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シーギリヤの森に泊まるエコリトリート「ジャングル・ハイダウェイ・ピドゥランガラ」

2022年5月29日

スリランカに8つのネイチャーリゾートを展開するバックオブビヨンドがピドゥランガラの森の中で運営する「ジャングル・ハイダウェイ・ピドゥランガラ(Jungle Hideway Pidurangala」では、森に囲まれた滞在が楽しめます。

本記事では、運営会社のバック・オブ・ビヨンドと、シーギリヤロックの隣に聳えるピドゥランガラの麓の森にあるエコリトリートについて紹介します。

エコツーリズム事業のバックオブビヨンドとは?

創業者ヨハン・ウィーラスリヤさん

バック・オブ・ビヨンド(Back of Beyond)は、イギリス植民地時代に創業したコングロマリット「ヘイリーズ・グループ(Hayleys Group)」の廃水の浄化や管理を行う公害対策会社ピュリタス(Puritas)のディレクターであった、ヨハン・ウィーラスリヤ(Yohan Weerasuriya)氏が創業した会社です。

ヨハンさんの父親は、野生動物を撮影する写真家で、そんな父親とともにヨハンさんは幼い頃から自然や野生動物に親しんできたといいます。

ヨハンさんはアメリカ留学後にヘイリーズ・グループに入社。
エコツーリズム事業を立ち上げるために、会社を退職して2007年に創業したのがネイチャーリゾートを経営するバック・オブ・ビヨンドです。

ヨハンさんは環境保護団体FEO(Federation of Environmental Organizations)の代表も務めています。

参考)
Federation of Environmental Organizations:Yohan Weerasuriya

 

バック・オブ・ビヨンドの特徴

バック・オブ・ビヨンド(僻地、人里離れた所)は、その名の通り、シーギリヤやヤーラなどの森の中に、ロッジ、ツリーハウス、バンガロー、キャンプサイトなどを運営しています。

バック・オブ・ビヨンドの特徴は、リトリートの開発を始める前に、その土地、水環境、植物、鳥、動物の生態を学ぶことから始めていることです。

その土地の生態系をできるだけ壊さないよう、ロッジを建てる際もなるべく整地せずに済む場所を探して建設しているそうです。

1エーカー(4046.86㎡)に1部屋以下という基準を設けているのもユニークです。

建設時の職人やリトリートの運営スタッフも地元の人を雇用し、地元の材料を使った伝統的な建築手法で行っているそうです。

太陽光による自家発電を行なっていて、デヒガハエラとヤーラのリトリートでは施設内の電気は完全に自家発電で賄っているといういいます。

カハンダモダラのリトリートでは、消費電力よりも多く発電し、余剰電力を販売しています。

通気性を良くした宿泊施設の多くはエアコンを設置していません。 

また、必要に応じて、雨水を貯める池を造るなど、野生生物の生息地を再生する取り組みもしています。

野生動物も生息する森に滞在するため、食べ物を外に放置しない、動物の活動時間の夜間などに外に出ないなどの注意事項がリトリートスタッフからアドバイスされます。

豊かな自然を楽しむためのサファリツアー、ネイチャーツアーは地元のガイド、オペレーターを起用しているそうですが、エレファントライドには反対しているそうです。

参考)
Back of Beyondオフィシャルサイト

ロケーション

シーギリヤロックの北側に聳えるピドゥランガラロックの麓の森「クルル・ウヤナ」にあります。
クルルとは鳥、ウヤナは庭園を意味し、「野鳥たちの森」といったところでしょうか。

ピドゥランガラロックの入口まで400メートルととても近く、その途中にはピドゥランガラ遺跡があります。

ピドゥランガラロックは朝日と夕日のスポットですので、すぐ近くにあるため、朝日を見る場合は立地としてはこれ以上ない場所です。
朝、ドライバーさんが迎えにきてくれるのか?と心配することもありません。

ただ、暗いうちは野生の象が出る可能性があり、注意する必要があります。
また、朝に雨が降ってしまうこともありますので、その場合は雨が止むのを待ってから登ります。

舗装されたシーギリヤ・ロードから未舗装のテンプル・ロードに入り、さらに木々に覆われたエントランスを入っていくと、そこに、ジャングル・ハイダウェイ(森の隠れ家)があります。

ラウンジとダイニング

エントランスを進んでいくと駐車場があり、その先にラウンジとダイニングがあるメインビルディングがあります。

ラウンジには小さなライブラリーもあります。

食事は朝、昼、晩と注文すれば、こちらで頂くことができます。
ただ、準備が必要なため、少し前もって伝えておく必要があります。

朝食

 

