スリランカ料理とは?カレー以外のスリランカ料理を紹介!
スリランカ料理といえば、カレーですよね。しかし、スリランカにはカレー以外にもおいしい料理がたくさんあるんですよ。せっかくのスリランカ旅行、いろんな料理を楽しんでみたくないですか?
今回はカレー以外のスリランカ料理を紹介します。ぜひスリランカ旅行の参考にしてみてくださいね。
目次
スリランカ料理とは?
スリランカ料理は、主にスパイス・ココナッツを使っているのが特徴。スリランカならではの日本になじみのないスパイシーなものが多く、触感も楽しめる料理がたくさんあります。またベジタリアンやヴィーガンが多いスリランカでは、動物油ではないココナッツオイルを使っていたり、野菜中心で健康に良いとされるものが多いです。元々、南インドから定住してきたタミル人が2割弱いることもあり南インド料理と近いともいわれています。
スリランカ料理の紹介
キリバス(Kiribath)
シンハラ語で、キリ(Kiri) とはミルク、バス(Bath) はお米を指します。つまり、「キリバス」とは「ミルク(ココナッツミルク)で炊いたご飯」のことです。
キリバスは、祭日やお祝い事に欠かせない料理です。毎月の月初めに朝食として食べることに加え、4月のシンハラ人の新年(スリランカの正月)の際には年が明けてから最初の食事としてキリバスが提供されます。
キリバスは、皿に盛る際ひし形に整えられます。ミルク粥と違って少し硬いのが特徴です。また、赤玉ねぎとスパイスを混ぜたサンバルを一緒に添えられることが多いです。キリバス自体は甘いですが、少しピリ辛なサンバルと一緒に食べるととてもおいしいですよ。
ワデー(Vadai)
ワデーとは、南インドのタミル人の伝統的料理です。レンズ豆を挽いて玉ねぎや青唐辛子、カラピンチャなどを混ぜ合わせ固めて揚げたものです。売っている店によっては、豆やヒマワリの種なども入っています。外はカリカリ、中はふわふわで少しピリ辛なのが癖になります。
ワデーは、町中や長距離バス・鉄道で買うことができ、スリランカ料理のレストランでも食べることができます。食べやすく腹持ちもいいので長距離移動のときにおすすめです。
ワデーは、ドーナツ型をしているのもあるんですよ。
ドーサ(Dosai)
ドーサは南インド料理で米と小粒の豆を挽いたダールというものをペースト状にして発酵させクレープのように薄く焼いたものです。薄くて軽いですが、とても大きいのが特徴です。バターの風味が広がり、生地はカリカリした食感です。
ドーサは、トマトやココナッツなどのチャツネをつけて食べることが多く、薄くカリカリのドーサと少しスパイスの効いたチャツネは相性抜群です。
ビリヤニ(Biryani)
ビリヤニは、スパイスと魚、エビなどの具材を入れて炊きこんだご飯です。スリランカ米は日本のお米と違ってねっとりしていないため、ビリヤニは炊き込みご飯にもかかわらずパラパラしているのが特徴です。お米にしっかりと具材の味がしみ込んでいてとってもおいしいですよ。お店によって炊き込む具材が違うので、さまざまなレストランで食べ比べするのがいいと思います。
また、ビリヤニは日常的にも食べられますが、お祝いの席でも出されているそうです。
ロティ(Roti)
小麦粉とココナッツのすり身に刻んだ玉ねぎと青唐辛子を加え厚めに焼いたもの。触感はもちもちしていて、ココナッツの風味が口いっぱいに広がりおいしいです。サンバルなどをつけて食べるとまた別の味わいになります。
レストランなどでロティを頼むと少し異なったものが出てきますが、こちらもロティです。このロティは、少しサクサクしていてカレーととてもマッチします。是非、ローカルとレストランのロティを食べ比べしてみてくださいね。
コットウ(Kottu)
ロティを細かく刻みながら野菜、肉、卵、スパイスを一緒に炒めた料理。チャーハンと違ってロティのもちもち感が残り味わったことのない触感です。夕方以降、屋台で鉄板の上でロティを刻むカタカタという音が聞こえます。いい音といい香りについつい食べたくなりますよ。
カタカタ作っています。いい香りに食欲がそそられます。
エッグホッパー(Egg Hopper)
ホッパーとは、お茶碗型のフライパンにココナッツミルク入りの生地を入れて焼いたもの。周りの記事はぱりぱりしていて真ん中の卵がふわふわしているのが特徴です。エッグホッパーは、ホッパーの真ん中に卵を落として焼いたものです。卵の黄身は半熟で黄身を割って食べるとホッパーとは違った味わいを楽しめます。
上記の写真は右がエッグホッパー(左はミルクホッパー)
お茶碗型の小さなフライパンに生地を入れて薄く焼いています。蓋をして焼くのがおいしく作るポイント。
ランプライス(Lamprais)
ランプライスは、オランダ人とスリランカ人の混血のバーガー人から伝わったとされています。Lamprais という言葉はオランダ語の Lomprijst に由来していて、「ライスのポケット」という意味です。ランプライスは、バナナの葉の中にお米、お肉、野菜、調理されたおかずを入れてオーブンで焼いたものです。バナナの葉で焼くことでバナナの葉の香り・風味がご飯やお肉につき、とても味わい深いものになります。お店によって入っている具材も違うのでいろいろなお店のランプライスを比較してみるのも楽しいかもしれませんね。
バナナの葉に包まれて売られています。これを開くと中からご飯やお肉が出てきます。
ピットゥ(Pittu)
竹の筒で蒸しあげたお米とココナッツミルクのケーキ。これは、スイーツではありません。ピットゥは、少し甘いのですがスパイシーなカレーによく合います。ピットゥは、切れ目を入れるとすぐくずれてしまうほどほろほろしていますが、さらさらのスリランカカレーをかけるとピットゥにカレーがしみ込みとてもおいしいです。
パティス(Patis)
こちらの揚げ餃子のようなものはパティスといいます。しかし、日本の揚げ餃子は肉が入っていますがスリランカのパティスの中には魚のペーストが入っています。さらに生地は厚くカリカリしていて、中には具がぎっしり入っています。味はスパイスが効いていて結構辛いですが、やみつきになります。
パティスは、町中のローカルなお店でよく売られているので小腹が空いたときに食べてみるといいかと思います。たくさん売っていて、ついつい食べたくなってしまいます。
まとめ
スリランカは、カレーだけでなく他にもおいしい料理がたくさんあります。少しスパイシーなものも多いですが、キリバスのようなココナッツミルクを使った甘い主食を一緒に食べることでまろやかになります。是非、スリランカに来たらカレー以外の料理を楽しんでみてくださいね。
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