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コロンボ・パブリック・ライブラリー日本コーナー|スリランカ最大の図書館にある日本文化の空間

2026年4月21日

スリランカ最大の公共図書館であるコロンボ・パブリック・ライブラリー。
長い歴史を持つこの図書館の一角に、日本の本や文化に触れることができる「日本コーナー」があります。

日本人会や大使館、現地関係者の協力によって設立・拡張されてきたこのコーナーは、スリランカにおける日本文化交流の小さな拠点として、多くの人々に利用されています。館内には歴史を記録する写真ギャラリーや、個人の記憶をたどる展示もあり、図書館そのものが文化のアーカイブとして機能しています。

※本記事は雑誌「スパイスアップ スリランカvol.21」掲載内容に一部追記したWEB版です。

スリランカ最大の公共図書館|コロンボ・パブリック・ライブラリー

コロンボ・パブリック・ライブラリーは、スリランカ最大の公共図書館です。

1813年にイギリス植民地政府がコロンボ・フォートに設立した「ユナイテッド・サービス・ライブラリー」、1829年にバーガー人がペターに設立した「コロンボ・ペター図書館」を統合する形で、1925年に現在のコロンボ市長公邸にコロンボ・パブリック・ライブラリーが開館しました。
1980年に現在のヴィハーラ・マハー・デーヴィ・パーク内の建物が完成し、移転しています。
2025年には開館100周年を記念するイベントが開催予定でしたが、サイクロン被害のため中止となりました。

日本コーナー|設立とリニューアル

コロンボ・パブリック・ライブラリー内には、日本、韓国、インド、ロシア、イランなどの国別コーナーが設置されています。
日本コーナーは2016年8月に開設されました。日本人会理事のデシルワ・ピヤラツナ氏が主導し、在スリランカ日本国大使館広報・文化班長の高岡正樹氏が協力したといいます。2016年の開所式典には当時の在スリランカ日本国大使や日本人会副会長、コロンボ市関係者らが出席し、両国の友好を象徴する場となりました。

2025年には再びデシルワ氏が中心となり、拡張リニューアルが行われました。磯俣秋男在スリランカ日本国大使、ヴレイ・キャリー・バルタザールコロンボ市長らが訪れています。

拡張リニューアルにあたり、ミダヤセラミック会長でスリランカ日本語教師会名誉会長のダヤシリ・ワルナクラスーリヤ氏、スリランカ日本友好協会、日本人会会長の堀田幹長・容子ご夫妻、日本人会理事のデシルワ・ピヤラツナ・順子ご夫妻、在スリランカ日本国大使の坂本篤司領事、在スリランカ日本国大使の広報・文化班の鈴木杏奈書記官など、これまで多くの方が備品や図書、展示品を寄贈されてきました。

また、日本コーナーの整備にあたり、最も時間を要したのが蔵書のラベル貼りで、これを担当されたのがデシルワ・順子氏と堀田容子氏です。

日本コーナーには幅広い蔵書がそろっており、絵本や漫画など子どもでも楽しめる本のほか、現代小説や歴史小説、料理本、アートや建築にまつわる専門書まで多彩にそろっています。

日本コーナーは図書館の3階、階段を上って右手に見える鳥居が目印の部屋にあります。部屋に入ってすぐ右手が日本コーナーです。

同じフロアには、図書館の100年の歴史を記録した写真ギャラリー「Picture Gallery」や、「Archive of Memory」と呼ばれる展示もあります。

図書館の歴史を伝えるPicture Gallery

日本コーナーと同フロアには、「Picture Gallery」が設けられています。
ここでは、図書館の100年にわたる歩みを記録した写真が展示されており、コロンボの都市の変遷とともに図書館の歴史をたどることができます。
建物や人々の記録を通して、公共文化の蓄積を感じられる空間です。

記憶を伝えるArchive of Memory

同じくフロア内には、「Archive of Memory」と呼ばれる展示があります。
スリランカの歴史を個人の視点から伝えるコレクション展示で、鍵やブローチ、腕時計などの小さな所蔵品ひとつひとつに物語が添えられています。
津波や内戦といった出来事と結びついた個人の記憶を静かに伝える、印象的な展示です。

アクセス・開館情報

コロンボ・パブリック・ライブラリー(Colombo Public Library)

  • 住所|15 Sir Marcus Fernando Mawatha, Colombo 007 日本コーナーは 2nd floor(3階)
  • 日本コーナー開館時間|8:30~16:00 ※図書館自体の開館時間とは異なります。時間は変更となる可能性があります。
  • 日本コーナー休館日|水曜・日曜・祝日(または不定休あり)
  • 入館料|無料

日本とスリランカをつなぐ場所

日本コーナーには、日本に興味を持つスリランカ人も日々訪れています。
ぜひ一度訪れてみてください。

▽本記事は雑誌掲載記事のデジタル版です。誌面版はこちらからご覧いただけます。

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