スリランカの食事は安全?注意点と安心して楽しむためのポイント&代表料理まとめ
スリランカは食の宝庫

海外旅行に行くとなると、気になるのが現地の食事事情。
観光の楽しみとして「食」を重視する方も多いのではないでしょうか。
スリランカには、カラフルなフルーツや野菜、島国ならではのシーフード、そして多彩なスパイス料理など、味わっておきたい食文化が数多くあります。
一方で、初めて訪れる国となると、
「食事は安全?」「お腹を壊さない?」と不安に感じる方も少なくありません。
実際のところ、スリランカの食事はポイントを押さえれば過度に心配する必要はなく、多くの旅行者が問題なく楽しんでいます。
大切なのは、「何を避けるか」ではなく、「どう選ぶか」を知ることです。
※本記事は2018年公開の記事を、2025年現在のスリランカの実情に合わせて内容を更新しています。
スリランカの食事は安全?

スリランカの食事環境は、日本と同じ感覚で考えると戸惑う場面もありますが、レストランやホテルを選び、いくつかの注意点を意識すれば、基本的には安心して食事を楽しめます。
特に、飲み水の扱いや生野菜、スパイスの量などは、事前に知っておくことでトラブルを防ぎやすくなります。
ここからは、スリランカで食事を楽しむために知っておきたい現実的な注意点をまとめてご紹介します。
【注意点①】水道水は「そのまま飲まない」が基本
スリランカでは、現地の人も水道水をそのまま飲むことはあまりなく、多くの場合は浄水器を通した水や一度煮沸した水、ボトルウォーターを利用しています。
旅行の際は飲料水としてはミネラルウォーターを選ぶのが基本と考えておくと安心です。
飲み物に入った氷については、屋台や露店、ローカルの人しかいないような店では避けたほうが無難ですが、レストランやホテルで提供されるものは、浄水された水を使用していることが多く、通常は問題ありません。
また、一度煮沸された水であれば安全性は高く、レストランで出てくる温かいスープや紅茶などは気にせず飲んで大丈夫です。
また、水道水を使った日常的な行為についても、過度に心配する必要はありません。
水道水で歯を磨いたり、シャワーの際に少量の水が口に入ってしまっても、健康に影響が出ることはほとんどありません。
スリランカで暮らし始めて2年半ほど、自宅アパートやスリランカ人ファミリーの家、ホテル、安宿でも水道水で歯を磨いていますが、問題ありません。
【注意点②】生野菜は「お店を選んで」食べること
スリランカでは、生野菜そのものが必ずしも危険というわけではありませんが、提供する店の衛生管理によって安全性に差があります。
そのため、生野菜を食べる際はお店選びが重要です。
ホテルや観光客向けのレストランでは、サラダなどの生野菜も基本的に問題ありません。
一方で、ローカル食堂や露店などは野菜そのものが新鮮でなかったり、調理スタッフが手袋のまま調理以外の作業もする等、お腹を壊す原因になることがあります。
また、あまりお客さんの入っていないレストランでも、食材の回転が遅くなることもあるため注意が必要です。
不安な場合は、しっかり加熱されているメニューを選ぶと、より安心して食事を楽しめるでしょう。
【注意点③】食べすぎるとスパイスで胃もたれに
スリランカに限った話ではありませんが、旅行中だからといって食べすぎには気をつけましょう。
スリランカの食事には、日本では使われていないスパイスが多く含まれています。
また、ライス&カレー1人前は日本人にとって2人前、時に3人前ほどあるのが通常です。(おしゃれカフェなどでは少し多めの1人前程度)
適度な量を食べてコンディションを保ち、食事を楽しんでください。
【注意点④】マナーを守って食事
スリランカは手食文化ですが、観光客にはどんなローカルレストランでもスプーン・フォークを出してくれます。最初に出てこなくても、頼めばもらえます。
無理に手で食べる必要はありませんが、もしも、スリランカ人と一緒に食事をする機会があったなら、スリランカ式に手で食べるときっと盛り上がることでしょう。
食事を口に運ぶ際は右手の親指以外の4本指を使い、口元まで持ってきたら親指で押し出すようにして食べましょう。スリランカでは左手を使って食事をするのはタブーとされています。
また、ほとんどのレストランには必ず、トイレとは別に食事の前後に使う手洗い場が設けられています。ウェットティッシュがあると便利ですが、なくても安心です。
スリランカの代表的な食事
スリランカの食事の安全性を理解したところで、代表的な食事の数々をご紹介します。
スリランカの食事は、豊富な食材を多種多様なスパイスで煮込んだ、辛い好きにはもってこいの絶品の数々。
もし辛いものが苦手な場合は、何人かで分け合うなどすると良いでしょう。
辛くても日本人の口にあうものがほとんどなので、一口だけでもトライしてみることをおすすめします。
スリランカのど定番【ライス&カリー】

