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シーギリヤ近くで野生の象を見るジープサファリ(ミンネリヤ、カウドゥッラ、フルル)

2025年4月17日

シーギリヤのアクティビティのうち、人気が高いのが野生の象を見るジープサファリです。

スリランカには約6,000頭の象がいると言われていますが、野生の象を見に行く代表的な場所がスリランカに2つあります。

一つはスリランカ南部(サバラガムワ州とウーワ州のまたがる)にあるウダワラウェ国立公園です。南海岸のビーチでしばらく過ごす欧米豪ロシアの旅行者に人気の公園です。

世界文化遺産が文化三角地帯にあり、日本人旅行者がサファリをする一番メジャーなエリアが、本記事で紹介する北中部州のハバラナ及びシーギリヤ周辺にある4つの公園(ミンネリヤ国立公園、カウドゥッラ国立公園、フルルエコパーク、ワスガムラ国立公園)です。

本記事では、ジープサファリの楽しみ方、ジープサファリがよく行われるミンネリヤ国立公園、カウドゥッラ国立公園、フルルエコパークについて紹介します。

ジープサファリの楽しみ方

拠点の町はハバラナ

国道6号線と国道11号線が交差するジープサファリの拠点の町ハバラナ周辺にはジープ会社が集まっています。

主要な観光地からハバラナまでの距離は以下の通りです。

世界遺産シーギリヤロックから約15キロ(約25分)
世界遺産ダンブッラ石窟寺院から約24キロ(約30分)
ヘリタンスカンダラマから約28キロ(約45分)
世界遺産アヌラーダプラから約60キロ(60分強)
トリンコマリーから約85キロ(約100分)
世界遺産キャンディ仏歯寺から約94キ(約3時間)
バンダーラナーヤカ国際空港から約150キロ(約3時間半)
最大都市コロンボから約170キロ(約4時間)

サファリは朝か午後に行く

ジープサファリを楽しむ公園は日中(朝6時~夕方6時)に営業していて、夜間には入れません。

ジープサファリに最適な時間は、象たちが草を食べに動く涼しい朝か夕方です。日中の暑い時間は象は日陰で休んでいたりして、あまり象が見られません。

ジープサファリには、象を見ようと、象にジープがたくさん集まり渋滞することもあります。ジープの音で象が逃げてしまうこともあります。

ジープが少ない朝(7時や8時スタート)をジープ会社さんからはおススメされます。シーギリヤなどに前泊している場合は朝に行くのが良いでしょう。

午後に行く場合は、午後3時頃に公園入口に到着し、午後5時や午後6時まで楽しむのが一般的です。午後2時から開始するとまだ暑い時間で最初の頃は象が見られない場合もありますが、ジープが少ないので象が見られた場合は動きやすく、象を間近に見える可能性が高まります。

象が最初から見られれば所要時間は1~2時間、なかなか象が見つからない場合は3時間ほど走ることもあります。

サファリを終えたら、公園の出口を出て、ジープ会社あるいは公園の入口に戻ってジープを降ります。

出口からの帰り道に象が見られることもあります。

ジープ会社に金額と目的を確認する

ハバラナ周辺の象はシーズンや天候でいる場所が変わるため、その日はどの公園に行くと象が見られるかをジープ会社が把握しています。

ジープ会社にどの公園に行くのか、一人当たりいくらかを確認して、納得したらそのジープ会社さんに依頼してサファリを楽しみます。

ジープ会社に支払うお金は公園の入場料とジープチャーター代を合わせた金額です。入場料は一人当たりかかりますが、ジープは1台分の金額です。その合計金額を参加人数で割り、一人当たり〇〇ドルと伝えられます。

ジープ会社を予約する

ドライバーに予約してもらう

シーギリヤ方面への旅行はカーチャーターの利用がポピュラーですが、ドライバーさんに予約してもらうのがスムーズです。

以前、私が直接電話予約したときより、弊社ドライバーに電話してもらった方が料金が安くなって以来、予約は弊社ドライバーにお願いしています。

お客様をキックバックがもらえるお土産屋さんやレストランに連れていってしまうようなドライバーだと、安い料金で案内してもらえるのかは心配ですので、信頼できるドライバーにお願いしましょう。

ホテルにアレンジしてもらう

 

シーギリヤ周辺のホテルでは、オプショナルツアーとしてジープサファリを手配しているところが多くあります。

 

