【2026年6月】スリランカでデング熱感染者が増加中|旅行前に知っておきたい予防と対策
スリランカでデング熱の感染者数が増加しています。
2026年6月、在スリランカ日本国大使館は「デング熱感染者数急増」に関する注意喚起を発表しました。また、スリランカ保健当局も今年は大規模な流行につながる可能性があるとして警戒を強めています。
一方で、観光地の閉鎖や渡航制限が行われている状況ではなく、多くの旅行者が通常通りスリランカを訪れています。
現在の状況を正しく理解し、適切な対策を取ることが大切です。
目次
2026年は例年より感染者数が多い状況
スリランカ保健省によると、2026年のデング熱感染者数は6月中旬時点で42,000人を超えました。
4月の感染者数は約5,600人でしたが、5月には約8,500人へ増加。現在も1日あたり約650人の新規感染者が報告されています。
感染者が特に多い地域として、コロンボ県、ガンパハ県、ゴール県、マータラ県、ラトゥナプラ県などが挙げられています。
また、保健当局は全国的な蚊の駆除活動を実施しており、医療機関に対してもデング熱患者の診療ガイドラインを発出しています。
デング熱とは?
デング熱は、デングウイルスを持つ蚊(ネッタイシマカなど)に刺されることで感染する病気です。
主な症状は以下の通りです。
- 突然の高熱
- 頭痛
- 関節痛・筋肉痛
- 発疹
- 吐き気や嘔吐
多くの場合は回復しますが、一部では重症化してデング出血熱やデングショック症候群を発症することがあります。特に小さなお子さまや高齢者、持病のある方などは、体調の変化に注意が必要です。
現在、特効薬はなく、対症療法が中心となります。
スリランカ旅行を予定している方へ
今年は例年より患者数が多く、注意が必要な状況であることは確かです。
旅行を予定している方は、デング熱が流行していることを理解したうえで、例年以上に蚊対策を意識することが大切です。
特に小さなお子さまや高齢者と旅行される場合、また持病がある方は、普段以上に蚊対策や体調管理を心掛けることをおすすめします。
旅行者ができるデング熱対策
デング熱対策で最も重要なのは、蚊に刺されないことです。
肌用・空間用の蚊よけスプレーは、日本で購入して持参すると安心です。
旅行中は以下のような対策を心掛けましょう。
- 肌の露出をできるだけ避ける
- 長袖・長ズボンを着用する
- 虫よけスプレーを使用する
- 宿泊先の部屋でも蚊対策を行う(空間用のスプレーなど)
- 朝夕の蚊が多い時間帯は特に注意する
なお、デング熱を媒介する蚊は都市部にも生息しているため、コロンボ市内やリゾートホテルでも油断は禁物です。
長期滞在者の場合、滞在に慣れてくると蚊よけ対策がおろそかになりがちです。実際に、長期間スリランカに滞在していた学生が、滞在後半に感染したケースもありました。
旅行期間の長短にかかわらず、滞在中は継続して蚊対策を行うことが大切です。
また、蚊よけ対策に加え、十分な睡眠や水分補給を心掛け、体調を整えておくことも大切です。
発熱したら早めに受診を
旅行中に突然の高熱や体調不良が現れた場合は、自己判断せず早めに医療機関を受診してください。
スリランカ保健当局も、デング熱が疑われる場合は医師の管理下で診察を受けるよう呼びかけています。
また、発熱した場合の解熱剤にも注意が必要です。
デング熱が疑われる場合は、アセトアミノフェン(カロナールなど)の使用が推奨されています。
一方で、ロキソニン(ロキソプロフェン)やイブ(イブプロフェン)、バファリンA(アスピリン)などのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、出血傾向を悪化させる恐れがあるため使用を避けるよう案内されています。
市販薬を服用する際は成分を確認し、自己判断せず医師や薬剤師に相談してください。
海外旅行保険への加入をおすすめします
デング熱に感染した場合、症状によっては入院が必要になることがあります。
また、帰国便の変更や滞在延長が必要になる可能性もあります。
保険内容によっては、医師の診断書があれば入院費用だけでなく、航空券の変更費用や追加の宿泊費用などが補償される場合があります。
スリランカ旅行の際は、十分な補償内容を備えた海外旅行保険への加入をおすすめします。
まとめ
2026年はデング熱の感染者数が増加しているため、スリランカ旅行を予定している方は例年以上に蚊対策を心掛けましょう。
虫よけの使用や肌の露出を控えるといった基本的な対策を徹底し、体調に異変を感じた場合は早めに医療機関を受診することが大切です。
また、万が一に備えて海外旅行保険にも加入しておくと安心です。
十分な準備をしたうえで、スリランカ旅行を楽しんでいただければと思います。
【注意喚起】デング熱感染者数の急増について(2026年6月4日)在スリランカ日本国大使館
News 1st -650 New Dengue Cases Reported Daily: NDCU Cautions Public
2023年10月よりコロンボ在住
ジェフリー・バワをきっかけにスリランカへ
紅茶もコーヒーもお酒も辛いものも甘いものも好きです
スリランカでいちばん好きなお菓子はルヌガンガのバタークッキー
雑誌の撮影・制作など, 一級建築士
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