コロンボのおしゃれカフェ3選|雰囲気も味も、コーヒーも妥協しない姉妹店
おしゃれカフェが増えつつあるコロンボ。
今回はその中でも「雰囲気も味も妥協しない」3つの姉妹カフェをご紹介します!
同じオーナーが手掛ける3つの姉妹店にはそれぞれにコンセプトの違いがあり、スリランカ人にも外国人にも人気です。
目次
Seed Cafe -歴史ある邸宅でブランチ

閑静なコロンボ7のホートンプレイスに2019年10月にオープンして以来人気のカフェ。特に週末はローカル、外国人問わずにぎわいます。
Seed Cafeが入居している建物は、ココナッツ農園と黒鉛の採掘で財を成したヘンリー・ローソン・デ・メル(Sir Henry Lawson De Mel)によって1931年に建設された邸宅です。
▼Seed Cafeが入居する歴史的建造物「Elsmere House」について詳しくはこちら
“Your Colombo brunch fix“
終日オーダーOKのブランチメニューはクロワッサンサンドイッチやフムス、フレンチトーストやスムージーボウル。11時以降注文できるランチメニューは、ポケボウルやパスタ、バーガーなど。
ヴィーガン、グルテンフリーメニューも豊富です。


元の場所はリニューアル中で、現在はひとつ奥の建物で営業中ですが、建物の作りは同様で、元の雰囲気と同じくゆったり居心地のいい店内です。
ジェフリー・バワ財団のオフィス兼ギャラリーBawa Spaceや、Saskia Fernando Gallery・PR から徒歩圏内なので、アート鑑賞やショッピングの合間にもぜひ。
- 【店名】Seed Cafe
- 【営業時間】8:00~17:30
- 【住所】60 Horton Pl, Colombo 07
- 【instagram】@seedcafesl
Grind -ホームメイドケーキを楽しむ

ガンガラーマ寺院・シーママラカヤ寺院や、お土産スポットとしても立ち寄る方の多いコロンボ最大級のスーパーArpicoから徒歩10分圏内に位置する、アクセスタワーというオフィスビルのグラウンドフロアにあるこちら。
2018年10月にUnion Placeエリアの800mほど離れた場所(現在Nook Cafe@505のある場所)にオープンし、その後2023年に現在の場所に移転しています。


ガラス張りのあかるい店内、インテリアは木調にグリーンと窓際のソファの朱色が映えます。
”Specialty coffee bar & eatery“


オープン当初から焼き菓子に力を入れているようで、ショーケースのケーキはどれも絶品。
スリランカでは激甘のスイーツが主流ですが、こちらはきわめて甘さ控えめ、生地もしっとりでおいしいです。ボリュームはたっぷりあるので、お安くはないものの満足感があります。
以前住んでいた家から近かったので何度も通いましたが、食事・ドリンクともに何を頼んでもハズレなしでした。




白身魚とスーパーフードキヌア. ボリュームたっぷりですがヘルシー





スタッフが着ているTシャツもかわいいです。店頭で購入できます。
テラス席はなく、全て店内。暑いときにありがたいクーラーで涼めます。寒がりな方は、羽織るものがあるといいでしょう。



週末のブランチ~ランチタイムは混み合い満席のことも。夜は比較的ゆっくり滞在できます。
3店舗のうち、夜も営業するのはGrindのみです。
- 【店名】Grind
- 【営業時間】8:00~22:00(定休日なし)
- 【住所】Dawson Street, Access Towers 2, Colombo 02
- 【Instagram】@thegrindlk
- ※WiFiなし、混雑時はPC作業はおことわり、とInstagramにてアナウンスあり
Radicle Specialty Coffee -ギャラリー併設の最新隠れ家カフェ


こちらは2025年7月にオープンした3つの姉妹店の中で最も新しいスポット。
ダッチホスピタルやヒルトンホテルのあるコロンボフォート地区、チャタムストリートの De Mel Building にあります。この建物はSeed Cafeと同様ヘンリー・ローソン・デ・メルによってココナッツ農園会社の本社として1921年に建てられ、現在ではスリランカ都市開発局および考古局によって歴史的・建築的価値のある文化遺産建造物として登録されています。



