シンハラ語2-4 100から億の数え方

本記事では、シンハラ語の100〜1000の数え方を学びます。
前回は変化のある十の桁の数え方・覚え方を学びましたが、百の桁、千の桁は共通したルールになっているので、覚えるのが最も少ないです。
目次
100(シーヤ)と1000(ダーハ)
100を「シーヤ」
1000を「ダーハ」と言います。
100(シーヤ)は祖父(シーヤー)と似ていますが、
ヤが伸びないのが100(シーヤ)
ヤが伸びるのが祖父(シーヤー)です。
「百の桁」と「千の桁」で共通の基本ルール
200〜900と、2000〜9000の作り方は一緒です。
2は「デ」
3は「トゥン」
4は「ハーラ」
5は「パン」
6は「ハヤ」
7は「ハトゥ」
8は「アタ」
9は「ナマ」
十の桁では6の血を継ぐ60(ハァタ)が最強の男でしたが、百の桁と千の桁でも6の血を強く、「ハヤ」と変化はありせん。
8も強くて「アタ」のままです。
百の桁たち
基本のルールと100(シーヤ)を合わせて、以下のようになります。
100(シーヤ)
200(デシーヤ)
300(トゥンシーヤ)
400(ハーラシーヤ)
500(パンシーヤ)
600(ハヤシーヤ)
700(ハトゥシーヤ)
800(アタシーヤ)
900(ナマシーヤ)
細かい数字については、日本語と同じで順番に言っていきます。
101や110などの場合のみ、「1」であることがわかるようシーヤの前に「エカ(1)」を加えます。
111はエカシーヤ・エコラハ
222はデシーヤ・ウィシ・デカ
333はトゥンシーヤ・ティス・トゥナ
444はハーラシーヤ・ハタリス・ハタラ
555はパンシーヤ・パナス・パハ
666はハヤシーヤ・ハァタ・ハヤ
777はハトゥシーヤ・ハァッタァ・ハタ
888はアタシーヤ・アスーワ・アタ
999はナマシーヤ・アヌーワ・ナマヤ
千の桁たち
基本のルールと1000(ダーハ)を合わせて、以下のようになります。
1000(ダーハ)
2000(デダーハ)
3000(トゥンダーハ)
4000(ハーラダーハ)
5000(パンダーハ)
6000(ハヤダーハ)
7000(ハトゥダーハ)
8000(アタダーハ)
9000(ナマダーハ)
千の桁についても、細かい数字は同じルールで順番に言っていきます。
1001や1010などのみ、「1(エカ)」をダーハの前に加えます。
ただし、後ろに数字が続く場合は、ダーハは「ダース」に変化します。
1111はエカダース・エカシーヤ・エコラハ
2222はデダース・デシーヤ・ウィシ・デカ
3333はトゥンダース・トゥンシーヤ・ティス・トゥナ
4444はハーラダース・ハーラシーヤ・ハタリス・ハタラ
5555はパンダース・パンシーヤ・パナス・パハ
6666はハヤダース・ハヤシーヤ・ハァタ・ハヤ
7777はハトゥダース・ハトゥシーヤ・ハァッタァ・ハタ
8888はアタダース・アタシーヤ・アスーワ・アタ
9999はナマダース・ナマシーヤ・アヌーワ・ナマヤ
万〜億の桁
1万は10(ダハヤ)と千(ダーハ)を足して、1万「ダハダーハ」となります。
インドでは10万のことをラックと言いますが、シンハラ語では「ラクシャヤ」と言います。
100万は「ダサ・ラクシャヤ」です。
日本語は4桁で名前が変わり(1万・10万・100万・1000万)
英語は3桁で名前が変わりますが(1,000・10,000・100,000)
シンハラ語は千以降は2桁で名前が変わるわけです。
千(ダーハ)、万(ダハ・ダーハ)
千「ダーハ」
1万「ダハ・ダーハ」
2万「ウィシ・ダーハ」
3万「ティス・ダーハ」
4万「ハタリス・ダーハ」
5万「パナス・ダーハ」
6万「ハァタ・ダーハ」
7万「ハァッタァ・ダーハ」
8万「アスー・ダーハ」
9万「アヌー・ダーハ」
10万(ラクシャヤ)、100万(ダサ・ラクシャヤ)
10万「ラクシャヤ」
20万「ラクシャヤ・デカ」
30万「ラクシャヤ・トゥナ」
40万「ラクシャヤ・ハタラ」
50万「ラクシャヤ・パハ」
60万「ラクシャヤ・ハヤ」
70万「ラクシャヤ・ハタ」
80万「ラクシャヤ・アタ」
90万「ラクシャヤ・ナマヤ」
100万「ダサ・ラクシャヤ」
1000万(コーティヤ)、100万(ダサ・コーティヤ)
1000万「コーティヤ」
1億「ダサ・コーティヤ」
これで1億まで学びました。
次回は数字を使った表現として、時間の表し方を学びます。

「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年2月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、ゲストハウス「スパイスアップ・ハウス」開設。
2020年8月、週刊「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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