スリランカ人が毎日食べる「Rice and Curry」。
大盛りのご飯とともに、豆カレーや魚カレー、肉カレーなどと、おかずのようにカレーが並びます。
レストランで注文する場合、メインとなる お肉/魚/エビ/玉子 などタンパク質のカレーを一つ選び、周りに豆や野菜のカレーが数種類セットでついてくるのが基本です。
黄色いカレーはココナッツミルクが入り、辛さの原因であるチリが少ないため、辛さリスクは低いです。ダール(豆)カレーや野菜のカレーから選びましょう。
ローカル店に行くと日本人にとっては辛すぎることもありますが、観光客の多いレストランなどでは辛さは比較的抑えめになっています。とはいえ苦手な方にはそれでも辛いので、とにかく黄色いカレーをチョイスしましょう。もしくは「辛いのは苦手、ノースパイシー!」と伝えると、辛さ控えめのメニューを教えてくれます。
また、忘れてはならない Rice & Curry を食べるときのコツは、全部を混ぜながら食べること。
1種類ずつ食べるよりも、しっかり混ぜたほうが味わい深くおいしいです。
種類が豊富にあるので自分のチョイス次第で、飽きずに食べられるはずです。
色々なお店や種類を試して、自分のお気に入りの組み合わせを見つけてみても良いかもしれません。
食感がくせになる【コットゥ】

Kottu(コットゥ)は、ロティという小麦粉とココナッツを混ぜて焼いたものを刻んで、野菜や肉と炒めた料理です。
コットゥはボリューミーでチキンや野菜が多く入っており、主食になれる野菜炒めなんて表現がぴったり。
麺類ともナンとも米とも似つかない、くせになる食感。
具材の味が染み込んだ風味と、調味料のスパイシーな香りが食欲をそそります。
スリランカの代表的なスイーツ
スリランカの食事は、辛いものばかりだと思ったら大間違い。
甘いものはとことん甘く、スリランカならではのスイーツも多いのです。
ココナッツを使った南国ならではのものから、さっぱりとした口当たりのものまで。
スリランカにきたら一度は食べたい、とっておきのスイーツをご紹介します。
甘党にはたまらない【ワタラッパン】

Vatarappan(ワタラッパン)は、ココナッツとジャガリー(黒糖のようなお砂糖)、カルダモンやナツメグなどのスパイス類で作られたスリランカ流プリン。
大変甘く途中で食べ飽きてしまう人も多いですが、甘党にはたまらない逸品です。
口馴染みのあるなめらかプリンとは違い、濃厚な舌触り。
スリランカではポピュラーな割に、日本で見かけることはほとんどないので、観光の際はぜひ食べてみてください。
食事の後にさっぱり【カード】

