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インド人が多く訪れるシーター姫が火に身を投じた場所「ディウルンウェラ寺院」

2023年4月12日

インド二大叙事詩の一つ「ラーマーヤナ」関連の史跡の中でも、重要な場所とされるディウルンウェラ寺院について紹介します。

ディウルンウェラ寺院とは?

ディウルンウェラ寺院はウェリマダ郊外にある寺院です。

シーター姫が自身の身の潔白を証明するべく、火に身を投じて、火の神アグニによって、その潔白が証明されたとされる場所と言われています。

インド人が多く訪れるため、入場料はインドルピーでも支払うことができます。

寺院内ツアー

入場料を払うと、チケットブースにいた人が寺院内を説明しながら案内してくれます。

まずは本殿に向かいます。

寺院スタッフさんによれば、仏教がスリランカに伝来する前から、ここはラーマーヤナに関連する場所として、大切にされていたそうです。

Ceylon Expeditionsのページには、この寺院はアヌラーダプラ時代のアッガボディ4世(在位673~689年)に仏教寺院として建設されたと書かれています。

堂内には、ラーマーヤナに関連する絵が描かれています。

ブッタの生涯に関する絵もあります。

仏像が安置された隣には、シヴァ神が安置されています。

本堂の裏側には、ハヌマーン像があります。

ハヌマーン像の横には、シーター姫の像が安置されたお堂があります。ゲームに出てきそうな大きな鍵で扉を開けます。

ラーマーヤナでは、ラーワナー王を倒したラーマ王は、ラーワナー王の元に長くいたシーター姫の貞操を疑います。

シーター姫は自身の身の潔白を証明するべく、ラーマの弟ラクシュマナに火を用意するように伝えます。

シーター姫は「私が純粋であれば、火は私を守ってくれるでしょう」と言って、炎の中に飛び込み、炎の中から火の神アグニが現れ、シーターは救いだされます。

壁で囲まれた仏塔が建っている場所が、シーター姫が炎に身を投じた場所だと言われているそうです。

敷地内には大きな仏塔もあります。

寺院内の鐘は、村の時報として毎朝、毎夕に鳴らされていたものだそうです。

また、寺院内で何か問題が起きたときにも鳴らされたそうです。

参考)
Lanka Pradeepa:Divurumwela Raja Maha Viharaya
Ceylon Expeditions:Divurumpola Temple Sri Lanka

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