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スリランカ初、女性スタッフのみで運営される湖畔ホテル「アンバヤール・カンダラマ」宿泊記(シーギリヤ・ダンブッラ)

2026年6月17日

ダンブッラやシーギリヤ観光の拠点として便利でありながら、驚くほど静かな環境で過ごせるアンバヤール・カンダラマ(Amba Yaalu Kandalama)。

全スタッフが女性というスリランカ初のホテルであり、その取り組みは国内外から注目を集めています。また、地域の雇用創出や環境への配慮にも取り組んでいます。
ホテルの敷地には547本のマンゴーの木が植えられ、湖へと続く緑の風景が広がります。

今回は実際に1泊し、客室や食事、アーユルヴェーダスパを体験しました。
マンゴー園を眺めながら過ごした滞在の様子をご紹介します。

アンバヤール・カンダラマとは

スリランカ初、女性たちが運営するホテル

公式サイト写真

このホテルの大きな特徴は、レセプション、シェフ、クリーニング、日中のセキュリティに至るまで、すべてのスタッフが女性で構成されていることです。全スタッフのうち約半数は地元出身で、地域の雇用創出にもつながっています。

スリランカでは今なお「女性は家庭に入るべき」という価値観が根強く残っており、ホテル業界においても男性が約9割を占めているのが現状です。そうした中で、女性の雇用促進を目的とした国内初の取り組みとして注目されています。

子どもを持つ母親やシングルマザーも働いており、女性が安心して働ける環境づくりにも力を入れているそうです。

ホテル名とコンセプト

スリランカで愛される小説「Amba Yaluwo(シンハラ語で『Best Friends』を意味する※直訳はマンゴーの友達)」と、スリランカ映画の黄金時代の世界観をコンセプトにしています。
ロビーやレストラン、客室などには映画のポスターや映写機などが飾られ、温かみとどこか懐かしさも感じます。

アクセスと立地

観光拠点として便利

世界遺産や、野生のゾウに出会えるジープサファリスポットへもアクセスしやすい立地です。

  • ダンブッラ石窟寺院から車で 約12分
  • シーギリヤロックから車で 約30分
  • ミンネリヤ国立公園やフルルエコパークまで車で約40分

湖畔のマンゴー園に囲まれたホテル

開放的なロビー

幹線道路から少し奥まった道を進むと、現れる建物。ロビーの先の山並みまで望む開放的なエントランスです。
映画をテーマとしたポスターや映写機、撮影に使われたヴィンテージカーなどが出迎えてくれます。また、スリランカの伝統的な仮面が壁面を彩ります。

547本のマンゴー園

ホテルメイン棟とプールからカンダラマ湖へと続くのは、ホテル名にも冠されている547本ものマンゴーの木。
毎日丁寧に手入れされ、芝のあかるいグリーンにマンゴーの葉の濃い緑が映えます。
マンゴーの実は一つずつ丁寧に紙に包まれていました。インド原産の高級品種アルフォンソマンゴーとスリランカで開発されたプレミアム品種TJCマンゴーが植えられ、収穫時期にはジュースなどで楽しむことができるそうです。

客室宿泊レポート

マンゴー園を望む広々とした客室

アンバヤール・カンダラマの客室は全3タイプ。
全3タイプの客室はいずれもマンゴー園と湖の先の山並みを望む造りで、どの部屋を選んでもゆったりとした滞在が叶います。

デラックスルーム

  • 定員:大人3名
  • 客室面積:約46㎡

最もスタンダードな客室タイプ。十分な広さがあり、おひとりでの滞在や、カップルやご夫婦での滞在におすすめです。

今回宿泊したのはこちらのデラックスルーム。チェックイン時はすでに暗くなっていたため、客室全景は公式サイトの写真を掲載しています。

バスルームはシャワーのみですが、バルコニーには屋外ジャグジーがあり、マンゴー園越しに山並みを望むことができます。ベッドはダブルまたはツインが選択可能です。

スイート

  • 定員:大人4名
  • 客室面積:約88㎡

デラックスルームの約2倍の広さを持つスイートタイプ。
ゆったりとしたリビングスペースがあり、より贅沢な滞在を楽しみたい方に向いています。

ロフト付きスイート(Suites with Attic)

