自動車輸入業者協会会長のホテルに忠犬ハチ公像

コロンボの郊外都市カンダーナ（Kandana）のリゾートに忠犬ハチ公像が設置された。

忠犬ハチ公像を設置したのは、自動車輸入業者協会の会長を務め、スリランカ最大の自動車ヤードを所有するワサナトレーディングランカ（Wasana Trading Lanka）を経営するサンパス・メレンチゲ（Sampath Merenchige）氏だ。

メレンチゲ氏は高速道路近くに子会社として「ワサナネイチャーリゾート（Wasana Nature Resort）」を経営していて、その敷地内に忠犬ハチ公像を設置した。

中古車事業者が多いコロンボ～ニゴンボ間

コロンボとニゴンボをつなぐ国道3号線には中古車事業者が多いという。

豊田通商のスリランカ法人であるトヨタランカがあるのも国道３号線沿いのワッタラの町だ。

メレンチゲ氏は高速道路２号線と３号線が接続するケラワラピティヤ・ジャンクションから近いウェリサーラの町出身。中古車輸入会社がであるワサナトレーディングがあるのはウェリサーラの国道３号線沿い。

リゾートはその少し北側（住所では隣町のカンダーナになる）から高速道路３号線の隣接地まで小道を入っていた先にある。

なぜ忠犬ハチ公なのか？

日本からも多くの中古車を輸入してきたメレンチゲ氏は、中古車輸入が解禁されたのを受け、また日本車が多くスリランカに入ってくるよう、日本で有名な忠犬ハチ公像を設置したそうな。

メレンチゲ氏の娘さんは渋谷駅から二駅の三軒茶屋にある大学に通っていて、渋谷駅にもよく行ったのもあるようだ。

「是非、浴衣を着てほしい！」と頼まれた私は、取材陣がきている前で、「忠犬ハチ公のエピソードについて説明してほしい！」「日本の輸入車は高額だが、もっと安くならないのか？」「日本人はスリランカの観光では何に興味があるのか？」などの質問、リクエストを受けて、答えられる範囲でお話した。

日本食の提供

報道陣に対して、日本食レストランのShikisenからと、ワサナネイチャーリゾートからそれぞれ日本食が提供された。

弊社インターン生が「箸の使い方を教えてほしい」と頼まれ、交流させてもらいながら時間を過ごした。

参照

Daily FT:Wasana Trading Lanka slashes vehicle prices
Daily News:Wasana Nature Resort opens restaurant on islet
NEWS 1st:Vehicle prices to increase by a minimum of Rs 200,000
LANKASARA:Vehicle Imports to Resume in February, Confirms Importers Chairman
Sunday TIMES:Key vehicle importers enter buying and selling of cars for survival
Sunday TIMES:Wasana Trading unveils flagship showroom with green concept

神谷 政志

SPICE UP LANKA CORPORATION (PVT) LTD Managing Director
スリランカ日本人会理事 兼 広報部長
WAOJEコロンボ支部理事（初代支部長、2期～4期事務局長、5期企画部長）

「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。

1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年4月、法政大学社会学部社会学科を卒業後、人材系ネットベンチャーに新卒入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して人材系ネットベンチャーを退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当しながら、新宿ゴールデン街で訪日外国人向けバーテンダー。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2022年12月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。

渡航国：台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