Spice Up 観光情報サイト スリランカ観光・情報サイト

2012年からホテル賞・レストラン賞を続けて受賞している女性オーナーの「テーワーレジデンシー」

2022年6月15日

キャンディから南に3〜4キロ、車で12分ほどのハンターナ山の上に建つブティックホテル「テーワーレジデンシー(Theva Residency)」を紹介します。

テーワーレジデンシーとは?

テーワーレジデンシーは、2009年にキャンディ郊外のハンターナ山に開業した高級ブティックホテルです。

創業社長のディーシャナ・アメレセケレさんは、インテグラル・ハタ・ヨガの認定講師でもあります。
テーワーの名は、「神社仏閣でのお勤め・礼拝」を意味するシンハラ語「テーワーワ」に由来します。

ディーシャナさんは、スリランカで高校を卒業後にアメリカに進学しています。
ワシントンD.C.のアメリカン大学の経営学部を卒業後、ハワイでホテル・旅行産業の経営について学んでいます。

スリランカに帰国後は、ホテル会社での実務経験を積まれています。
最初にヒルトン・コロンボで飲食と催事の部門で働かれています。
続いて、ザ・パーク・ストリート・ホテル(現在のレジデンス・バイ・ウガ・エスケイプス)の常駐支配人(レジンデント・マネージャー)を経験されています。

ご両親が所有していたハンターナ山上の邸宅をブティックホテルとして建設したのが、テーワーレジデンシーです。

運営会社のオフィスとディーシャナさんのご自宅はコロンボにありますが、幹部社員をコロンボで採用し、現場スタッフはハンターナを生まれ育った人たちを雇っているそうですが、地元を離れることなく、家族を養えるようにしたいというディーシャナさんは考えているからだそうです。

コロナ禍で「ラグジュアリー」とは何か?を改めて考え、「自然との調和」「精神的・肉体的・感情的な幸福」をゲストに味わっていただくこととしたそうです。

ホテルとしても、レストランとしても評判が高く、2012年から2022年まで連続して、トリップアドバイザー、ブッキングドットコム、アゴダ、ワールドラグジュアリーホテルアワード、Haute Grandeur Global Awardsなどから賞を獲得しています。

キャンディの喧騒から離れた自然に抱かれた立地

キャンディの中心地とハンターナを結ぶハンターナロードを車で12分ほど行った、町へのアクセスも便利な立地でありながら、自然環境に恵まれた場所にあります。

山上からの景色は素晴らしく、日中は眼下に山に囲まれた町並みが見えます。
日が暮れて空の色が変わる夕方も綺麗です。
そして、暗くなり始めるとともに町の明かりが灯り始めます。

