紅茶づくし!紅茶工場を改装したリゾートホテル「ヘリタンスティーファクトリー」
紅茶畑の中にある小高い丘に建つ紅茶工場を改装したホテル「ヘリタンス・ティー・ファクトリー(Heritance Tea Factory)」は、茶摘み体験・紅茶工場見学もできる、とてもユニークなホテルです。
ホテル敷地内に茶園とミニ工場があり、紅茶の生産プロセスを見ることもできれば、自分が摘んだ茶葉が含まれた前日に摘まれた茶から作った紅茶を翌日のチェックアウト時に渡してくれます。
ランチには茶摘みの時にとる芯芽と葉っぱの部分が添えてあるメニューが出され、目を楽しませてくれます。
ホテル館内には、工場で使われいたマシーンや当時の写真などが展示されたミニ博物館もあります。
本記事では、そんな紅茶尽くしのヘリタンス・ティー・ファクトリーについて紹介していきます。
目次
紅茶畑の中を走り抜けた先に見えてくるホテル
ホテルがあるのは、ヌワラエリヤから車で30~40分ほどの、紅茶畑の丘の上。
大通りからホテルがある茶畑に向かう細い道を入ると、そこには茶畑が広がっています。
茶畑が続く坂道を登っていくと視界が開け、丘の上に紅茶工場が見えます。
一度下り坂になり、ホテルのゲートをくぐると、坂を登り、そしてホテルに到着すると、こんな景色です。
丘の上のオープンテラス
ホテルの入口正面には、丘から茶畑や野菜の畑を見渡せるテラスがあります。
ヌワラエリヤは高地で涼しいため、日光がとても心地よいです。
このテラスから振り返ると、ホテルの全景が見えます。
外観も内装も紅茶工場そのもの
すでに紅茶工場を他の場所で見たことがある方は、この外観を見て、「紅茶工場だ!!」と思うことでしょう。
ホテルの入口には、紅茶工場の従業員のような制服を着たドアマンが扉を開けてくれます。
そして、中を入って見るとびっくり!
紅茶工場は3〜4階建ての吹き抜けで、天井が高いのが特徴的ですが、最初に目に飛び込んでくるのが、その吹き抜けです。
入口の右側には、生葉を入れたカゴ。
生葉を計量するスケール。
紅茶を使ったウェルカムドリンク
オーガニックティーを使ったアレンジティーのウェルカムドリンクが出してくれます。
仕事の電話が立て続けに入り、立ち上がってふらふら歩きながら話て席に戻ったら、ウェルカムドリンクが片付けられていて、そのまま部屋に案内されてしまいましたので、写真が撮れなかったことに加えて、一口も味わっておらず、感想が書けません 泣 今度行った際にしっかり取材したいと思います。
手動式エレベーター
客室に向かうには、イギリス時代の歴史を感じさせる手動式のエレベーターで上階に上がります。
二重になっている扉をしっかり閉めてから行き先のボタンを押します。
先に行き先の階のボタンを押してから扉を閉めても動きませんのでご注意ください。
(私はそのミスを繰り返して、ホテルスタッフさんが毎回手伝ってくれました。。。)
エレベーターが徐々に上昇していく様子が見られるのも、旧式のエレベーターのワクワクするところです。
客室階に着くと、抜き抜けからレセプションを見下ろせます。
そして、客室に向かう廊下では、イギリス式の矢印型の鉄柱が天井を支えている様子が見られます。
丘の上からの景色が楽しめる客室
客室に入ると、スリランカのホテルで定番のタオルを使った動物が迎えてくれます。
ホテルが丘の上にあり、さらに客室は上階にありますので、景色が綺麗です。
バスタブは窓脇に設置されていますので、緑に囲まれた景色を眺めながらお風呂に入ることができます。
周囲は茶畑のため、夜は真っ暗になってしまい、景色が楽しめませんので、暗くなる前に夕日で景色が変わっていく様子を眺めながら入るのがお勧めです!
客室に置いてある案内の紙も、紅茶尽くしステイの気分を高めてくれます。
客室には敷地内の茶園・ミニ茶工場から作ったオーガニックの紅茶がリーフで置かれています。
多くのホテルで客室に置かれている紅茶はティーパックですが、こちらでは新鮮な紅茶が飲めます!
先ほど、ウェルカムドリンクを飲み損ねましたので、客室で早速、紅茶を飲んでリラックス!!
茶の芯芽と葉っぱが添えられたランチ
朝食と夕食はビッフェですが、ランチはコースです。
ヌワラエリヤはコロニアル建築の立派でお洒落なホテルが多い一方で、レストランは少ないため、食事は滞在するホテルで楽しむのがスタンダードです。
さらに、このホテルは町から離れており、ホテルの周囲は歩くのも楽しいので、移動せずに3食付きでこのロケーションを味わい尽くすステイがお勧めです。
ランチは茶の芯芽と葉が添えられていて、紅茶尽くしのホテルにやってきた気分を高めてくれます。
到着した日に茶摘みを体験すると、翌日のチェックアウト時に昨晩に作った紅茶をお土産に渡してくれますので、ランチをするのは到着日がお勧めです!