アレンジを依頼した場合は、ホテルまでジープが迎えに来てくれて、終わった後もホテルまで送ってくれて楽です。

 

ただし、料金にはホテルの手配料とホテルまでの送迎料がプラスされることがあります。

旅行会社にアレンジしてもらう

スリランカの旅行会社に予約をお願いすることも可能です。

この場合は事前に料金を旅行会社に支払う必要があります。

料金は旅行会社の手配料がプラスされます。

ジープ会社に自分でいって、そこでジープに乗ります。

送り迎えを宿泊予定のホテルに指定すると、送迎費用が追加されます。

 

ジープ会社に自分で電話する、直接行って確認する

 

ハバラナのジープ会社に直接電話したり、直接訪問して料金を確認することもできます。

 

車をチャーターしていればハバラナのジープ会社に向かいましょう。

 

コロンボからシーギリヤにバスで行く場合は、トリンコマリー行き、カドゥルウェラ行きなどのバスでハバラナで降ります。ジープ会社はバスが走る国道6号線道沿いに並んでいます。

 

シーギリヤからバスでハバラナに行く場合は、ダンブッラ行きのバスに乗り、ハバラナ方面とシーギリヤ方面に道が分かれる、Inamaluwaという町までバスで行きます。Inamaluwaからトリンコマリー行き、カドゥルウェラ行きなどのハバラナ方面に向かうバスに乗り換えてハバラナに向かいます。シーギリヤからInamaluwaに向かうバスはゆっくり走ります。

 

シーギリヤでのバス移動についてはこちらの記事を参照ください。

 

ただ、乗り換えもあって不便ですので、シーギリヤからハバラナに行く場合は、配車アプリのPickMeを使って、トゥクトゥクや車で行くのが楽です。

 

サファリが終わると、ジープはジープ会社のところに戻ります。そこから帰りの手段を確保しないと行けません。

 

暗い時間になるとPickMeで配車できる車が少ないこともありますので、ジープ会社さんに交渉してホテルまで連れていってもらうか、帰りの交通手段を事前に確保しておくと安心です。

フルルエコパーク(Hurulu Eco Park)シーズン2月~5月

1977年にオープンした公園です。2月〜5月はフルル・エコ・パークに象がいることが多いと言われています。

大きなタンクがあり、景色が開けたところに象が集まるミンネリヤ国立公園やカウドゥッラ国立公園と異なり、園内の小道をジープで走り回って、草むらで草を食べている象を見つけいきます。

フルルエコパークは、国道6号線の西側を曲がりくねりながら道は北に延びています。入口は南端にあり、出口は北側にいくつかあります。それぞれが国道6号線に接続しています。

2025年の3月と4月はミンネリヤ国立公園とカウドゥッラ国立公園はタンクの水が多くなって溢れ、あまり象がいないとのことで、フルルエコパークに案内されました。

フルルエコパークへのアクセス

フルルエコパークの入口は、鉄道のハバラナ駅のすぐ北側にあります。

ハバラナから約3キロ(約5分)
シーギリヤロックから約18キロ(30分弱)
ダンブッラ石窟寺院から約27キロ(30分強)
ヘリタンスカンダラマから約32キロ(約50分)

2025年4月14日_5人で一人当たり24ドル

この日は4日間のスリランカ周遊旅行の2日目のお客様のご案内でした。前日にピンナワラ象の孤児院、キャンディ仏歯寺、ナーランダゲディゲ遺跡、ダンブッラ石窟寺院を見て、エコーシーギリヤに宿泊。

エコーシーギリヤに連泊するので、ジープで混雑しない朝にジープサファリをして、シーギリヤロックを見るか、ポロンナルワに行くのが回る効率としては良かったですが、前日が早かったため、朝はゆっくり目がいいということで、朝9時にホテルを出発して、シーギリヤロックに登って、ダンブッラのレストランでスリランカ料理ビュッフェを楽しんだ後に14時に公園入口に到着。

チケット購入、トイレ、ゲートでのチケットチェックを終えて、ゲートを通り過ぎたのが14:15。

まだ暑い時間帯なので、象は茂みにいて、あまり見つからないかも?とドライバーさんが言ったものの、14:30に最初の群れに遭遇。

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ジープが少ない時間帯だったので、最初は私たちだけで象を見ました。最初に母象が見えたので、小象がいるはず!と象がいる草むらを迂回して、回って5~6頭の象を見ました。

その後は移動して、数頭の象の群れを2つ見ましたが、その道中に他のジープがオフロードでスタック。

私たちが乗っていたジープの運転手さんが手伝い脱出。私たちのドライバーさんはベテランなのか、一発でオフロードをクリアして、後に続くジープたちを手伝いにいきました。

オフロードを走るスリルにお客様が満足され、かつ、運転のうまいドライバーさんだったので、楽しい時間が過ごせました。

6時過ぎにジープがものすごく集まっているところにぶつかり、そこに10頭の群れが!

