スリランカ最古の会社の本社ビルを改装したスコティッシュパブ「&Co」

かつてのコロンボの中心地コロンボフォートは、現在は少し寂しい雰囲気がありますが、週末の夜はバンドによるライブ演奏を行うお店が多く、とても賑わいます。

いくつかあるコロンボフォートのライブ演奏スポットから、今回はスリランカ最古の会社の本社ビルを改装したホテル「The Steuart by Citrus」のスコットランドをテーマにしたバー「& Co」を紹介します。

スリランカ最古の会社ジョージスチュアート＆Coとは？

1835年に設立されたジョージスチュアート＆Coは、スリランカの会社登録第1号であり、現存するスリランカ最古の会社です。

会社の起源は、1818年にセイロンに定住したスコットランド人船長ジェームズ・スチュアートがコーヒーなどの貿易業を始めたことです。

ジェームズ・スチュアートは弟のジョージ・スチュアートに事業を引き継ぎ、その際に設立されたのがジョージスチュアートです。

コーヒー貿易が主な事業でしたが、コーヒーさび病で影響を受けた後は紅茶に舵を切り、現在もジョージスチュアートティーはスリランカのスーパーをはじめ、日本でも販売されています。

1954年にコロンボフォートのクイーンストリート14番地に本社ビル「ステュアートハウス」を建て、それが現在のThe Stueart by Citrusです。

The Stueart by Citrusとスコティッシュパブ「&Co」

2015年6月にホテル運営会社のCitrusレジャーが、ジョージスチュアートの本社ビルを、8階建てで50室のホテルに改装してオープンしています。

創業者ジェームズ・ステュアートの日記や、1935年に創業100周年を迎えた際に贈られたグロスター公爵が使用していた椅子など、貴重なアンティークのコレクションがホテルに展示されています。

＆Coは、The Steuart by Citrusのグランドフロアーにあるスコティッシュパブです。

店内の様子

店内ではロイヤルスチュアート柄が目につきます。

店内席もテラス席も広いのがこのお店の特徴です。

私は日本からの大企業さんの研修、大学主催の研修を受け入れた際に打ち上げとして使ったのが、&Coのテラス席でした。

このテラス席で、週末にライブ演奏が行われます。

メニュー

ドリンクメニュー

ハッピーアワーは日曜日の11時〜23時で、対象の飲み物を注文すると、もう一杯が無料で提供されます。

フードメニュー

実食！

フィッシュ＆チップス（ハーフサイズ）2100ルピー

こちらのお店はハーフサイズがあるのが有難いです。

ブロージョブ

ノンアルコールのモクテールから選びました。

参考）
Daily FT:The Steuart by Citrus opens
ADA derana:The Steuart by Citrus’ hosts Scottish Member of Parliament Dr. Eilidh Whiteford
Wikipedia:George Steuart Group
ウィキペディア：タータン
ロイヤルスチュアート

神谷 政志

「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。

1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年2月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、ホステル「スパイスアップ・ハウス」開設。
2020年8月、週刊「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。

渡航国：台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