Curd(カード)は水牛のヨーグルトで、南アジアで親しまれているスイーツ。
レストランでは「Kiri pani」(シンハラ語でヨーグルトと黒蜜)と、メニューに書かれていることが多いです。
ヨーグルトといっても侮ることなかれ。
カードはクリームチーズとヨーグルトの中間のような、ずっしりとした味わいです。
ほのかに酸味があり、蜜をかけて食べるとおいしさが一層引き立ちます。
スリランカの代表的な飲み物
スリランカの飲み物といえばセイロンティー。
セイロンティーはスリランカで毎日味わいたい、マストドリンクです。
しかしスリランカにはセイロンティー以外にも、日本ではみられない飲み物がたくさん。
セイロンティーをはじめとする、スリランカの食事を彩る飲み物をご紹介します。
言わずと知れた【セイロンティー】

セイロンとは植民地時代のスリランカの名称。
つまりセイロンティーは、スリランカの紅茶全般を指します。
茶葉の種類からブランド、飲み方も多種多様。
紅茶大国というだけあり、ほとんどのレストランやカフェでセイロンティーを楽しめます。
スリランカ人がよく飲む紅茶の飲み方に、「キリテー」というものがあります。
多めの粉ミルクと砂糖を入れたいわゆるミルクティー。
キリテーが飲みたいとスリランカ人に伝えると、喜んで淹れてくれるはずです。
ちなみに、インドと同じくチャイのイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、もともとスリランカではなじみのあるものではありません。
ビールはこれ一択【ライオンビール】

スリランカ国旗にも描かれている、ライオンをモチーフにしたこちらのビール。
さっぱりとしていて飲みやすく、ほんのり甘みもあるため、女性にもおすすめです。
スパイシーなスリランカの食事のお供にぴったり。アルコール度数は4.8%です。
ベーシックなラガーの他に、他ブランドに比べてマイルドだと定評のあるスタウト、8.8%のストロング、4.2%で口当たりもライトなライオンアイスもあります。
スリランカに来たなら、ぜひ試してみてください。
ココナッツのミツからつくる蒸留酒【アラック】
スリランカならではのお酒を飲んでみたいという方には、アラックを試してほしいところ。
ウイスキーにも似ていますが、少し甘みがあり女性にも飲みやすいお酒です。
濃度はだいたい30%と高く、ローカルの方はほぼストレートで、もしくはスプライトで割って飲まれることが多いです。
バーなどではアラックを使ったカクテルも楽しめますよ。
スリランカ旅行中、アラックに挑戦してみてはいかがでしょう!
スリランカならではの食事を安全に楽しもう

心温かい素朴な人々が、大自然で育まれた食材で作るスリランカの食事。
定番のものから少し変わったものまで。
きちんと注意点を理解していれば、スリランカ旅行を華やかに彩ってくれるでしょう。
関連記事はこちらから>>>
実は、スリランカにはいたるところにパン屋があります!日本のパンとは一味違う味わいはこちらから
スリランカカレーについて知りたい方はこちら!
カレー以外のスリランカ料理はこちらから!
東京都内在住大学生。世界各国をバックパックで周る中、スリランカの虜になる。自然満喫→夕方にスパを繰り返し、現金0で帰国。
# 関連キーワード
新着記事
-
コロンボの最新カフェ7選|2025年以降オープンの注目店【2026年版...
コロンボではここ数年、おしゃれなカフェが急増しています。特に2025年は新規オープンが相次ぎ、短期間で選択肢が一気に広がりました。 スリランカといえばセイロンティーのイメージが強いですが、近年はコーヒーに力を入れるカフェ…
2026年1月23日 -
スリランカの祝日「タミル・タイ・ポンガル」とは?|意味・過ごし方・現地...
1月15日は、タミル人の収穫祭・冬至祭である「タミル・タイ・ポンガル(Tamil Thai Pongal)」で、スリランカは祝日となります。 この日は、街や寺院がタミルらしい色鮮やかなサリーに身を包んだ人々で彩られ、一年…
2026年1月15日 -
自分の人生、今のままでいいのか!40歳前に海外に飛び出した川瀬さんの挑...
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンのスリランカ事務所代表を務めている川瀬葉子さんにお話を伺いました。この記事では海外で働くことのリアルや、仕事のやりがいなどについて、まとめています。また、インタビューの最後に、川…
2026年1月12日