店内は手前にギャラリースペース、奥がカフェスペースでかなりゆったりした作り。歴史ある空間を活かしたシンプルな内装、奥の大きな窓と高い天井で開放感たっぷりの居心地のいい空間です。
他の2店舗になないカウンター席があります。
”Specialty Coffee & Macha“
他2店舗と異なるのは、特にコーヒーにこだわっている点。
エスプレッソドリンクに使用されるコーヒー豆は3店舗共通でスリランカ産ですが、こちらではプラス料金でシングルオリジン(輸入)のコーヒー豆を選択できます。(スリランカ産の豆もおいしく、まだシングルオリジンへの変更は試したことがありません。)
また、こだわりはコーヒーにとどまらず、紅茶はアンバ茶園 (AMBA ESTATE) のHand Rolled Teaも提供しています!
食事メニューは3店舗の中では種類が少ないものの、サワードウブレッドやチャバタ、ミルクブレッドを使ったサンドイッチを売りにしており、こちらも他の2店舗とは異なる特徴。

メニューの説明は”ジャパニーズスタイルエッグサラダ”!

そう、なんと卵サンドが食べられるんです!
ほんのり甘みのあるミルクブレッド(スリランカでは日本的なほんのり甘くやわらかい食パンは珍しい)、酸味と甘みのバランスがちょうどいい卵サラダがたっぷり、さらにゆで卵も1つ分入って見た目以上にボリュームたっぷり。ちょっぴりねぎがトッピングされています。
それほど期待はせずにオーダーしましたが、思わぬクオリティの高さに感動しました!!
これは他の食事メニューも試さなくては!けれど、また卵サンドを頼んでしまいそう。。
まだ新しい店舗だからなのか、もしくはエリア的にかそれほど混んでおらず、穴場です。
- 【店名】Radicle Specialty Coffee
- 【営業時間】7:00~18:00
- 【住所】Radicle Gallery De Mel Building, Colombo 01
- 【instagram】@radiclespecialtycoffee
こだわりのコーヒー
3店舗で共通しているのはとにかく「コーヒーがおいしい」ということ。
また、スリランカではエスプレッソや粉末の上澄みを飲むタイプがメジャーでドリップコーヒーを提供するお店は多くありませんが、今回ご紹介した3つのカフェではドリップコーヒーを提供しています。
カプチーノなどのエスプレッソドリンクを提供するお店は他にも数多くありますが、レベルが違うように感じます。オーツミルクやアーモンドミルクへの変更もできます。(追加料金あり。ソイミルクもメニューに記載ありますが、No Availableと言われ注文できないことが多いです)
ドリップコーヒーはエチオピアやケニアなど輸入のシングルオリジンコーヒー、エスプレッソはスリランカ産のコーヒーを使用しています。(前述の通りRadicleではシングルオリジンコーヒーをエスプレッソドリンクにしてもらうことが可能)
豆の購入はどの店舗もできないのでドリンクで楽しみましょう。
コーヒー好きのためコーヒー熱高めで紹介してきましたが、コーヒー以外の抹茶ラテ、スリランカではめずらしいほうじ茶ラテや、スムージーなどもオリジナリティとおいしさが両立されていてどれもおすすめです!!
ちなみに、3つのカフェを手掛けるオーナーは、スーパーフードの輸出入なども行うスリランカ人。
雰囲気も味も、それぞれに個性のある3つの姉妹カフェ。
旅の途中のひと休みや、ブランチに、ぜひ足を運んでみてください。
▼コロンボのコーヒーがおいしいカフェは他にも
▼コロンボでセイロンコーヒーを購入するなら
参考
- オーナーについて https://www.dailymirror.lk/dailymirror_online/He-Spoke-Style-with-Nadiya-Fernando-%7C-Mahesh-Alkegama/379-202907
- Grind創業当初の情報 https://www.yamu.lk/kamu/the-grind-coffeehouse/
2023年10月よりコロンボ在住
ジェフリー・バワをきっかけにスリランカを旅して、気が付けば住むことに
紅茶もコーヒーもお酒も辛いものも甘いものも好きです
スリランカでいちばん好きなお菓子はルヌガンガのバタークッキー
雑誌の撮影・デザイン・編集など, 一級建築士
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