

リクライニングは飛行機のエコノミークラス程度で、横になって眠ることはできませんが、足元も広く新幹線に近い感覚で座れます。
コロンボからトリンコマリーへの通常の乗車時間は約8時間。
日本からヨーロッパやアメリカをエコノミーで飛行機に乗れる方なら問題ないと思います。少なくともバスよりは広く、トイレもついています。

深夜2時半ごろ目が覚めたら、列車の進行方向がいつの間にか逆になっていました。気づかないうちに折り返し運転が行われていたみたい。
また、所々の駅で20〜30分ほど停車することもありました。到着が遅延する理由のひとつかもしれません。

いつの間にか車内は寝やすい明るさに落ち着いていました。車内は静かで、聞こえるのは周りの人の寝息くらい。
そんな中、時折「コーヒー、コーヒー」とネスカフェを売りに来るおじさんが通っていました。寝ぼけていて記憶があいまいですが…。
そしてエアコンはかなり効きます。
半袖で乗り込んだところ、出発してしばらくしたらだんだん寒くなってきました。薄手のカーディガンや羽織れるものを一枚手元にあると良いかもしれません。

トイレは車両の前後にありました。
何も考えず左側だけ使用して「和式なのね」と思っていたのですが、後から写真を見返したら右側には洋式もありました。
トイレットペーパーは備え付けがないので、必ず持参してください。過去にフィンランド・ウズベキスタン・中国で寝台列車に乗ったことがありますが、「寝台列車のトイレってこんな感じ」というごく標準的な設備です。スリランカも同様でした。


トリンコマリー駅に到着

定刻は朝5時30分着ですが、この日は約1時間15分遅延して6時45分の到着となりました。
遅延はよくあることのようなので、到着後の予定には余裕を持たせておくのがおすすめです。改札を出る際に、紙のチケットを駅員さんに渡して完了です。

取材時点ではトリンコマリーでUberは使えず、使えるのはスリランカのローカル配車アプリ「PickMe」のみでした。ただし早朝ということ、そもそもドライバーの登録数が少ないエリアのため、なかなかつかまりません。改札を出ると客引きのドライバーもいますが、相場より高めの料金を提示されることが多いです。私はホテルまで徒歩15分ほどだったので歩きましたが、ホテルが遠い方や荷物が多い方は、事前にホテルへの移動手段を確認しておくと安心です。
さいごに
トリンコマリーへの移動手段は、バスもありますが夜行列車は思っていた以上に快適でした。清潔な車内、コンセント、トイレ完備と、長距離移動でも安心して乗れる環境が整っています。列車内は少し揺れますが、いつもバス移動で酔って辛くなっていることを考えると全然問題ない範囲でした。
寝台列車だと早朝着になるので、ホテルにチェックイン前の荷物預かりや早めの入室が可能か、事前に確認しておくのもおすすめです。私が予約したホテルではオーナーさんのご親切で到着してすぐに部屋を使わせていただけました。列車で寝てはいたものの横になれていない疲れがあったので、そのままベッドに倒れ込めたのは本当に助かりました。
そして、寝台列車は眠る=無防備になる時間でもあります。貴重品の管理はしっかりと対策を。今回は女性ひとりでの移動でしたが、治安面で特に気になることはありませんでした。それでも、備えるに越したことはありません。
到着して一番に感じたのが、湿度が高くて暑い!
でも白い砂浜に青い海は最高です。コロンボからひと眠りしてこんな天国のような美しいビーチに出会えることに感動しました。
体調に気をつけて、ぜひトリンコマリー観光を思いっきり楽しんでみてください!

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世界中を旅して、スリランカにたどり着きました。食べることと、手仕事が好きです。
スリランカ訪問地:30都市以上
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