  • 定員:大人4名
  • 客室面積:約98㎡

ファミリーや友人同士のグループ旅行におすすめの客室。
メインルームにキングベッド、ロフト部分に2台のベッドを備えています。キッチンコーナーもあり、3タイプの中では最も広々とした造りです。

レストラン「Baiscope」でのお食事

マンゴー畑を抜ける風がさわやかです

素材を活かした丁寧な料理

スリランカは日本と比べると料理の量が多く、またホテルでの食事は贅沢であると同時に、しっかりとした味付けで食べ疲れしてしまうこともしばしば。

アンバヤールでのお食事は、彩り豊かで贅沢さを感じながらも、素材を活かした味付けで過度に濃くなく、一品一品丁寧に作られていることを感じるやさしい味わいでした。おいしく食べきれる量もうれしいポイントです。

実際の3食レポート

今回は、1泊フルボード(3食付き)での滞在でした。夕方にチェックインしたため、到着日の夕食と翌朝食、昼食をいただきました。2名でオーダーしたお料理を紹介します。

夕食

コース形式で、前菜・スープ・メイン・デザート各ジャンルごとに選べるスタイルです。

前菜①クスクスサラダ(クリスピーグリーンとバジルペスト添え)
前菜②ツナとパイナップルのサラダ(ペッパーサルサ、ガーデングリーン、ヴィネグレットドレッシング添え)
個人的には、共通でサーブされるパンが気に入りました!スリランカのホテルで提供されるパンの中でもレベルが高い印象です。

スープ①シーフードトムヤムスープ
スープ②かぼちゃとレモングラスのスープ
どちらのスープもレモングラスが効いてさわやか。

メイン①ドライフルーツとナッツを詰めたチキンルラード(トマトマッシュ、ソテー野菜、マッシュルームソース添え)

これがとってもおいしかった!手が込んでいながらも、おうちごはんのような温かみも感じられました。野菜がたっぷりなのもうれしい。

メイン②白身魚のクラムフライ、イカとエビのグリル串(ガーリックライス、ソテーした青菜、ディルクリームソース添え)

メインは他にもベジタリアンメニューとスリランカカレーもありました。スパイシーと記載があったので、辛さについては確認してみることをおすすめします。

デザート①クレームキャラメル 焼きプリンに近いデザート。
デザート②チョコレートムース 
デザートは共通して甘すぎないのが特徴です。サイズ感も小ぶりでちょうどいい!

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朝食

朝食はブッフェ形式。スリランカカレーとウエスタンスタイル両方がありました。

卵料理はリクエストしてその場で作ってもらうスタイルです。刻んだ野菜を入れるスリランカオムレツをオーダーすると、チリ(青唐辛子)は入れますか?と辛さの確認をしてくれました。
野菜がフレッシュなのがうれしい。

ランチ

ディナーと同様コース形式で、前菜・スープ(共通)・メイン・デザートを選ぶスタイル。

前菜①フレッシュガーデングリーンサラダ(マスタードヴィネグレットドレッシング添え)
前菜②チキンファヒータ(クリスピーサラダ、ペッパーサルサ、スイートチリソース添え)
ラップサンドのようなもの

チキンクリームスープ(共通)

メイン①チキンライス(目玉焼き、デビルドチキン、チリペースト、エビせんべい添え)
スリランカらしさがありつつも、日本人にとっても食べやすい味で、ぺろりと平らげてしまいました。
メイン②シーフードマリナーラ(ペンネパスタ、パルメザンチーズ添え)

