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シンハラ語3-12 スイーツの名前

2022年2月28日

本記事では、スリランカのスイーツのシンハラ語名を学びます。

スリランカのお菓子はキトゥルヤシ蜜(Kithul Honey)や、キトゥルヤシ糖(Kithul Jaggery)を使って作るお菓子が多くあります。

そこで、キトゥルヤシ蜜のお菓子、キトゥルヤシ糖のお菓子をまず紹介し、その後、他のお菓子を紹介します。

キトゥルヤシ蜜のお菓子

シンプルに、キトゥルパニをミーキリ(水牛のヨーグルト=buffalo curd)にかけて食べるのは、かなりポピュラーなデザートです。

キトゥルパニとココナッツを絡めて作るココナッツ餡を包んだお菓子があり、クレープで包んだのが「パーンケーク」、インディアーッパで包んだのが「ラワリヤー」。

ウラド豆粉などで作る生地を輪を描いて揚げてキトゥルヤシ蜜をつけたのがパニワラル(別名:ウンドゥワラル)。

「アルワー」は菱形に作られるお菓子で、米粉で作る普通のアルワーに加えて、セモリナ粉で作る「ルランアルワー」、グリーングラム豆粉や煎った米粉で作るミーガムアルワー(ニゴンボのアルワー)などがあります。

参考)
Wikipedia:Aluwa

4月のシンハラタミルニューイヤーでよく見るお菓子「ケウン」には、様々なバリエーションがあります。
定番のケウンは、コンダ(髪という意味)ケウンです。

材料つながりで、「ケラリ」についても併記しました。
ケラリは、白いかみに包めれている棒状のお菓子で、丸い形のものもあります。

参考)
Wikipedia:Kevum

キトゥルヤシ糖のお菓子

キトゥルヤシ蜜を煮詰めて作るキトゥルヤシ糖を使ったお菓子もたくさんあります。

キトゥルヤシ糖が茶色なので、お菓子も茶色のものが多いです。

インドネシアからスリランカマレー人が伝えたお菓子が多いのも興味深いです。

日本人にもよく知られているのが、オランダ統治時代にインドネシアからもたらされたとされるヤシ糖プリンこと「ワタラッパン」。

羊羹のようなドドルもスリランカカレー人のお菓子とされています。

ヤシ糖の蒸しパンこと「シーナック(別名:ワントゥアーッパ)」は、中国で旧正月に食べられるお餅「年糕」を起源だとされています。
年糕をスリランカマレー人がスリランカに持ち込んだものだとされています。

「アティラサ」はディワリで食べられるタミル人のヤシ糖ドーナツで、とても美味しいという意味の名前。

参考)
Wikipedia:Watalappam
Wikipedia:Dodol
Wikipedia:Kalu Dodol
Wikipedia:Nian gao
Wikipedia:Athirasa

ビビッカンは、ポルトガル人がもたらしたお菓子だそうです。

他に黄色の小さい丸いお菓子のアッガラーにもキトゥルヤシ糖を使ったりするようです。

キトゥルピティは、キトゥルの木を砕いた後に煮出して作る粉で、キトゥルタラパを作るときに使われます。

参考)
Wikipedia:Bibikkan
Wikipedia:Aggala
Wikipedia:Caryota urens

ココナッツを使ったお菓子

上記でココナッツとキトゥルヤシ蜜を混ぜて作るココナッツ餡を使ったお菓子を紹介しましたが、他にもココナッツを使ったお菓子があります。

コキスは、珍しく甘くないお菓子で、シンハラタミルニューイヤーでよく見るお菓子です。
オランダから伝わったお菓子だとされています。

アースミもシンハラタミルニューイヤーで食べられています。

ハラパ(ヘラパ)は、キャンダの葉に包まれているので、私は勝手にスリランカ柏餅と呼んでいます。

参考)
Wikipedia:Kokis
Wikipedia:Aasmi

その他のお菓子

イギリス由来の「キリトフィー」、ピンク色のゼリー「マスカトゥ」、タミル人の揚げ菓子「ムルック」などがあります。

参考)
ウィキペディア:トフィー
Wikipedia:Murukku
Wikipedia:Sri Lankan cuisine

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