シンハラ語3-5 フルーツの名前

本記事では、シンハラ語の果物名を学びます。
スリランカの国果(ナショナル・フルーツ)はジャックフルーツだそうです。
バングラディシュの国果物もジャックフルーツのようです。
ちなみに、日本の国果は柿でした。
ジャックフルーツは熟し度合いで名前が3段階で変わります。
未成熟:ポロス
成熟:コス
完熟:ワラカー
英語でJack fruitと言いますが、ポロスとコスはカレーの具材にすることが多く、フルーツとして食べるのはワラカーです。
また、パンノキ(Bread fruit)も英語名にフルーツがつきますが、カレーの具になります。
果物が地名になっているところがあります。
インスタスポットとして知られるディヤルマ滝がある「コスランダ」
ウミガメが見られることで知られる「コスゴダ」
コロンボ郊外の「コスガマ」
本サイトで紹介したエッラ郊外にあるアンバ・エステートは茶園ではありますが、その名はマンゴー農園です!笑
グァバが「ペーラ」で、アボガドが「アリゲタペーラ」というのが面白くないですか?
アボガドの外皮がゴツゴツしていてワニみたいだからでしょうか。
ココナッツは「ポル」、キングココナッツが「タンビリ」と別物なのは、用途が異なりますので、自然に思います。
スリランカにはバナナの種類が多くありますので、なんちゃらケセルを覚えると買い物がしやすいと思います。
コロンボ10には「バナナの庭」こと「ケセルワッタ」という地名がありますが、同じ名前の地名がモラトゥワ郊外にもあります。
グァバは「ペーラ」と言います。
ペーラーデニヤの「デニヤ」は、谷・谷間・沼地・荒地の意味です。
マハウェリ川が蛇行している地域ですので、「グァバの沼地」という意味でしょう。
オレンジが「ドダン」で、
パッションフルーツが「ウェルドダン」なのも面白いな〜と思います。
以下のフルーツは英語名に近いものたちを中心に挙げています。
シンハラ語オンラインスクール「Serendip」のテキストには、以下のようにありました。
スリランカ人は「ストロベリー」のように「ス」ではじまる音はスリランカ人が苦手とします。その際には「イ」を前に つけて「イストロベリー」のように発音します。
これは非常に面白い!
ありがとうを意味する「ストゥーティ」を「イストゥーティ」と書いてある場合もありますが、これもまさに「ス」で始まる単語なので、「イ」が冒頭に入ることがあるようです。
参照)

「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にてベトナム・カンボジア・ミャンマー・タイ・インドネシア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2017年2月、スリランカ専門誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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