さらに別の方向から2~3頭の象がやってきて、さらに至近距離で象が見られました。そして、ますますジープが集まり、ジープの群れで身動きが取れなくなりました。

途中少しだけ雨がぱらつきましたが、すぐにやみ、出口に向かいながら、また一つの象の群れに出会いました。

この日のハイライトは国道6号線に出てから。サファリをした後に国道で象に出会うことはよくありますが、この日は母象と子象の3組が道路を渡るところに遭遇。

お客様たちはばっちり動画にその様子を納めていましたが、私は渡った後に写真を取りました。。

2025年4月5日_3人で一人当たり27ドル

この日はコロンボから日帰りのお客様のご案内でした。朝7時半にコロンボを出て、まずシーギリヤロックに登頂。3月13日に朝9時半過ぎに行った際は行列していましたが、この日は空いていました。

その後、ヘリタンスカンダラマでランチをとって、14時半にジープサファリへ出発。

エコフルルパークに到着したのは15時半。今回もドライバーのRoshanに電話をしてもらいジープサファリを予約。今回は園内の入口にジープ会社が待ってくれていました。

入口のトイレに行ってからジープサファリをスタート!

園内に入ってすぐに母象と子象の5頭ほどの小さな群れが見られ、その後も続けて象の10頭ほどの群れ、別の10頭ほどの群れ、と合計で30~40頭見られました。ご案内したご夫婦のうち、旦那さんは最初の30分で満足。40~50分ほど見て、象がたくさん見られたのでコロンボに帰りましょう!との旦那さんの声で園内を出ようとする途中でも象の群れに会いました。料金は3人で一人当たり27ドルでした。

 

2025年3月12日_5人で一人当たり24ドル

朝キャンディを出発して、シーギリヤの日本人宿岩見荘にチェックインして、通りのレストランでランチをした後、14:30にシーギリヤを出発してジープ会社へ。

私が地球の歩き方に掲載されているジープ会社に電話したところ一人当たり35ドルでしたが、ドライバーのRoshanが別の会社に電話しれくれたら一人24ドルになりました。

ジープに乗り換えて、途中で象の水浴び場を通り抜けて、エコフルルパークに到着。

 

15時ちょうどにエコフルルパーク入口につくと、ジープで行列していました。

園内に入場してしばらく走ると、遠くに象が数頭いるのが見られました。その後は3時間ほどしばらく象が見られませんでした。クネクネと曲がるため小道、途中に見える岩山の景色が面白い!大学生たちは喜んでいましたが、最後に間近で象が見たい!と言っていましたので、どうなるかドキドキでしたが、最後の最後に5頭の象が身近で見られ、その後も数頭の象が見られ大学生たちは大満足でした。出口を出たあとの国道6号線沿いでも象が見られました。料金は5人でジープをチャーターして一人27ドルでした。

大きな岩山

 

エコフルルは途中の道で、シーギリヤロックを遥かに超える巨大な岩山がいくつか見られます。

 

岩山に登って景色を楽しむこともできます。

ミンネリヤ国立公園(Minneriya National Park)シーズン5月~10月

 

ジープサファリが楽しめる国立公園で最も有名なのがミンネリヤ国立公園(Minneriya National Park)です。

シーズンは乾季で周囲の水が少なくなる5月〜10月です。とくに多いのは7月~9月と言われています。

象たちは水を求めて、大きな貯水池である「ミンネリヤ・タンク」に集まります。ミンネリヤタンクはアヌラーダプラの王が作った貯水池です。

公園の入場料は35ドル/人。

ミンネリヤ国立公園へのアクセス

ハバラナから9キロ(約10分)
シーギリヤロックから20キロ(約30分)
ダンブッラ石窟寺院から38キロ(約40分)
ヘリタンスカンダラマから38キロ(約60分)

 