ディナー・ランチともに、チキンのメニューがよりおいしかった印象でした。
また、ディナーと同様、ベジタリアンメニューとスリランカカレーも選べます。ディナーではチキンカレーでしたが、ランチはエビのカレーを楽しめます。

デザート①パッションムースのパンナコッタ(フルーツコンポート添え)
パッションフルーツのほどよい酸味もあり、甘すぎず美味しかったです。
デザート②チョコレートタルト チョコレートが濃厚で、ナッツの風味豊か。

左:Gara Yakaというシグネチャーカクテル
タマリンド、ウッドアップル、ライム入りのアラックを使ったスリランカらしいカクテル。酸味と甘みのバランスがよく、おいしいカクテルでした!ウッドアップルはスリランカのフルーツの中でも日本人になじみのないとされる味ですが、こちらはタマリンドと相まって飲みやすかったです。

右:マンゴージュース

アーユルヴェーダスパ体験|Ayurvie Ayuruvedic Spa

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アーユルヴェーダブランド「Ayurvie」の施術を体験

アンバヤール・カンダラマでは、同じテーマリゾートグループが運営するアーユルヴェーダブランド「Ayurvie」の施術を受けることができます。

Ayurvieは、シーギリヤ近郊のアーユルヴェーダ専門施設「Ayurvie Retreat Sigiriya」も運営しており、ドクターによる体質診断や長期滞在型プログラムを提供しています。

アンバヤールでもドクターの診察が可能な日がありますが、今回は不在日だったため、オイルトリートメントを体験しました。

施術を予約するには?

チェックアウト日の午前中に施術を受けました。
アーユルヴェーダでは施術を受ける人と同姓のセラピストが担当するのが基本です。アンバヤールは女性のセラピストが常駐しており、男性の施術リクエストが入る場合はAyurvie Retreatから男性セラピストが来てくれます。

今回は夫婦2人で依頼し、男性セラピスト手配とハーバルバス・スチームバス等の準備のため、朝9時半ごろスパ受付にてリクエストして、11時スタート可能との案内でした。
チェックインの際に施術メニューと時間をリクエストしておくとスムーズでしょう。

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今回体験したコース

今回受けたのは90分のコース【Herbal oil whole body massage, steam barh & herbal bath】。全身のオイルマッサージ60分、スチームバス15分、ハーバルバス15分です。料金は55 USDでした。

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実際の施術の流れ

まず、施術室にて施術前に着替えを行い、紙ショーツと施術用の布を身につけます。オイルを全身に使用するため、下着は外して施術を受けます。

【全身のオイルマッサージ|60分】
頭・首・肩から始まり、全身を丁寧にマッサージ。施術室は風が抜ける造りで、マンゴーの葉が揺れる音を聞きながらリラックスした時間を過ごせました。
頭のマッサージは髪の毛にもオイルをつけるため、施術するかどうかを確認してくれます。

【スチームバス|15分】
マッサージが終わると、部屋を移動し、スチームバスで15分。木製のベンチでいわゆるサウナのような雰囲気の個室です。温度はそれほど高くありませんでしたが、後半とても汗をかきました。深呼吸を意識すると、より発汗する感覚がありました。
(写真は公式サイトより)

【ハーバルバス|15分】
その後は、ぬるめの白湯をコップ1杯飲み、ハーバルバスへ。バスタブにハーブエキスと葉もたっぷり入ったお風呂で15分。芯まで温まります。

最初のマッサージを受けた部屋に戻って着替えたら、受付スペースでハーブティーをいただいて終了です。

施術を受けて感じたこと

マッサージルームは6室、スチームバスとハーバルバスはそれぞれ1つずつのため、2人同時にスタートしましたが、終了時間は約15分ずれました(スチームバス・ハーバルバスの利用時間分)。

施術後は体がじんわりと温まった状態がしばらく続き、部屋に戻ってからもリラックスした感覚が残っていました。前日にピドゥランガラ・ロックへ登った影響で足の疲れが少しありましたが、施術後は軽くなったように感じられました。

