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シンハラ語 3-3 スパイス名と調味料名

2022年2月19日

シンハラ語の地名・人名を学びましたが、今回はスパイス名、調味料名を学びます。

私は地名が好きなので、地名に関係するものから紹介します。

ルヌルーヌ族

私が勝手に命名したルヌルーヌ系。

ジェフリーバワの別荘地はルヌガンガと言いますが、インドの聖なる川としても知られるガンガーは「川」、ルヌは「塩」を意味します。

ルヌではなく、「ルーヌ」と伸ばすと、玉ねぎになります。

スリランカでよく見る紫玉ねぎは、日本の玉ねきより小さいですが、「ロク・ルーヌ」と言います。(ロクは大きいという意味)。

ニンニクが「白い玉ねぎ」という意味になる言葉が当てられているのが面白いな〜!と思います。

「う列」で終わる者たち

スリランカの高級住宅地「シナモン・ガーデンズ」は、シンハラ語では「クルンドゥ・ワッタ」と言います。
クルンドゥ(කුරුඳු)はシナモン、ワッタ( වත්ත)は庭の意味です。

古代エジプトの遺跡から発見されたというスリランカ産シナモン。
大航海時代にポルトガルやオランダがスリランカの交易を掌握した主な目的もシナモン。

世界のシナモン生産トップ3のインドネシア・中国・ベトナム産は肉桂と呼ばれ、世界4位のスリランカ産シナモンは「セイロンシナモン」と別扱いされる、そんなシナモンはシンハラ語で「クルンドゥ」です。

クミンはエジプト原産。
カルダモンは南インド原産。
生姜は原産地が不明ですが、現状はインドだと推定されています。

チーム「ミリス」

唐辛子は「ミリス」と言います。
青唐辛子は生・未熟を意味する”アム”とつけて、「アムミリス」と言います。
アムミリスが熟して赤くなると(ラトゥ ウェナワー)、「ミリス」になります。
ミリスを乾燥させる(ウィヤラナワー)と、「ウィヤリミリス(dried chilli)」になります。
これを砕く(カダナワー)と、「ミリスキャーリ(chilli flakes)」になります。
さらに粉末状にすると、「ミリスクドゥ」になります。

ちなみに、胡椒は「ガンミリス」と言います。

ガンとはガムと同じで、村を意味する言葉です。

丹野冨雄 著『南の島のカレーライス:スリランカ民族文化論』には、ミリスに関する面白い考察がされています。

唐辛子はかつては「ラタミリス」と呼ばれてたとあります。

ラタとは”外国の”という意味があります。

スリランカのジャングルに自生していたのが小さくて辛味の強い「コッチミリス」で、村で栽培されていたのが「ガムミリス(胡椒)」で、大航海時代にもたらされたのが「(ラタ)ミリス」ではないかというものです。

これは非常にわかりやすく、大変面白いです。

さらに、コッチミリスの”コッチ”はインド・ケララ州のコチだと言われていると指摘し、コロンボの北にある「コッチカデ」、ニゴンボの北にある「コッチカデ」もケララ州のコチからタミル人商人が渡ってきた町ではないかとも記載されています。

参考)

2文字系

インド原産のウコン(英語名:ターメリック)は、黄色を意味する「カハ」が当てられています。
古くからスリランカでも使われていたのでしょう。

マスタードも2文字です。

「あ列」で終わる者たち

モルディブフィッシュはシンハラ語で「ウンバラカダ」。

タミル語では「マーシカルワドゥ」。

ディベヒ語(モルディブ公用語)ではなんと言うのか分かりません!泣

モルディブフィッシュは、モルディブやインド・ケーララ州沖合に浮かぶラクシャディープ諸島の名産とされています。

ラクシャディープ諸島の「ラクシャ」はランカー島の王ラワナに由来する名前でしょう。

ディープはサンスクリット語で「島」の意味で、セレンディープ、シンハディープ(ライオンの島)、ラトゥナディープ(宝石の島)などスリランカの別称にも見られます。

モルディブの語源も、マル(シンハラ語の花の複数形)+ディープの複数形 だと言われ、「花々の島々」、花が輪のようになっているように美しい環礁から「花輪の島々」と言われたのではないかとされています。

そうすると、インド南西のマラバール海岸、ラクシャディープ諸島、モルディブ、スリランカには共通するものが色々とありそうです。

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