シーギリヤロックが間近に見えるホテルシーギリヤ
シーギリヤロックが目の前に見える抜群のロケーションにあるホテルシーギリヤは1967年創業の老舗ホテルです。
こんな好立地にありながら、2人1部屋で4,000円/人ほどとリーズナブルに泊まることができます。
2013-2014年にリノベーションされ、4年目に当たる2017年に取材した当時の写真を使って本記事では紹介していますが、2021年12月に1億5000万ルピーが投じられて再度リニューアル開業しています。
取材時(2017年)は、コングロマリットのHemasグループの傘下にホテル運営会社Serendib Leisureはありましたが、コロナ禍の2020年12月にLOLCグループが買収し、LOLCグループの旅行部門ブランウズ・インベストメントがリニューアルを行なっています。
Serendib Leisureはジェフリーバワ建築のアヴァニ・ベントタ、ミリッサ郊外のランターン、ニゴンボ郊外のホテルドルフィンなど7軒のホテルを運営する1973年に創業されたホテル運営会社です。
ホテルシーギリヤを経営するHotel Sigiriya PLCは、Serendib Leisureよりも早い1971年に創業し、コロンボ証券市場に上場しています。
本記事では、取材時に撮影を依頼した日本人経営のフォトスタジオ「Sutido Fort」による写真、私(スパイスアップ神谷)の写真、現在のホテルの写真を組み合わせて、ホテルを紹介していきます。
※冒頭の写真はホテルのオフィシャル写真です。
目次
抜群のロケーション
シーギリヤロックが見られることを売りにしたホテルはいくつかありますが、その中でも特に距離が近いのがホテルシーギリヤです。
上の写真はホテルのプールから見上げたシーギリヤロックですが、岩上の遺跡が見えます。
場所はシーギリヤロックの南にある池の隣接地。
ダンブッラ〜シーギリヤ間のバスの終点は、この池(シーギリヤタンク)を見下ろす坂の上にあります。
そこからシーギリヤタンクを左手に坂を降りると、小さな民芸品店が並び、かつてはエレファントライドがここで行われていました。2018年頃にレストランが並ぶ バス通りが運河を超えるあたりに移転し、コロナ禍中は休業していました。
この小さなお店が並ぶエリアからはシーギリヤロックが眺められます。
ここから東に行くと、ホテル「シーギリヤビレッジ」があり、その奥にホテルシーギリヤがあります。
ちなみに、ダンブッラのホテルに泊まって、ピドゥランガラの日の出ツアーに参加した際は、登り終わった後に、ここでサンドイッチを食べて、シーギリヤロックのゲートが開く7時を待ってからシーギリヤロックに向かいました。
ゲート〜レセプション
ゲートを入るとロータリーがあります。真っ直ぐいって、ぐるっと回るとレセプションです。
以下の写真がロータリーのレセプション側(奥の建物がメインビルディング)。
手間のジープは、ミンネリヤ国立公園のジープサファリに行く際に乗ってジープです。
ホテルに手配をお願いして、ホテルまで迎えにきてもらった時ものです。(ミンネリヤ国立公園の記事へのリンクは、本ページ最後にリンクを貼りましたので、そちらをご覧ください。)
レセプションの入口にはムーンストーンがあります。
プールの先にシーギリヤロックが見えるラウンジ、バー
入るとレセプションデスクがあり、左に進むとラウンジがあります。
壁のない解放感なラウンジからは、シーギリヤロックが見えます。
手前に子供用プールがあり、奥にメインプール、その先にシーギリヤロックが見えます。
プールの右手側にレストラン、左手側にスパがあります。
上の写真はプール側からメインビルディングを撮影したものです。
左手奥にレセプションやショップがあり、真ん中がラウンジ、右手にバー、その奥は客室につながっています。
チェックインはラウンジで行いますが、ウェルカムドリンクをバーから持ってきてくれます。
ホテルシーギリヤには、オリジナルのシグネチャーカクテルがあります。
鳥の形にかたどったパイナップルがスリランカらしい!
私はパイナップルをアップで撮ってしまいましたが、プロの石野さんが撮った写真だと、バックの緑が入っていて、まさに鳥がグラスにやってきたように見えます。
シーギリヤロックを眺めながら、ラウンジでゆったりするのは、このホテルの楽しみ方でしょう。
客室
ブラウンズ・インベストメントがリニューアルに投じた1億5千万ルピーの60%以上が、客室投じられたそうです。
以前はスーペリアルーム78室でしたが、リニューアルによって、スタンダードルーム77室、ファミリールーム3室、スイートルーム1室となっています。
ダイニング
レストランはかなり広いです。
宿泊者以外でも利用でき、アルコールが出せないホテルに泊まった際に、こちらのレストランとバーを利用したこともあります。
ランチ
ディナー
夜はプールエリアに松明が焚かれます。
通常はレストランで食事します。
レストランから見えるプールエリアの雰囲気も素敵です。
レストランでは、おじちゃんが横笛を吹いていました。
夜風を感じながら耳にする音色は、気持ちをゆったりさせてくれます。
横笛といえば、ヒンドゥー神話のイケメンすぎる貴公子クリシュナ神の象徴ですね!?
