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スリランカの政治システムをざっくり解説!

2020年4月09日

スリランカ旅行を考え中の方の中には「せっかく行くなら、スリランカという国について知っておきたい」という方も多いのではないでしょうか。

スリランカは、民族、宗教、言語、食文化、、どこを切り取ってもユニークで興味深い国です。

その中でも、スリランカ全体を動かす「政治」について知ることはスリランカという国を知るうえで欠かせませんよね。

そこで、今回はスリランカの現代の政治システムをかんたんにざっくり解説します!

政治体制

スリランカの政治体制は、共和制

つまり、国王や天皇ではなく、国民が選んだ代表によって国が統治されています。

アメリカなど、その他多くの共和制国家と同じく大統領を国家の元首(国を代表する最も偉い人)としています。

※ちなみに、日本国憲法には国家元首の規定はなく、「日本の国家元首は『天皇』か『総理大臣』か」という議論が行われています。

また、スリランカには首相もおり、大統領の補佐的な役割を担います。

首相と大統領

大統領

スリランカの現在の大統領はスリランカ人民戦線のゴーターバヤ・ラージャパクサ氏。

スリランカの第8代大統領にあたります。

スリランカでは大統領が政治的実権を持つ国家元首とされ、首相の任命も行います。

つまり、大統領とはスリランカにとって「国を代表する最も偉い人(国家元首)」でもあり、「行政機関の長(政府首長)」でもあるのです。

また、軍の最高司令官としての役割を担います。

大統領選出の際は、国民投票を行い任期は5年、3選禁止となっています。

首相

スリランカの現在の首相はマヒンダ・ラージャパクサ氏。

スリランカの首相は、国会の中で最も上級の官僚として、議会に対する政策と行動について総体的に説明責任を負います。

また、大統領の補佐的な役割を担い、1978年以来、ほとんどの首相は大統領の代議員を務めます。

大統領の席が空いた場合、議会が後継者の選出を招集するまで、首相が代理大統領に就任します。

主要政党

統一国民党(UNP)

知識人や上流階級を基盤とし、1946年に結成した中道右派政党。

スリランカ自由党(SLFP)と二大政党を形成しました。

自由主義経済を推進し、タミル人の権利を容認したのも特徴。

1951年に結成したスリランカ自由党と1956年にスリランカにおける二大政党を形成し、2004年まで交互に政権を担当しました。

スリランカ自由党(SLFP)

1951年、農村部や労働者階級を基盤とし、ソロモン・バンダラナイケによって結成。

1956年に初めて政権を握り、以来統一国民党と2大政党を形成しました。

ソロモンの暗殺後、妻のシリマヴォ・バンダラナイケが首相となりました。

あまり知られていませんが、彼女は世界初の女性首相なのです。

その後娘のチャンドリカ・クマーラトゥンガも首相を経て大統領となるなど、スリランカ自由党は「バンダラナイケ家の党」という性格が濃厚でした。

スリランカ自由党には「シンハラ仏教ナショナリズム」の政党という側面もあり「シンハラ・オンリー政策」を推進しました。

そして、仏教(上座部仏教)を準国教化するなどをし、ヒンドゥー教徒の多いタミル人の反感を買います。

その結果タミル人の独自国家タミル・イラームの分離独立要求にまで至り、スリランカ内戦を招く結果となってしまったのです

スリランカ人民戦線(SLPP)

現在の大統領ゴーターバヤ・ラージャパクサ氏が所属する同盟。

以前は非常に小さな政党でしたが、2016年に「スリランカ人民戦線」として再開以降、現首相のマヒンダ・ラージャパクサ氏を含む統一人民自由同盟の本拠地となり、存在感を強めました。

タミル国民連合(TNA)

スリランカの少数派であるタミル人を代表する政党。

2001年10月に穏健なタミル民族主義党と元武装集団のグループによって結成されました。

内戦時には、反乱軍のタミルイーラム解放軍タイガース(LTTE)との交渉をサポートしました。

まとめ

スリランカの政治事情をざっくりまとめてみました。

シンハラ語とタミル語両方が公用語のスリランカでは、英語の新聞も簡単に手に入ります。

興味のある方は現地の新聞でも最新情報をチェックしてみてくださいね。

 

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