2017年6月16日

ホテルシーギリヤに泊まった際に、ホテルにジープサファリをアレンジしてもらいました。

 

このジープサファリ会社の人がホテルに迎えにきてくれました。

シーギリヤから40分ほどかけて、ミンネリヤ国立公園に移動します。

入口で入場チケットを買います。
代金は入場料の15ドル、タックス、車両代がかかります。

チケットブースには小さなミュージアムが併設されています。
どの時期にどのエリアに象が多いのかを説明した地図がありました。

 

入口からは、貯水池までしばらくジャングルの中の道を走ります。

貯水池に到着すると、急に視界が開け、池の周辺に集まる象、鳥、そして、周囲を走るジープが見えます。

草を食べる象さん。

 

牙を持つ象さんもいました。

 

ジープに近寄ってくる象さんもいて、もう手で触れそうな近さです。

 

貯水池の周辺では孔雀やペリカンなど野鳥たちの姿も見られました。

 

 

 

動物たちは暑い日中は日陰で休んでいるため、ジープサファリは早朝や夕方に行われます。
象のいる場所は天候や時期によって異なり、他の国立公園に行くこともあるため、ハバラナのジープサファリ会社に確認してください。

カウドゥッラ国立公園(Kaudulla National Park)シーズン12月~2月

12月〜2月はカドゥッラ国立公園が象を見る場所(エレファント・ギャザリング)に選ばれることが多いという情報を見たことがあります。

カウドゥッラ国立公園にも、ミンネリヤ貯水池と同じくアヌラーダプラの王が作った貯水池があります。

公園の入場料は35ドル/人。

カウドゥッラ国立公園へのアクセス

ハバラナから30キロ(約40分)
シーギリヤから41キロ(約50分)
ダンブッラ石窟寺院から54キロ(約60分)
ヘリタンスカンダラマから59キロ(約90分)
トリンコマリーから73キロ(約90分)

 

2017年8月19日

ハバラナにあるJanakaというジープサファリ会社さんに行くと、この日はミンネリヤ国立公園ではなく、カドゥッラ国立公園に象がいるとのことでした。

コロンボからチャーターした車をここでおり、ジープに乗り換えます。

ジープは1台あたりで払います。

この時は6人で1台4,000ルピーで借りました。

 

カドゥッラ国立公園が近くと、公園入口前でジープが渋滞していました。

 

しばらく行くと、公園の入口があり、入場チケットを買います。
一人12ドルでした。

ベストシーズンは10月〜3月。
観光客の入場料は12 US$+税に加えてジープの車両代金がかかります。

入口は小さなミュージアムが併設されています。

 

入口を抜けると、しばらくジャングルの中の道を進みます。
道の途中では野鳥などの姿を見かけることもあります。

ジープに立って乗っていると、木の枝にぶつかることがあるのでご注意ください。

貯水池に着くと急に視界が開けます。

 

珍しい牙が生えた象を見ることができました。

観光客が多い8月だったためか、最初に貯水池に到着した時は、象の群れだと思っていたものが、ジープの群れでした 笑

 

ミンネリヤ国立公園に訪れた時ほどには象はたくさん見られず、見られた象も少し距離が離れていたのが残念でした。

ところが、一緒に行った弊社のインターン生たちは大満足。
何が良かったというと、カドゥッラ国立公園は貯水池の周りの道は激しいアップダウンがあります。
そのデコボコの道をジープで走るのがとてもスリリングで楽しかったのです。

この時は6人でシーギリヤロック、ピドゥランガラロック、ダンブッラの石窟寺院、ローズクオーツマウンテン、加工過程を見せてくれる宝石屋さん、カドゥッラ国立公園とたくさんの場所を訪れましたが、5人のインターン生が一番良かったと選んだのが、カドゥッラ国立公園でした。ちなみに2番目に人気だったのはピドゥランガラロックでした。

ワスガムラ国立公園(Wasgamuwa National Park)

少し離れたところにあるワスガムラ国立公園(Wasgamuwa National Park)。
ここにはポロンナルワの王が作った貯水池があります。

ミンネリヤ国立公園で見られる象は、このワスガムラ国立公園から移動してきています。
入場料はUS$10に加えてジープ代などがかかります。

一般的にはゾウを見るためのサファリはワスガムラ公園以外のミンネリヤ国立公園、カドゥッラ国立公園、フルル・エコ・パークで行われているようです。

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