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明治42年創業の行列のできる煎餅屋のスリランカカレー煎餅

2021年8月11日

明治42年(1909年)創業の川崎の煎餅屋さん「堂本」の大師巻は、その日の午前中に売り切れ、朝並んでも買えないこともあるとか。
しかも、予約は来年分まですでに完売という人気ぶり。

そんな長い歴史とヒット商品もある煎餅屋さんに「スリランカカレー味」の煎餅があります。

本記事では、堂本さんについて紹介していきます。

堂本は川崎大師ではなく、川崎駅にある

看板商品「大師巻」の名前から、明治時代に創業したお店が何軒か建っている川崎大師の仲見世通りにお店があるのかと思っていました。

堂本は店舗が2つあり、川崎駅ビルのアトレ内と、工場に併設された本店(川崎駅から徒歩15分ほど)があります。

元木本店の営業時間が9:00〜17:00
アトレ川崎店の営業時間が10:00〜21:00

大師巻は、「手造りの為、数に限りが有りますのでお並びの途中で完売となる事もございます。ご承知ください。」とウェブサイト及び店頭に注意書きがあります。

私は本店に16時過ぎにいきましたので、大師巻はありませんでしたが、スリランカカレー味はあり、その他にも美味しそうな煎餅が販売されていました。

お煎餅は和菓子や洋菓子に比べると、とても手頃な値段です。

大師巻3本入 138円(税込)
大師巻15本入 610円(税込)
大師巻の中味 237円(税込)
スリランカカレー煎餅140円(税込)
黒胡椒129円(税込)
など。

店内の撮影が禁止されているので、忘れてしまいましたが、あともう1つ2つ買おうか迷った味がありました。

大師巻は海苔を手で巻いた商品のようで数が限りがあるようです。
大師巻は塩味と醤油味があり、それぞれ中身だけの販売もされています。
中「味」という漢字はあえて使っているそうです。

アトレ店にもいきましたが、そちらも撮影が禁止されているのと、お客さんがいて撮影に適していませんでしたので撮影していません。

改札側からビルに入って階の奥にお店はあります。

川崎の堂本とは?

現社長は4代目の堂本典希さん。
副社長は息子の堂本正也さん。

初代・堂本六左衛門さんが福井県の武生から上京して煎餅づくりを学び、
明治42年(1909年)墨田区本所で米菓の製造販売を創業。

梅雨前線と2つの台風が重なった「明治43年の大水害」が起きたため、
1913年(大正2年)に八王子市八日町に移転。

1929年(昭和4年)、二代目・堂本三郎さんの兄が家を出て行方不明となり、大田区六郷に住んでいることを知った二代目・堂本三郎さんが一族を説得して、川崎へ移転。

1951年(昭和26年)、三代目・堂本清一さんが個人企業だった堂本を有限会社堂本商店として設立。

1954年(昭和29年)、だるま煎餅が「神奈川県指定銘菓」に。

1970年、株式会社化。

看板商品の大師巻は1970年台半ばに三代目・堂本清一さんが開発。
海苔を巻いた姿が僧侶の袈裟のようだったことと地元の川崎大師さまをかけて『大師巻』と命名。

2008年(平成20年)、四代目・堂本典子さんが川崎駅ビルに直営店を出店(現:堂本アトレ川崎店)。

2014年(平成26年)、大師巻が「神奈川県指定銘菓」に。

2019年(平成31年)、大師巻が「かながわの名産100選」に。

大師巻とは?

海苔を巻いた姿が僧侶の袈裟のようだったことと地元の川崎大師さまをかけて『大師巻』と名付けられたそうです。

今回は中味の塩を食べてみましたが、とても美味しいです。

そして、私は黒胡椒が好きなので、やはり黒胡椒味は選んで正解でした。
煎餅のコスパが高すぎて、庶民の味方感が半端ない!!

スリランカカレー味

4代目の娘さんがスリランカに嫁いだ縁で作った味だそうです。

明治 カールカレー味を思い出す味。

辛いことはありませんので、辛いものが苦手な方でも大丈夫な味です。

そして、なんといっても、お煎餅は手頃ですので、いくつか買われてお試しになるといいでしょう。

参照)

堂本 公式サイト
【シリーズ継往開来】堂本製菓株式会社
ウィキペディア:明治43年の大水害
スリランカカレーせんべい【堂本製菓】
来年分も既に完売のお煎餅!大人気の堂本大師巻

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