ランチ

食事メニューは簡単なウエスタンメニューもありますが、基本はスリランカ料理です。

ピドゥランガラロックで朝日を見る場合は、どのホテルに泊まっても下山して帰ってきてから朝食を食べるスケジュールになります。

ジャングル・ハイダウェイの場合は、朝日を見て20-30分頂上でゆったり過ごして戻ってきても朝7時前です。
シャワーを浴びて、ご飯ができるまで、二度寝するのも結構気持ちいいです。

ランチは、ピクニックボックスをリクエストすることもできます。

リカーライセンスがないため、アルコールメニューはありません。
お酒を飲みたい場合は自分で持ち込むか、アルコールを提供しているお店に行く必要があります。

食事は丁寧つくってくれますが、メニューの種類は充実していませんので、夕食はシーギリヤ・ロードのレストランが並んでいるエリアで食べるのもいいでしょう。
私たちは、岩見荘のさち子さん、ニッサンカさんにオススメのレストランに連れて行っていただきました。

レストランがあるエリアから少し離れていて、夜になる象が出ることもあるため、移動手段を手配してもらって移動しないといけないので、夕食をリトリートで済ませて、虫の音が心地良い環境でゆったり過ごすのもオススメです。

基本的にネットは繋がりにくく、ラウンジ・ダイニングエリアには弱いwifiが飛んでいました。
せっかくの大自然の中でのステイですので、ネットや電子デバイスを使うのは最低限にするのがオススメです。

客室

客室はツリーハウス、コテージ、ファミリーorグループ利用のバンガローの3タイプあります。

メインビルディングの奥は客室が森の中に点々とあり、森の中の道を歩いて客室に向かいます。

ウェラング・バンガロー

最初に見えてくるのは、グループやファミリー仕様のバンガローです。
ウェラングとは、コブラ科の蛇マルオアマガサのことです。
怖い名前ですが、マルオアマガサは人を襲った事例はほとんど報告されていない臆病な蛇だそうです。

参考)
ウィキペディア:マルオアマガサ

ウィーラスリヤ・コテージ

メインビルディングを出て、まず見えてくるのはコテージです。

ウィーラスリヤはオーナーのファミリーネームです。

コテージは一階部分が壁のないラウンジになっています。
バスルームは壁がありますが、屋根のない半屋外になっています。

ベットルームは壁と屋根のある通常の部屋になっています。

ミッラ・ツリー・ハウス

このリトリートで特徴的のはツリーハウスの客室でしょう。
ミッラとは、シソ科の木のことです。

参考)
Wikipedia:Vitex_altissima

手前の扉を入るバスルームになっています。

半屋外のシャワールームはスリランカでは他にもよく見かけます。
シャワールームだけが屋外で、洗面台とトレイは仕切られて屋内になっているところもありますが、ここはシャワールームと繋がっているため、だいぶオープンです!

一階奥には椅子とテーブルがあり、屋外にブランコがあります。

2階がベットルームになっています。

ベットには蚊帳が付いていますので、蚊に刺されて眠れないということはありませんでした。
虫除けスプレーをスタッフさんが貸してくれますので、スプレーもしておきます。

壁がないので、開放感が抜群です。

ベットの左側にチラッと冷蔵庫が写っています。
冷蔵庫は猿が開けられないように鍵が掛けられるようになっています。

ツリーハウスは、1階も2階も基本的に壁がないため、食べ物を置いておくと猿が来てしまうので、持ち物や食べ物は鍵を閉めてスーツケースに入れるか冷蔵庫に入れます。

キャンディやダンブッラのホテルでも、窓を開けていると猿が入ってきてしまうので、窓を閉まるか、窓を開けるときは果物などの食べ物は閉まってください!という注意書きがよくありますが、常に窓がフルオープン状態以上に開放的なので気をつけましょう。

ベットの左右のコンセントがあるので、充電は十分にできます。

手前のベットの方が枕の後ろに壁もなく、より開放的です・

このベットの奥にテーブルと椅子があります。

紅茶はここで飲むといい感じです。

ここから外を見ると、ブランコが見えます。

ブランコ側からツリーハウスを見ると、以下のような感じです。

熱帯のジャングルにあるからこその環境で、こちらのツリーハウスには2回泊まったことがありますが、2回とも夜に雨が降りましたが、シーツを被れば寒くはありませんでした。

参考)
Back of Beyond:Jungle Hideway Pidurangala

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