タイ料理の女王が腕を振るう拡張移転した「Dao Krua Thai」
ケータリングサービスからスタートし、ゴールロード沿いの小さなお店を開き、そして、現在の広い中庭のある大きなお店に移転したタイ料理店「ダオ・クルア・タイ(Dao Krua Thai)」。
シャングリラコロンボの5周年記念イベントでは、5日間に渡ってオーナーシェフのダオさんがメインレストランのCentralで料理ステーションを担当し、その知名度を確かにしています。
空港に免税店「Flemingo」を運営するFlemingoの役員で、ゴールフェイスホテルにIn…on the Greenに開業し、キャンディのヴィラ「The Glasshouse Victoria Villa」のオーナーで、バンガロールのワイナリーにも関わるイギリス人のポール・トッピング(Paul Topping)さんはトラベルライターでもありますが、ダオさんのことを「スリランカにおけるタイ料理の女王」と書いています。
本記事のタイトルは、ポールさんの記事タイトルを拝借しましたが、スリランカのセレブレティにも愛される人気タイ料理店「Dao Krua Thai」について紹介します。
目次
Dao Krua Thaiとは?
スリランカ人と結婚してスリランカに移住したタイ人女性ダオ・シハナム(Dao Sihanam)がオーナーシェフを務めています。
クルアとはタイ語でキッチンを意味し、英語の店名はDao’s Kitchenとなっています。
以前の小さなお店では、ダオさんの姿を常に目にしました。
大きなお店になって、キッチンは客席からは見えなくなりましたが、途中でスタッフと話すため、エプロンにキッチン帽子姿のダオさんが出てきて、今もキッチンに立たれていることが分かりました。
ダオ・クルア・タイは、デュプリケーションロードから内陸側の脇道を入った静かな場所にあります。
目で見て楽しい店内
ワットアルンとタイでよく見る像がお出迎え。
水上マーケットの写真の壁のグループ席。
長閑な雰囲気を感じられます。
鍋が壁に取り付けられ、そこにイラストが描かれています。
クン(海老)が熱さに耐えかねて、逃げ出してしまったようです。
バイクと自転車。乗り物が多く置かれていて、ダオさんが乗り物がお好きなのでしょうか?
中庭の奥には大きな電車の絵があります。
私も旅好きが高じて、乗り物好きでもあるので、テンション上がります。運転席や真ん中に映っている人は誰なのでしょう?
中庭の座席が開放的です。
扇風機がたくさんあり、座ると店員さんがすぐに扇風機を設置してくれました。
ゆったりした気分になれて、旅の休憩にもってこいです。
メニュー
グループで楽しめるメニューの他、一人ご飯もしやすいご飯と炒め物のセット「パットガパオ」や麺類のメニューも豊富で利用しやすいレストランだと思います。
グループできたときは、是非味わいたいです。
店頭に「タイ料理は全てが辛いわけでじゃない!」と書かれていましたが、トムヤムナムサイもあります。
トムヤムナムコム(上)はココナッツの産地であるタイ南部のココナッツミルク入りの濃厚なスープですが、トムヤムナムサイはココナッツミルクが入らない、タイ北部のあっさりスープです。
スリランカでは海老やイカは鶏肉より高いことが多いですが、同じ値段なのが嬉しい!
トムヤムナムコム、あるいはトムヤマナムサイに入れる面をパッタイ麺、春雨、ライスヌードルから選べます。これは楽しい!
タイカレーも海老がリーズナブルなのが嬉しいです。
タイ料理に詳しくありませんので、メニューを見ているだけで勉強になります。
Chu cheの名は、「赤くて辛くて煮立つほど熱くチューチー(Choo Chee)と音がするほど」が由来という話もあるそうですが、今日はやめておきます。
絶対うまそうなカンクン。
実食!
トムヤムクン+パッタイ麺(2,300ルピー)
トムヤムといえば、トムヤムクン(海老)のイメージがある上に、エビが高くなかったので、トッピングはクンをチョイス!
麺は最初に書かれていたパッタイ麺にしました。
コロンボの他のタイ料理屋さんに比べると、やはり美味しいです!スープが酸っぱすぎず、程よい酸味です。
メニューに載っている写真には、巨大で立派な海老が二つ見えますが、実際の海老はこちら。
まあ、この値段だったらあんな立派な海老なわけないよな~っと思って、想定通りです。写真映え狙っちゃうと、ひげの長い海老になっちゃいますよね。
取り皿のように出された小さなお椀は、エビの殻や繊維質のものをよけるのにちょうど良かったです。こういう使い方じゃないかもしれないですが。
レッドカレー(2300ルピー)+スティームライス(600ルピー)
ココナッツミルクのクリーミーなレッドカレーで美味しいです。
ライスはついていませんでしたので、追加でライスを頼んだら、すぐに持ってきてくれました。
パッタイ・チキン(1850ルピー)
具がたっぷりのパッタイ。パッタイというと麺が見えるイメージですが、たくさんの具の中に麺が隠れているようです。
マンゴーサラダ
砂糖がまぶされていて、サクサクとした食感と甘みで箸が進みます。
参考)
Colombo Gazette:Shangri-La Colombo toasts to five years of celebrating the colorful joys of life
Daily FT:Shangri-La Colombo celebrates 5th anniversary
Lifeonline:Dao’s Thai Kitchen
The Whinging Pome:Dao Sihanam: The Queen of Thai food in Sri Lanka
Daily FT:Son of a preacher man Paul Topping wins lifetime achievement award
Linkedin:Paul Topping
ヤマモリ:トムヤムのお話
やせっぽっちのソプラノのキッチン:エビのレッドカレー
ウィキペディア:パットガパオ
ウィキペディア:パネーン
「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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