創業1884年の老舗Green Cabinのおしゃれスリランカカレー

コロンボフォートのPagoda Tea Room、ゴールロードのGreen Cabinで知られる5代続くRodrigo家が、2代目の名前を冠したお洒落レストランをオープン。
近くに泊まっていたので、3日連続でランチに行き、3日目はディナーにも行って十分堪能したので、ご紹介したいと思います。
目次
バンバラピティヤにお洒落にリブランド開業!
お店の場所はバンバラピティヤのVisaka Roadです。
ゴールロードから行くと、お店が見えてきます。
2016〜2018年頃はコッルピティヤにあったGreen CabinやPagoda Tea Roomはよく使っていましたが、コッルピティヤのGreen Cabinはある時期から半分のスペースを貸し出し、レストラン部分が縮小し、ベーカリーとテイクアウトのみになって、寂しく思っていましたので、お店を見つけて嬉しい!
今回はかつてよりもお洒落な店内です。
バンバラピティヤにあるレストラン「Culture Colombo」を彷彿とさせます。
屋外の席が以前のGreen Cabinのようにありますが、こちらも以前より整っています。
歴史を物語る店内の写真
創業の歴史
店内には創業者のトーマス・ロドリゴ、その息子のシリル・ロドリゴの写真があります。
Green Cabinの歴史は、ムダリヤールだったトーマス・ロドリゴが、1884年にコロンボに「Ceylon Tea Kiosk」をイギリス人茶農園家と共に開業したことに始まるそうです。
お店はセイロンを訪れた人たちにセイロンティーとペーストリーを提供していたようです。
その後、コロンボフォートのチャタムストリートに移転し、店名をPagoda Tea Roomsに変更。
当サイトでも以前紹介していますが、Pagoda Tea RoomsではデュランデュランのHurry Like The Wolfが撮影されています。
トーマス・ロドリゴの息子シリル・ロドリゴはゴールロード(コッルピティヤ)にGreen Cabinを開業します。
クリケットの歴史的な写真
ロイヤルカレッジで初めてクリケット試合が行われた時の写真や、2000年のトーマス・ロドリゴ杯の写真などが飾れています。
ロドリゴ家の家族写真
ロドリゴ家の写真も展示されています。
エリザベス女王に提供したティーカップ&ティーポット
1954年にエリザベス女王がセイロンを訪問し、レースコースでハイティーを提供したときに使ったティーカップとティーポットが展示されています。
スリランカの老舗では、古写真を展示しているお店がよくありますが、コロンボやキャンディの町の古写真ではなく、創業家に関する写真が展示されているのが特徴的です。
ランチメニュー、ディナーメニュー、ドリンクメニュー
まずはランチメニューから紹介します。
ランチメニュー
ランチメニューは「ランプライス」「イエローライス」「ライス&カリー」の3カテゴリーがあります。
ランプライスとイエローライスにカシューナッツメニューがあるのが特徴的です。
Paradise Road The Gallery CafeやBarefoot Cafeで人気のブラックポークカリーを初日に注文してみました。
お洒落です。そして、美味しい!
ブラックポークカレーは美味しいですが、他のお店で頼むと、ブラックポークカレーだけになってしまうのが少し寂しいのですが、こちらのお店ではライス&カリーのように色んなカレーもついてきます。
ナスモージュやコロッケ、揚げ卵など、ランプライスを想起させるような料理たちです。
翌日に頼んだのが、フィッシュのライス&カリーです。
他のメニューに比べてお値段控えめ。
個人的にはブラックポークカレーの方がお勧めです。
3日目はランプライスのチキンを注文!
ランチメニューでランプライスが一番上に来ていたことと、ブラックポークカレーがランプライス的なものと出てきたので注文してみました。
すごい特別感があるわけではなかったです。
僕の個人的見解では、このお店のランチは「カハ・バス」から選ぶのがいいのでは?と。
エビのテルダーラやカシューナッツカレーも気になります。
ディナーメニュー
先ほどのランチメニューの左側にスターターとサンボルが載っていました。
注目は18:00〜22:30に提供されるアーッパ(Hopper)、ロティでしょう。
スリランカでは昼食にライス&カリーやランプライスなどをガッツリ食べて、夕食はアーッパやロティなど軽く済ませることがありますが、そのスリランカスタイルなメニューがいい感じだな!と思い、22時前に遅い夕食としてアーッパのセット(Hoppers)を注文。
スリランカ人な気分になれて最高です!笑
ちなみに、この日はエンドレス・ホッパーなる特別な夕食メニューが用意されていましたが、もう22時前なので控えめお願いしましたが、エンドレス・ホッパーは気になります。またやってほしい。
他にメインとなるカレーもいくつかあります。
ドリンクメニュー
ドリンクメニューはこちら!
最初に頼んだのは自家製ジンジャービアー!
これ、俺が作ったんだよ!どう?って店員のおじちゃんが話しかけてきて、スリランカらしくて最高です。
ジンジャービアーは美味しいので、ご飯届くまでにほぼ飲み干してしまいました。
翌日頼んだのはライムソーダです。
ピナコラーダと悩みつつ、スリランカといえばジンジャービアーとライムソーダでしょ!ということで、ライムソーダをチョイス。
またしても、ご飯が出てくる前にゴクゴク飲んでしまったので、「お水入りますか?チルワン?」と聞かれて、チルでお願いしました。
少し氷が浮いています。
言えば無料の水も出してくれるみたいです。
3日目にピナコラーダを注文したら、「ない!」と言われて、やっぱりスリランカだな!と思って、ランチはジンジャービアー、ディナーはライムソーダと2巡目しちゃいました。
デザートメニュー
スリランカらしいデザートメニューが並んでいます。
毎度、「デザートはいりませんか?」と店員さんに聞かれますが、お腹いっぱい過ぎて注文できていません。
ティータイムにデザートを食べに行ってもよさそうです。
クリスマスとニューイヤー
お酒は出していないお店ではありますが、クリスマスディナー、クリスマスブランチ、ニューイヤーディナー、ニューイヤーブランチをやるようです。
まとめ
ローカル感はありつつ、ローカルすぎず、程よく洗練されているので、スリランカ料理に興味はあって、高級レストランでもドローカルでもないお店を望んでいる方には、ピッタリなお店だと思います。
ぜひ行かれてみてください!

「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にてベトナム・カンボジア・ミャンマー・タイ・インドネシア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2017年2月、スリランカ専門誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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