スリランカの最高級オーガニック茶園「アンバ茶園」の紅茶が楽しめるbills銀座のアフタヌーンティー
スリランカの最高級オーガニック茶園「アンバ茶園」の紅茶が楽しめる場所は日本では限られています。
シドニー発でパンケーキ・スクランブルエッグなどの朝食メニューで知られるbillsは、日本では銀座店と大阪店のみアフタヌーンティーであります。
予約した場合に、通常のお茶の選択肢にプラスして、アンバ茶園の2種類の紅茶(TGOPとレモングラス)が選べるようです。
私はアンバ茶園に宿泊して記事を書き、オンラインツアーもアンバ茶園と共催していますので、いずれ行かなくては!と思っていました。
「イギリスお菓子が気になって!」とアンバ茶園も扱うセイロン紅茶専門店のMITSU TEAさんと開催したオンラインイベントに参加し、ルヌガンガのオンラインツアーにも参加してくれた元インターン生から「転職して引っ越しました!」と連絡をもらって、転職・引っ越し祝いを兼ねて、ビルズ銀座に行ってきました。
本記事では、ビルズ銀座のアフタヌーンティーの様子を紹介します。
目次
billsとは?
オールデイブレックファーストメニュー(リコッタパンケーキやスクランブルエッグ)で有名なおしゃれカフェレストラン。
リコッタという南イタリアでポピュラーな乳清チーズを使ったパンケーキなので、リコッタパンケーキというようです。
ビルズはオーストラリア・日本・イギリス・韓国に店舗があります。
Billsの名は、創業者Bill Grangerさんの名前から。
イギリスのみ店舗名がGranger & Co.となっていますが、ほぼメニューやブランドコンセプトはbillsと同じようです。
& Co.といえば、オーストラリア人でスリランカでレストラン・コーヒー事業を経営するジェームス・ホワイトさんのコーヒー事業とカフェの店舗名はWhight & Co.です。
1993年、24歳の時にビルさんがシドニーのダーリングハーストで1号店を開業。
ビルさんはメルボルン出身で、美術大学でアートを学ぶためにシドニーにきたそうですがドロップアウト。
ビルさんは料理学校などへは通わず独学で料理を学んだそうです。
スリランカの有名レストラン「ミニストリーオブクラブ」のダルシャン・ムニダーサさんも独学で料理を学び、お店を開いた方ですでの、ダルシャンさんみたいだな!とご経歴を見て思いました。
ビルさんは日本に半年住んだことがあったこともあり、海外進出1号店を日本にしたそうで、2008年に七里ヶ浜店を出店しています。
七里ヶ浜店の写真を見ると、窓から海が見えてとても良さそうです。
店舗数が一番多いのは日本で8店舗、次いで多いのがオーストラリアとイギリスの4店舗です。
2都市以上展開している国も日本のみです。
ビルズの店舗一覧
東京4店舗(お台場、表参道、二子玉川、銀座)
シドニー4店舗(ダーリングハースト、サリーヒルズ、ボンディ・ビーチ、ダブルベイ)
ロンドン4店舗(チェルシー、クラーケンウェル、キングス・クロス、ノッティングヒル)
ソウル2店舗(江南、チャムシルポンドン)
神奈川2店舗(七里ヶ浜、横浜赤レンガ倉庫)
福岡1店舗
大阪1店舗
※ハワイのワイキキ店は公式ページから消え、グーグルマップ上は臨時休業になっています。
私はシドニー、ロンドン、ソウルの町の名前が分かりませんので調べてみましたが、高級住宅街やおしゃれなお店が集まるエリアに出店しているようです。
ビルズの社史(一部)
1993年、シドニーのダーリングハースト(カフェ、レストラン、バーが多いおしゃれエリア)
1997年、シドニーのサリーヒルズ(カフェ、レストランが集まるおしゃれエリア)に2号店を出店
2008年、初めての海外店舗として七里ヶ浜店に出店
2010年、横浜赤レンガ倉庫に出店
2011年、お台場に出店ロンドン1号店のノッティング・ヒル(高級住宅街)に出店
2012年、表参道に出店
2014年、ソウル1号店を出店、ハワイのワイキキに出店(現在休業)、ロンドン2号店をクラーケンウェル(有名レストランやバーガあるエリア)に出店、シドニー3号店をボンダイビーチに出店
2015年、二子玉川に出店
2016年、福岡、銀座に出店
2017年、大阪に出店
2時間制のアフタヌーンティー
事前予約
コロナ禍のため、アフタヌーンティーは事前予約制かつ2時間制になっています。
オフィシャルページから予約ができます。
15分刻みと細かく選択ができ、「どんな目的」で利用するのかを選びます。
かなり目的で細かく分かれていて、選ぶのにちょっとドキドキしちゃいました 笑
アレルギーの有無の確認欄もありました。
予約日1週間前と前日に確認するメールが届きました。
予定に変わりがなければ、「変更なし」をクリック。
当日、お店に行ったら、入店時も退店時も入店待ちをしている方々がいたので、予約していくのがおすすめです。
大倉本館「Okura House」の最上階12階
bills銀座があるのは、中央通りと銀座マロニエ通りが交わる「銀座2丁目」の交差点に建つビル「Okura House」の12階です。
ホテルオークラ、大成建設などの大倉財閥の流れを汲む中央建物株式会社の発祥地に立つ4代目のビルで2016年に開業。
bills銀座はこの開業に合わせてオープンしたようです。
