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スリランカで採れる宝石の主な種類、購入時の注意点

2019年10月07日

宝石の国スリランカ。
世界遺産やアーユルヴェーダなど近年注目されているスリランカですが、この国は古くから宝石の名産地としてその名が知られていました。

最大都市コロンボの街中には、多くのジュエリーショップが軒を連ねます。
宝石は安い買い物ではありませんし、稀ではありますが、偽物を売っているお店や価格が適切でないお店も存在します。
そこで今回は、スリランカへ旅行する前に知っておきたい宝石の種類や買う際の注意点までご紹介します。

スリランカで採れる主な宝石の種類

スリランカではサファイアやルビーをはじめとして、高品質の多種多様な宝石が産出されます。

また、イギリスのチャールズ皇太子がダイアナ妃に、そして、ウィリアム王子がキャサリン妃に贈った宝石はスリランカ産のブルーサファイアだと言われています。
イギリス王室の贈り物にも採用されるほど、スリランカの宝石は価値が高いことが分かります。
ここでは、そんなスリランカで産出される主な宝石についてご紹介します。

モース硬度

鉱物の硬さの尺度の一つに「モース硬度」があります。
硬さを1から10までに分けていて、一番硬いダイヤモンドが10とされます。

定義が色々とありますが、一般的にはモース硬度が7.5以上のものを貴石(precious stone)といい、7.5未満のものを、半貴石(semi precious stone)と言われます。
モース硬度が高いものの方が一般的には希少性が高く、値段も高くなります。

ダイヤモンドには4Cという品質を評価する国際基準があり、4Cは色(Color)、透明度(Clarity)、重さ(Carat)、研磨(Cut)の4点で評価します。
ダイヤモンド以外の宝石にはこれは当てはまらないとされますが、ブルーサファイアにも色の薄い、濃いものがあり、最も高い値段がつきやすい色合いのものはあるようです。

お店を数軒回ると分かりますが、透明度、重さ、カットの綺麗さも勘案されているように思います。
ブルーサファイア以外の宝石も同様です。
明確な基準がないため、値段に惑わすれず、自分が良いと思うもの、気に入ったものや、似合うものを選ぶのが良いでしょう。
以下、スリランカで採掘される主な宝石をモース硬度が高い順にご紹介していきます。

サファイア

サファイアは世界四大宝石の一つであり、スリランカを代表する宝石です。
語源は青色を意味するラテン語の「sapphirus」、ギリシャ語の「sappheiros」とされています。
語源の通り、青色が代表的な色であり、スリランカの「ブルーサファイア」は世界に名高く、高く評価されています。

青色以外にも、イエローサファイア、レッドサファイア、グリーンサファイア、ピンクサファイアなど様々なカラーバリエーションがあります(赤色はルビーと別名称で呼ばれます)。
スリランカで採れるサファイアは、紫がかった深い青が美しい点が特徴です。
なかには、光を当てると星の形のように6つの光の筋を生ずるものがあり(スター効果)、これはスターサファイアと呼ばれ、希少価値があります。

サファイアは9月の誕生石です。
サファイアのモース硬度は9です。

ルビー

ルビーは世界四大宝石の一つです。
ダイヤモンドの次に硬い「コランダム」という鉱物で、色が赤いものを「ルビー」、それ以外の色のものを全て「サファイア」 と呼びます。
和名を紅玉といいます。
深い赤が特徴の宝石です。

カラーが豊富なサファイアに対して、ルビーは赤色のみのため、希少性がサファイアより高くなっています。
ルビーの産地として名高いのミャンマーで、「ピジョン・ブラッド」と呼ばれます。

スリランカ産のルビーは色が淡く、「チェリーピンク」と呼ばれます。
しかし、実際スリランカではルビーを産出されることは稀で、ルビーのほとんどは輸入品か、ピンクサファイアに近いものも、ルビーとしてお店に並んでいます。

ルビーは9月の誕生石です。
ルビーのモース硬度は9です。

キャッツアイ

キャッツアイの語源は、光を当てたときに真ん中あたりに猫の目のような光の線が見えることから。
和名は猫目石といいます。

実は、本来キャッツアイとは光を当てたときに線が現れる現象の名前を指し、キャッツアイと呼ばれている石の本来の名前はクリソベリルと言います。
ですので、キャッツアイ現象が現れる宝石は他にも50種類以上あると言われています。

キャッツアイは採掘量が少なく、宝石の中でも特に希少価値の高い宝石です。
スリランカでは、過去原石で700カラットのキャッツアイが採掘され、ライオンの目と呼ばれました。
また、キャッツアイはスリランカの国石としても指定されています。
キャッツアイのモース硬度は8.5です。

アレキサンドライト

不動の世界四大宝石にもう一つの宝石を加えた「世界五大宝石」が地域ごとにありますが、その5つ目の宝石として挙げられるほどに希少価値が高い宝石がアレキサンドライトです。
アレキサンドライトは、太陽光下では青緑、人工光の下では赤色に変色するという珍しい性質を持っています。

アレキサンドライトは6月の誕生石です。
アレキサンドライトのモース硬度は8.5です。

トパーズ

語源はギリシャ語で「探し求める」を意味する「topazos」、あるいはサンスクリット語で「火」を意味する「tapas」であると言われています。
和名は黄玉と言います。

古代にスリランカからギリシャやエジプトに輸出されていたという記録が残っているとも言われています。トパーズは、加熱処理などの加工で色が変わるため、ブルー、イエロー、レッド、ブラウンなど様々な色があります。
その中でも代表的なのはブルートパーズです。