ハーバルバスとスチームバスは、含まれないメニューや片方のみを選ぶことも可能ですが、両方を体験することで相乗効果を感じられたため、個人的にはセットでの利用がおすすめです。

今回はドクター不在のタイミングだったため、診断なしのオイルマッサージとバスの体験となりましたが、それでも十分にリラックスできる内容でした。次回はドクターのいるタイミングで、診断を含めた施術も受けてみたいと感じました。

宿泊客以外も利用可能

宿泊客以外でも利用することができます。
利用は性別を問わず可能ですが、男性客の対応を除くスタッフはすべて女性のため、特に女性の一人旅でも安心して利用できる環境です。

事前予約は必要ですが、宿泊客以外の利用者はそれほど多くないため、落ち着いた雰囲気の中で施術を受けられるのも魅力のひとつです。

マンゴー園を眺めながら過ごした滞在の締めくくりとして、心身ともにゆるむような時間となりました。

テーマコレクションについて

アンバヤールを運営するホテルグループの理念を知ると、このホテルが大切にしていることがより深く伝わってきます。

テーマコレクションとは

アンバヤール・カンダラマを運営するのは、スリランカのホテルグループ「Thema Collection(テーマコレクション)」です。

スリランカ各地でリゾートホテルやブティックホテル、アーユルヴェーダ施設などを展開しており、それぞれの土地の自然や文化を活かしたホテルづくりを行っています。グループのスローガンは「Different Themes, Authentic Experiences(異なるテーマ、本物の体験)」です。

主な運営ホテル

文化三角地帯では、今回ご紹介したアンバヤールの他に

  • Aliya Resort & Spa
  • Ayurvie Retreat Sigiriya

などを運営。このほかにも、キャンディ・ヌワラエリヤ・南海岸・東海岸・サファリエリア・ウェルネスリゾートまで13のエリアに17の宿泊施設を展開しています。

グループ全体の理念

テーマコレクションは、地域コミュニティとの共生や環境保全を重視していることでも知られています。

地元での雇用創出や地産地消、使い捨てプラスチック削減、再生可能エネルギーの活用などに取り組み、サステナブルツーリズムをグループ全体の方針として掲げています。

アンバヤール・カンダラマの「女性だけで運営するホテル」という取り組みも、その理念を体現したプロジェクトのひとつです。

料金はシーズンや部屋タイプにより変動します。目安や最新情報は公式サイトでご確認ください。

まとめ

こんな人におすすめ

今回実際に宿泊してみて、特に以下のような方におすすめだと感じました。

  • シーギリヤ観光で落ち着いたホテルに泊まりたい方
  • 大型リゾートよりも静かな環境を好む方
  • アーユルヴェーダを体験してみたい方
  • サステナブルな取り組みに関心がある方
  • ラグジュアリーさよりも、肩の力を抜いてゆったりと過ごしたい方

観光地の近くにありながら、ゆったり過ごせる一軒

シーギリヤやダンブッラ観光の拠点として便利な立地にありながら、マンゴー園と湖の風景に囲まれ、静かに滞在できるホテルです。

女性たちが支える温かなサービス、素材を活かしたやさしい食事、そしてアーユルヴェーダスパなど、観光だけでなく「滞在そのもの」を楽しめるのが大きな魅力でした。

スリランカ中央遺跡エリアを旅する際の選択肢として、ぜひ加えてみてください。

ホテル情報

名称|AMBA YAALU – KANDALAMA
住所|Lot 16, Pihilla Mookalana, Katupotha, Kandalama
TEL |‎+94 667 508 000
URL |Thema collection- Amba Yaalu
料金|シーズンや部屋タイプにより変動します。目安や最新情報は公式サイトでご確認ください。

ニュース【AFP】ホテルのスタッフは全員女性、業界の偏見打破目指す スリランカ(2026年6月7日)

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