シンハラ語3-24 なぜ、仏教徒は水曜・土曜に寺に行くのか?太陽系の名前と曜日の名前

本記事では太陽系の名前と曜日の名前を学びます。
シンハラ語の曜日は、日本語と同じように太陽系の名前と一致しています。
水曜日と土曜日は仏教にとって良い日とされて、お寺に訪れるのに良い曜日とされていますが、これは太陽系の名前に由来がありそうです。
太陽系の名前
まず、太陽系は太陽を意味する「スーリヤ」
惑星を意味する「グラハ」
系を意味する「マンダラヤ」
を並べて、「スーリヤ・グラハ・マンダラヤ」と言います。
マンダラヤは曼荼羅と語源は一緒なのでしょう。
太陽系のシンハラ語名は以下の通りです。
月:サンダ
火星:アンガハルタルワ
水星:ブダ ※ブッタの意味もある
木星:グル
金星:シクル
土星:セナスル ※寺・僧を意味するセナスナに音が似ている
太陽:イラ
水星と土星は仏教の言葉と関連することから、水曜日と土曜日が仏教寺院を訪れる吉日になっているのでしょう。
参考)
コトバンク:曼荼羅
ウィキペディア:曼荼羅
曜日の名前
“日”は「ダー」と言います。
先ほどの太陽系の名前にダーをつけると曜日になります。(若干音に変化があります。)
月曜日:サンドゥダー
火曜日:アンガハルウェーダー
水曜日:バダーダー
木曜日:ブラハスパティンダー
金曜日:シクラーダー
土曜日:セナスラーダー
日曜日:イリダー

「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にてベトナム・カンボジア・ミャンマー・タイ・インドネシア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2017年2月、スリランカ専門誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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