トパーズは11月の誕生石です。
トパーズのモース硬度は8です。

アクアマリン

名前の由来はラテン語の海水を意味する「Aqua Marina」とされています。
こちらもトパーズと同じく、手の届きやすい宝石です。
原石は薄く緑や黄色がかったものが多いですが、加熱処理すると色が変わり、透き通る青が美しい宝石です。

アクアマリンは3月の誕生石です。
アクアマリンのモース硬度は7.5〜8です。

スピネル

名称はラテン語で棘を意味する「spina」に由来するとされています。
スピネルも様々な色がありますが、中でもレッドスピネルはルビーとよく混同されていました。
スピネルには、キャッツアイ効果、日光下と白熱光下で異なる色が見られる変色効果、カットの方法によって星のような光が現れるスター効果が見られるものがあります。

スピネルは8月の誕生日石です。
スピネルのモース硬度は7.5〜8です。

アメシスト

アメシストは紫色の水晶です。
名前の由来は、ギリシア語で「酔わせない」を意味する「amethustos」に由来します。
和名は紫水晶(むらさきすいしょう)といいます。

光によって色が変わる変色 効果を持つものもあります。
また、日光に当てておくと色が落ちてしまいますので保管には注意する必要があります。

アメシストは2月の誕生石です。
アメシストのモース硬度は7です。

トルマリン

名前の由来はスリランカのシンハラ語の「thoramalli」からきているとされています。
結晶を熱すると電気を帯びるため、和名を電気石といいます。
無色、紫色、青色、緑色、黄色、赤色、褐色、ピンクなど様々な色の種類があります。

トルマリンは10月の誕生石です。
トルマリンのモース硬度は7〜7.5です。

ガーネット

名前はラテン語で「種子」を意味する「granatus」に由来するとされます。
和名はざくろのような色をしているため、「ざくろ石」といいます。
ガーネットも、変色効果が見られるものがあります。

ガーネットは1月の誕生石です。
ガーネットのモース硬度は6.5〜7.5です。

ムーンストーン

表面が青白く光り(シラー効果)、月の光のように見えることから「ムーンストーン(和名は月長石)」と呼ばれます。
ムーンストーンは半透明の宝石ですが、稀に透明なものがあり、大変高い価値が付けられています。
スリランカで稀に見つかる青色のシラー効果が見られるものを「ブルームーンストーン」と呼び、高く評価されています。

ムーンストーンは6月の誕生石です。
ムーンストーンのモース硬度は6〜6.5です。

ヒッカドゥワ郊外のムーンストーンの採掘地ミーティヤゴダ

スリランカで宝石を買う際の注意点

いざ、スリランカで宝石を買うのは不安なところ。
事実、スリランカのジュエリーショップでは、ぼったくりや偽物を売るお店も一部存在します。
ここでは、買った後に後悔しないように注意すべき点をご紹介します。

予算を決めておく

どれくらいの価格帯の宝石を買うのか、予算を決めておくと安心です。

宝石といっても、価格帯はかなり広く、数千円~、1万円~、10万円~、100万円~などと、大きさや純度などによって価格はかなり異なります。
またダイヤモンド以外の宝石には明確な価値基準が存在せず、価値は石一つ一つ異なります。

また、買い方にも種類があり、宝石のみを買う方法(ネックレスやリングなどジュエリーに加工されていない状態)と、既にジュエリーとなっている宝石を買う方法があります。
宝石のみを買う方法とは、違うお店でジュエリーにしてもらったり、日本で持ち帰ってジュエリーにしてもらう方法です。
同じ宝石でも、2つの買い方でかかる費用は異なりますので、どの方法で買ったにせよ、どれだけの予算をかけるのか決めておく必要があります。

あらかじめ予算を決めておくと、いざ宝石店で欲が出たり、高い宝石を勧められたりしても、自制することができます。
参考までに、1~3万円の手頃な価格帯の宝石を購入する方が多いです。

何軒かまわって相場を把握しておく

残念ながら、スリランカのジュエリーショップでは、ぼったくろうとするお店が一部存在するのも事実。
そのため、同じ大きさ、種類の宝石でも何軒かまわって相場を把握しましょう。
相場を把握しておくことで、適正価格が分かります。

また、ほとんどのお店で値引き交渉が可能です。
相場を把握した上で値引き交渉すると、交渉の結果が大きく変わります。
素人には、宝石が偽物か本物かを判別することは極めて難しいです。


相場を把握しておくと、異常に安い価格や異常に高い価格が分かるので、それらを避けることで偽物やぼったくりにあう確率は下がるでしょう。
不安であれば、有名店で信頼できるお店で購入する方が安心ですね。

日数に余裕を持って購入する

日数に余裕を持って購入することも重要です。
旅行の最終日などに焦って購入すると、相場が分からないため、法外な値段で買ってしまったと後で後悔する原因になります。
自分が欲しいデザインではなかったと後悔する場合もあるでしょう。

そうならないためにも、旅行日数に余裕を持って購入を検討すると良いでしょう。
道ばたで宝石商に声をかけられる場合もありますが、ほとんどはぼったくろうとして声をかけてくる人です。
日数が余裕がないと、そうしたケースに捕まりやすくなりますので、注意しましょう。

最後に

今回は、スリランカの宝石に興味がある方に向けて、スリランカで採掘される有名な宝石の種類、買う際の注意点までご紹介しました。
スリランカで宝石の購入を考えられている方は、納得のいくまで宝石探しを楽しんで、満足できる宝石を購入するようにしましょう。

 

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