エレベーターで12階に着くと、隣に建つ湾曲した特徴的な形の「V88ビルディング」に目がいきます。
お店には12時半前に行きましたが、席は7〜8割埋まっていて賑わっていましたが、各座席の間隔が広く取られていますので、ゆったりできますし、コロナ的なことも気にせずに済みました。
アフタヌーンティーのメニューと選べる紅茶
食事メニューはテーブルに持ってきてくれた時に店員さんが一つ一つ説明してくれます。
「事前予約の方に限り、Amba Estateの紅茶も含めてお好きな紅茶をお好きなだけご注文いただけます。」とのこと。
以前、何かの記事を読んだときは、Amba Estateの紅茶は一回だけ注文できて、その他は時間まで制限なく注文できると書いてあったと記憶していましたが、Amba Esateの紅茶を出しているのがビルズ銀座を選んだ理由なので、まずはそれを注文。
Amba Estateの紅茶とハーブティー
左がハンドロール・ティッピー・ゴールデン・オレンジペコー(TGOP)。
右がレモングラス。
その名の通り、TGOPは茶葉のグレードはオレンジペコーの紅茶です。
アンバ茶園の特徴である、機械を使わずに手でロールするハンドロールドティーです。
接写したのが以下の写真。
ティーポット一つ目は、平らのティーカップで提供されましたが、2つ目のティーポットでは丸みを帯びたティーカップで提供されました。
1つ目と2つ目で違いを出しているのでしょう。
私は食べるものも、飲むのも遅いので、一緒に行った子が2つ目のティーポットを頼んだ時に、私はまだ2つ目を頼みませんでした。
そうしたら、追加で頼んだカップは、おそらくまだ1回目の紅茶を飲んでいる私に合わせて同じカップが提供されいました。
一緒に行った子が3回目、私が2回目のティーポットを頼んだ時は上記のカップで提供されました。
こちらはカップに注ぐと、茶漉しにレモングラスが残った様子。
綺麗な緑色のレモングラスがたっぷり出てきて、なんだか楽しい。
私がアンバに宿泊する際にチェックインした時に出してくれたのは、冷たくしたレモングラスでした。
スコーンにピントを合わせたら本体がぼけ、本体にピントを合わせたらスコーンがボケてしまいました。
3段のお皿を1枚ずつ写真に撮っておけば良かったです。
後半になると、温かいリコッタパンケーキを店員さんが持ってきてくれます。
これは嬉しい。
私にとって初めてのビルズ。
初めてだと、有名メニューも食べてみたいじゃないですか!
私はスリランカでもアフタヌーンティーを楽しんだのは覚えている限りで9ヵ所です。
その中でも印象的だったのが、コロンボの5つ星ホテルのTAJ Samudraのアフタヌーンティーで、後半に熱々のスコーンを持ってきてくれるのです。
この時間差のサプライズが気に入って、タージサムドラがコロンボでオススメのアフタヌーンティープレイスの一つなのですが、ビルズではその役割をリコッタパンケーキが担っているのです!
食レポが得意でない私なので、紅茶の味にも食べ物の味には触れませんが、やっぱりビルズの食事は美味しく紅茶も美味しいです。
アフタヌーンティーは見た目には楽しいですが、分量が多すぎることと、小麦小麦過ぎて飽きてしまうこと、甘すぎことなどがあり、正直言って、気持ち悪くってしまうことが多いので、おしゃれな空間でオシャレなものを目にはしたいけど、食べたいわけではないことが多いです。
ところが、ビルズのアフタヌーンティーの食事は美味しく飽きることなく食べられて大満足でした。
また、スリランカだと午後3時〜4時ぐらいからでないとオーダーできないことが多く、ランチを抜い臨まないといけません。
量が多いので、夕食もまともに食べられず、1日をアフタヌーンティーに捧げようになりますが、ビルズではランチタイムから夕方まで頼めます。
分量も残してしまうことはないけど、決して物足りないことはない、ばっちりな分量です。
2時間制であることや開始時刻・終了時刻を店員さんは口にされませんでしたが、私はティーポット3つ、一緒に行った子はティーポット4つを頼み、しっかり食べ終わってちょうど2時間経過したので退店。
たくさんお茶を飲むとトイレに行きたくなりますが、トイレに置いてあるアメニティーも良いものだと一緒に行った子は言っていましたが、知識のない私には分かりませんでした 笑
銀座・日比谷は高級ホテルがいくつかありますので、お茶を飲み過ぎても、その後歩いていて女の子がトイレに困ることがないのもいいことだな!と思いました。
料金
一人4,000円(税込)でした。
>関連記事
参照)
Bills公式ページ
ウィキペディア:ビル・グレンジャー
Wikipedia:Bill Granger
ウィキペディア:リコッタ
春の街歩きに最適! ダーリングハースト編
サリーヒルズにはシドニーのおしゃれが満載。カフェと買い物を満喫
ウィキペディア:ボンダイビーチ
ダブル・ベイを歩いてみよう!
ウィキペディア:チェルシー (ロンドン)
Wikipedia:Clerkenwell
ウィキペディア:キングス・クロス駅
ウィキペディア:ノッティング・ヒル
中央建物公式ページ
「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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