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クジラとイルカが見えるトリンコマリー!ホエールウォッチングの相場をご紹介!!

2019年9月14日

スリランカは、日本では見られない種類のクジラが見れる場所としても有名です。
地球最大の生物であるシロナガスクジラやマッコウクジラ、運が良ければシャチも見ることができます。

そんなスリランカでホエールウォッチングができる場所は大きく2つ。
南西部のミリッサと北東部のトリンコマリーです。(ドルフィンウォッチングがメインになるカルピティヤを入れて3つと言われることもあります。)

今回は、スリランカ東海岸に位置するトリンコマリーのホエールウォッチングの体験レポートと気になる値段の相場についてご紹介します。

スリランカでホエールウォッチングができるエリア

スリランカでホエールウォッチングができるエリアは、北東部のトリンコマリー、南西部のミリッサ、北西部のカルピティヤの大きく3つ。
見れるクジラの種類は、シロナガスクジラやマッコウクジラとほぼ同じですが、そのシーズンが大きく異なります。

北東部のトリンコマリーでのシーズンは3月から9月頃と、南西部のミリッサでのシーズンは11月から4月、北西部のカルピティヤでのシーズンは12月から4月となっています。

シーズン期のホエールウォッチングでは、イルカとクジラが見られますが、イルカはほぼ100%、クジラは80~90%の確率で見られます。

ホエールウォッチングで見られるイルカやクジラ

ホエールウォッチングでは、クジラだけでなく、イルカも見られます。

シロナガスクジラ

ホエールウォッチングの目玉はやはりシロナガスクジラ。
地球最大の生物であり、体長は20mを超え、体重は100トン。

エサを追い求めて、インド洋を回遊し、毎年多くのシロナガスクジラがシーズン期にスリランカ近海を訪れます。
ホエールウォッチングでは、シロナガスクジラの迫力満点の潮吹きやきれいな尾びれ、ずんぐりとした体型を船上から見られます。

マッコウクジラ

歯を持つ生物としては最大で、オスの体長15m、体重は50トンを超えます。
イカを主に捕食し、近年ダイオウイカの捕食で有名になりました。

マッコウクジラは、他のクジラよりも長い間潜水できるため、遭遇するのはシロナガスクジラと比べて難しいです。
他にもニタリクジラやザトウクジラ、運が良ければシャチも見ることができます。

イルカ

イルカは、シーズン期のホエールウォッチングではほぼ100%の確率で見られます。
ハシナガイルカやバンドウイルカなど、仲良く群れで泳ぐ姿が見られます。

トリンコマリーのホエールウォッチングの値段相場

トリンコマリーでは、主に北部ウプヴェリビーチ沿いにホエールウォッチングを扱うダイビングショップが多くあります。
ビーチを歩いていると、客引きに声を掛けられるのでツアーを見つけるのは容易です。

大体の値段相場は、3000ルピー程度(約1,800円)
ツアーの内容はどこのダイビングショップでもほぼ同じで、早朝5時から8時の3時間程度。
現地で申し込むと格安で参加できますし、申し込みも難しくありません。
価格も交渉次第で、相場より低い値段で参加できることもあります。

トリンコマリーのホエールウォッチング体験レポート

トリンコマリーのホエールウォッチングで見られる動物は、主にシロナガスクジラ、マッコウクジラ、イルカの3種。
今回は、シーズン終盤期の9月に、実際にホエールウォッチングをトリンコマリーで参加してみました。

5:30 集合

まだ空がうっすらと白みがかったころ、申し込みをしたダイビングショップに集合です。
5時前頃に起床する必要がありますので、前日は早めに寝ておきましょう。

ピックアップサービスがついている場合もありますが、ダイビングショップまで歩いて行けるビーチ近くの宿を取っておくと安心ですね。

6:00 出発

他の参加者が遅れて到着し、予定より少し遅れて出発。
今回使う船は、6人乗りの小型ボート。

予想を下回る小ささなので、インド洋の大波に耐えられるのか不安です。
砂浜にボートが置いてあるので、船頭と仲良く海まで押し出さなければなりません。
まさか手伝わされるとは思っていなかったので朝から大変です。

7:00 沖へ

ビーチから小1時間ほどで沖へ出ます。
沖へでると予想以上に波が高く、案の定6人乗りの小型ボートは揺れに揺れます。
波にぶつかるたびに大きく揺れ、衝撃がお尻に伝わり、ボートを飛ばしているときなどはかなり痛いので用心しておきましょう。

この日ははじめ中々見つからず、船頭が無線機などで連絡し、その日クジラやイルカが見れるスポットまで移動します。

7:10 イルカ発見!

諦めかけていたそのとき、それまで無口だった船頭が大声で叫びます。
ふと顔を上げると、イルカの群れ。

インド洋の大波など目もくれず、群れで仲良く泳ぐ姿が見られました。
この日は、帰る途中も合わせて5回ほどイルカの群れに遭遇。

10頭ほどの規模の群れに遭遇することも。
野生のイルカを見たことはなかったので大興奮です。

7:30 クジラ発見!

イルカに遭遇して間もないころ、立て続けに3頭ものクジラを発見!
しかし、どれもボートから遠く、またボートを飛ばして近づくためボートがかなり揺れ、カメラに収めることはできませんでした。

ボートがクジラに近づいた頃、運悪くクジラは海へ潜ったようです。
しかし、クジラの潮吹きやずんぐりとした青黒い背中で泳ぐ姿が見られたので大満足。

運が良ければ、ボートのすぐ近くでクジラを見られるかもしれません。

8:30 帰着

一通りホエールウォッチングを終えた後、再び小1時間ほどかけてビーチへ戻ります。
参加する日にもよりますが、この日はかなり沖にでていたので帰り道かなり疲れました。

ボートは大きく揺れますが、かえって酔うことは少ないでしょう。
しかし、心配な方は酔い止めや飴、水などを十分に持って行きましょう。

今回私たちが参加したツアーは、価格交渉して2500ルピー(約1,500円)。
この安さで3時間のツアーでクジラとイルカを見れたのでお得と言えるでしょう。

最後に

今回は、スリランカ東海岸のトリンコマリーで参加できるホエールウォッチングの値段相場と体験レポートをご紹介しました。
現地ツアーですと、小型ボートという難点はありますが、格安でクジラやイルカを見られます。
他にも、トリンコマリーには美しいビーチや歴史残る要塞など観光地が数多くあり、魅力ある街です。
スリランカ観光でトリンコマリーにご興味のある方に、今回の記事が参考となれば幸いです。

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