刻々と変わる景色を眺めがる贅沢な時間を味わえます。

また、山の中にあるため、夕方になると虫の音がしてくるのも心地良いです。
朝は鳥たちのさえずりで目が覚めます。

斜面を活かしたホテルの構造

ハンターナ山の斜面に建設され、客室、レストラン、プール、ラウンジから景色が楽しめるような作りになっています。

私が宿泊したのは、最上階のスイートルームです。

上の写真でスタッフさんたちが手を振っているところがレストランのテラス席です。
レストランの上にあるのが最も広い客室のペントハウスです。

レストランの下に客室(スーペリア・マウンテン・ルーム)、サウナ、プールがあります。
その下にスーペリア・グランド・ルームがあります。

テラス席の左手奥にレセプションがあり、ここで支払いをします。
チェックインは、レセプションとレストランの間にあるラウンジで済ませます。

レセプションとラウンジの間の階段を上がるとゲートがあります。
テラス席の右側にガラス張りのダイニングスペースが見えます。

レストラン「テーワー・クイジーン」

ガラス張りの部分を内部から見たのが上の写真です。

ペスカタリアン(魚介・菜食主義、肉は食べない)に対応したレストランで、テーワー・レジデンシーはキャンディで初の”ミートフリー”のブティックホテルだそうです。

果物や野菜、オーガニックハーブを自家栽培し、栄養価の高いメニューを揃えるようにしているそうです。

キャンディの町からもアクセスが良いため、宿泊せずにレストランを利用しにいくのも良いでしょう。

キャンディは雨がよく降りますが、晴れていればテラス席で風を感じながら、雨が降ってもガラス張りの屋内席からも景色が楽しめます。

プールの先に山上の景色を見渡す席も素敵です。

朝食

ランチ

後日知ったことですが、ランチは10数種類のカレーを用意してくれる、ライス&カリーがお勧めだったそうですが、ウェスタンメニューを頼んでしまいました。

バー

ガラス張りの席の奥にはバーカウンターがあります。

バーでは、ダイキリをいただきました。

客室

客室はザ・ペントハウス、ザ・スイーツ、スーペリアグランドルーム、スーペリアマウンテンルーム、デラックスルームの5タイプです。

全ての部屋ごとにテーマカラーがあり、壁に飾られているアートも異なります。

ザ・ペントハウス

最上階にあるペントハウスは、見渡す眺望が魅力的です。

リビングエリアは、レストランのようにガラス張りで囲まれています。

ダイニングエリアも広々としています。

ザ・スイーツ

ザ・ペントハウスの下の階にあるのがザ・スイーツです。

スイートルームには、青を基調にした部屋と、オレンジを基調にした部屋があり、私が泊まったのはオレンジの部屋でした。

山上の景色を楽しめるジャグジーが特徴的です。

キャンドル立てのキャンドルにマッチで火をつけて、ジャングジーを楽しみます。
緑色のアメニティーはスパセイロンです。

日中は窓を開けるのもいいでしょう。

また、この客室の特徴的なのは、窓際にくっついたテーブルがあることです。

椅子が置かれているので、私はここでPCを置いて景色を眺めがら仕事をしましたが、上の写真のモデルさんはそこに座って優雅に紅茶を飲まれていて、お行儀が悪いと思ってしまいました 笑

その窓から見える景色が上の写真です。
手前の花々が美しく、また、その先にキャンディの町が見えます。

この日の夕日は客室から見ましたが、雲がかってはいましたが綺麗でした。

部屋には果物とお菓子が置かれていました。

部屋に果物があるのは、スリランカではよくあることですが、お菓子は珍しいです。
そして、このチョコレートとクッキーが美味でした。

上の写真の左の三角形のものは紅茶で4種類の味が揃っています。
水は高級ミネラルウォータ「OLU」。

部屋の奥にはバスルームがあり、こちらにシャワーブースもあるので、こちらで頭や体を洗ってからジャグジーを楽しむこともできます。

スーペリアグランドルーム

ベットルームに加えて、バルコニーがあります。

スーペリアマウンテンルーム

こちらのタイプもバルコニーがあります。

デラックスルーム

このタイプはバルコニーがなく、ベットルームのみで、最も手頃な値段で宿泊できる部屋です。

バルコニーはありませんが、景色は素晴らしく、窓側には植物が置かれています。

インフィニティープール

景色が最も良いところにインフィニティープールを設置しているホテルが多いですが、テーワーレジデンシーはレストランや客室に景色の良いところを譲っています。

プールへは、レストラン奥の階段を降りて向かいます。

上の写真のプールサイドのベットが並んでいる奥にスチームサウナがあります。

上の写真はプールに入った状態で撮影したものです。

インフィニティープールらしい、空と一体化した景色ではありません。
海沿いであれば、海や空と一体化するインフィティープールは素敵ですが、ここの立地は山が見えるのが特徴です。

花を咲かせた木々が見える景色を楽しむのが、ここでの正解です。

宿泊したのは10月でしたが、上の写真は4月に食事をしにホテルに来た時に夕日を待っていたんですが、この日は雨が降ってしまいました。

やはり、キャンディは雨が多いな〜と思いました。

ビリヤードルーム

ビリヤードが置かれた共有スペースもあります。

動画

ザ・スイートとインフィニティープールの様子を紹介した動画をアップしました。ご覧いただくと部屋の全体像が分かるかと思います。

参考)
Theva Residency 公式サイト
The CEO:A HAVEN OF TRANQUILITY IN THE HILLS – DHEESHANA AMERESEKERE, MANAGING DIRECTOR OF THEVA RESIDENCY HOTEL
The Yum List:Dheeshana Ameresekere, Theva Cuisine, Sri Lanka

# 関連キーワード