アフタヌーンティーを頼むと、各プレートが紅茶尽くしの内容のようですので、ランチなしで遅めに到着して、ランチ代わりにアフタヌーンティーでいいかもしれません。
3食+アフタヌーンティーは分量が多すぎるので、体的に辛いと思います。
茶摘み・工場見学・テイスティングツアー
このホテルならではの無料オプションツアーです。
1日に何回も開催されていますので、タイムスケジュールを見て、希望する時間を選んで参加できます。
絶対に参加するべき内容ですので、このツアーの予定を先に決めて、それからホテル滞在をどうするかを考えるのがいいでしょう。
まずは、ホテルの入口からすぐにところにあるミニ紅茶工場に移動して、茶葉を入れる籠、伝統衣装(女性はサリー、男性はサロン)を借りて、服の上に着ます。
ミニ紅茶工場の周囲は茶畑になっていますので、早速、茶摘みにチャレンジ!!
額に紐を引っ掛けた籠に茶葉を投げ入れていきます。
間違ったやり方で摘んでいないか、あまりたくさん摘んでいいものなのか分からず、遠慮がちに摘みましたが、摘んだ茶葉から実際に工場で紅茶を作っており、あまり気にせず、ガンガン摘んで良いようです。
ある程度溜まったら(気が済んだら)、ミニ紅茶工場に移動します。
まず、自分で詰んで茶葉を茶葉を乾燥させるドライヤーの中に入れます。
“ミニ”紅茶工場という名の通り、大きな紅茶工場で見られる紅茶の各製造プロセスにあるマシーン類が見られますが、どれもミニサイズです。
ミニサイズなので、近寄ることもできますし、私が参加した時間帯は参加者は私一人でしたので、質問をすると、丁寧に教えてくれます。
製造プロセスを見た後は、紅茶のテイスティングです。
グリーンティー、フレーバー・ペコー、ペコー、ブロークン・オレンジ・ペコーなどのテイスティングをして、説明を聞きます。
借りた伝統衣装を返却して、ツアーは終了です!
ホテルの敷地内にあるので、歩いてすぐのところにあるにも関わらず、茶摘み・紅茶工場の見学ができてしまうのは、かなり贅沢です。
イングリッシュガーデンを歩く
ホテルの敷地内には、綺麗に整えられたイングリッシュ・ガーデンがあります。
季節の花が咲いていたりします。
わんこが可愛い
イングリッシュガーデンと反対側の、ホテルの裏側にいくと、犬たちがいました。
わんこが眺める先に、茶畑が広がっています。
明日の朝、散歩することに決めました。
ホテル館内のミニ紅茶博物館を散策する
ホテルの一階には写真やプレートが飾られ、セイロンティーの父「ジェームス・テイラー」についても紹介されています。
ティーバーがあり、伝統のヤーラティーを注文することもできます。
アフタヌーンティーは、ティーバーがある席で楽しむこともできれば、入口正面の外のテラスで楽しむこともできます。
地下に降りると、紅茶工場で使われていた大きなマシーンが置いてあり、紅茶工場だった時代の古写真、当時の歴史について紹介する写真が並べられていて、ミニ博物館となっています。
茶葉を使ったスパメニュー
地下のミニ博物館の奥までいくと、ジムがあり、さらに奥に行くとスパがあります。
こちらでは、茶葉を使ったスパメニューもあります。
紅茶尽くしを体験されたい方は是非、スパもお試しあれ!
ディナーはビュッフェ
ヌワラエリヤのホテルの多くは、日が落ちると暖炉に火が灯されます。
紅茶工場で働く人たちの格好をしたホテルスタッフさんたちが、レストランの入口に並び、歓迎してくれます。
レストランの奥にはバーもあります。
歴史を感じさせる看板が気分を高めてくれます。
周囲の村を歩く
朝食前、あるいは朝食後の散歩もお勧めです。
ホテルの周囲は茶畑ですので、茶畑の絶景をまずはご覧ください。
ホテルの周囲には茶畑だけではなく、村人が野菜を育てている畑もあります。
とても長閑かで、散歩にもってこいです。
丘の下から女の子が「ハロー!ハロー!!カム・ヒアー!!」と手を振っているので、とぼとぼ歩いていきました。
到着したら、男の子も出てきて、二人で「ハロー!」と迎えてくれましたが、それで満足したのか、家の中に隠れていきました。
こういう村の人たちとの触れ合いはとても楽しいです。
ヌワラエリヤは畑で働いている人たちが暮らしている家が近くにあることも多く、覗きにいくと歓迎してくださいます。
あまりお邪魔してもいけないかな〜とも思いますが、違うヌワラエリヤのホテルに泊まった際は、大きなスピーカーで家の中で子どもたちが踊り倒していたので、一緒になって踊ったら、お母さん・お父さんが飲み物やお菓子を出してくださいました。
スリランカらしい対応だな〜と良い時間が過ごせました。
朝食もビュッフェ
朝食で食べたドーサイ!
茶園で働いている方はインド・タミルの人たちが多いので、タミル料理を選びました。
紅茶かコーヒーかを尋ねられ、ひたすら紅茶を飲みましたので、試しにコーヒーを頼みましたが、あまり美味しくありませんでした。。。
このホテルでは、紅茶を楽しんでください!
ヘリタンスティーファクトリーを予約する
ヘリタンスティーファクトリーはBooking.comから予約が可能です。
Booking.comのヘリタンスティーファクトのページはこちらです。
まとめ
写真では取り上げいないホテルの様子をまとめた動画をYoutubeにアップしていますので、そちらもご覧ください。
「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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