シンハラ語6-19 命令形「ンナ」+「オーネェ」〜したい!or しなければいけない

本記事では、動詞の命令形「ンナ」に「オーネェ」を足す、”願望・必要”の表現を学びます。
前回学んだ「アーサイ(好き)」は、好きなので「〜したい」とも使えました。
今回学ぶ「オーネェ(必要)」は、必要なので「〜したい」とも使えます。
ニュアンスが微妙に異なります。
目次
「オーネェ」=〜を必要とする、欲する
『シンハラ語・日本語辞典』によれば、「オーネェ」には以下の意味があります。
形容詞:〜を必要とする、欲する
助詞:〜すべきである、必要である
今回はこの「オーネェ」を命令に後に加えて、〜したい!〜する必要がある!という表現をします。
動詞の命令形「ンナ」+「オーネェ or オーニ or オーナ」
ヤンナ(行く)→ヤンナ・オーネェ(行きたい or 行く必要がある)一般的に使う
ヤンナ(行く)→ヤンナ・オーニ(行きたい or 行く必要がある)若い人が使う
ヤンナ(行く)→ヤンナ・オーナ(行きたい or 行く必要がある)ご年配の方が使う
「オーネェ」を使う以外に、「オーニ」あるいは「オーナ」と言うこともできます。
「オー」は共通で2文字目は「ナ」行であることです。
若者はオーニという傾向があり、オーナは最近はあまり聞かず、ご年配の方が使う程度ではないか?とオンラインシンハラ語スクール「Serendip」で教えていただきました。
意味も文脈によって2つの意味があり、前回学んだ「アーサイ」と同様に願望を表すこともあれば、必要「〜しなければいけない」を意味することもあります。
疑問文や否定文などは、前回の「アーサイ」と同じで以下のようになります。
動詞の命令形「ンナ」+「オーネェor オーニ or オーナ」+ダ
ヤンナ(行く)→ヤンナ・オーネェ・ダ(行きたいですか? or 行かないといけないですか?)
ヤンナ(行く)→ヤンナ・オーニ・ダ(行きたいですか? or 行かないといけないですか?)
ヤンナ(行く)→ヤンナ・オーナ・ダ(行きたいですか? or 行かないといけないですか?)
動詞の命令形「ンナ」+「オーネェor オーニ or オーナ」+ネェー
ヤンナ(行く)→ヤンナ・オーネェ・ネェー(行きたくない or 行く必要がない)
ヤンナ(行く)→ヤンナ・オーニ・ネェー(行きたくない or 行く必要がない)
ヤンナ(行く)→ヤンナ・オーナ・ネェー(行きたくない or 行く必要がない)
動詞の命令形「ンナ」+「オーネェor オーニ or オーナ」+ネェッダ
ヤンナ(行く)→ヤンナ・オーネェ・ネェッダ(行かないの? or 行かなくていいの?)
ヤンナ(行く)→ヤンナ・オーニ・ネェッダ(行かないの? or 行かなくていいの?)
ヤンナ(行く)→ヤンナ・オーナ・ネェッダ(行かないの? or 行かなくていいの?)

「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にてベトナム・カンボジア・ミャンマー・タイ・インドネシア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2017年2月、スリランカ専門誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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