スペシャルディナー
レストラン以外の場所で食事をすることができます。
アーユルヴェーダメニューもあるスパ
スパは2021年12月のリニューアルで、5部屋に拡張されたそうです。
アーユルヴェーダ医師も待機しているので、呼べば診察もしてくれるとのこと。
私はドクターの診察はなしで、全身のアーユルヴェーダマッサージを受けました。
施術ベット、椅子、バスタブ、スチームバスと施術を行う設備それぞれに薬草が敷かれていました。
リニューアル後のスパの部屋は半屋外のスリランカらしい建物になったようです。
宿泊者以外でもスパの利用が可能です。
エコセンター
ホテルシギリヤはバードフレンドリーホテルにも認定されていて、常駐しているナチュラリストによるバードウォッチングなどのオプションツアーがあります。
エコセンター内は広く、天井が高く、寝そべって過ごしても快適です。
レンタサイクル
500ルピーで自転車を借りることができます。
シーギリヤの村は自然豊かですので、散歩したり、自転車で周囲を回るのは、とてもオススメです!
ちなみに、上の写真の一番手前の白い自転車を借りましたが、滋賀県の自転車防犯登録のシールが貼れていましたので、日本から来た自転車のようです。
シーギリヤではお猿さんをよく見かけますが、自転車に乗っていたら発見!
シーギリヤの村に、大きな仏塔が残されています。
こういった点在する遺跡を見るにも自転車は最適です。
上の写真の仏塔は、バス通りのシーギリヤロードと、シーギリヤロックの入口に通じるタルコッタロードの交差点付近にあります。
徒歩でビューポイントへ行く
ホテルのロケーションを説明した際にも触れましたが、シーギリヤタンクの先にシーギリヤロックが見えるビューポイントの近くにホテルがあるので、歩いて訪れるのもいいでしょう。
シーギリヤロックの開場は朝7時のため、朝日はロックの上からは見られませんが、空が明るくなるとともに見えてくるロックを眺めることができます。
ホテルのプールで夜明けを待つのもいいでしょう。
ミンネリヤ国立公園
シーギリヤ観光の際に見逃せないオプションツアーは、象の群れを見るミンネリヤ国立公園でのジープサファリでしょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
公園を出た後に、ドライバーさんが道路のお店に立ち寄ってくれました。
キングココナッツを飲み、ロティを食べました。
ホテルでアレンジしたのではなく、直接ハバラナでジープ会社さんにお願いした時はそんなサービスはありませんでしたが、これはホテルを通して予約したからかもしれません。
取材時は、広告掲載費用をいただき、宿泊や食事、オプションツアーなどを諸々ご用意いただいたので、このお店の費用もドライバーさんが払ってくれて一緒に食事をしましたが、通常はお店に頼る場合は自己負担で、ドライバーさんやガイドさんと食事をともにすることはないと思います。
まとめ
村を訪れて、食事をいただく「ヴィレッジウォーク&ランチ」ツアーや、ネイチャリストさんによるバードウォッチグツアーなどもお願いできます。
シーギリヤは、シーギリヤロックやピドゥランガラロック、ダンブッラ、ジープサファリと定番ものを体験するだけでも、2泊はしたいところです。
ジェフリーバワ建築のヘリタンスカンダラマを訪れたり、ダンブッラ郊外の遺跡などにも足を運ぶ場合は、さらに時間が必要ですが、せっかくシーギリヤまで来たのでしたら、周辺のスポットを巡るのはおすすめです。
シーギリヤ・ダンブッラにはホテルが充実しているため、この地区に連泊してポロンナルワやアヌラーダプラに日帰りで訪れる人もいます。
個人的には、世界遺産など有名ところを見終わった後に、畑が広がる風景や、満天の星空などシーギリヤの村で味わる景色です。何気ない風景や村人との触れ合いが、一番思い出に残るような気がしています。
ホテルシーギリヤを予約する
ホテルシーギリヤはBooking.comから予約ができます。
Booking.comのホテルシーギリヤのページはこちらです。
参考)
Daily News:Hotel Sigiriya reopens after Rs. 150 mn investment, new management
Wikipedia:Hemas Holdings
Browns Hotels & Resorts:Hotel Sigirya
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同じ運営会社Serendib Leisureが運営するホテルです。
「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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