ヘリタンスカンダラマの宿泊レポート
2020年1月23日、中国の旧正月の大晦日にあたる日に、ヒルトン・コロンボのメディア向け旧正月のランチ会に参加してから急いでヘリタンス・カンダラマに向かいました。
ヘリタンス・カンダラマを紹介した記事では紹介しきれなかったことをお届けしたく、本記事では宿泊した時の体験・感想をご紹介いたします。
目次
一番手頃なスーペリアルーム
ヘリタンス・カンダラマは7つの部屋カテゴリーがあります。
その中でも旅行会社さんにオススメされたのは、カンダラマ湖を見渡すことができるジャングジーが付いてるデラックス・ルームでした。
ヘリタンス・カンダラマに初めての宿泊のため、早めにホテルに着きたかったのですが、ヒルトン・コロンボからの取材依頼と日程が重なってしまったため、到着した頃にはもう暗くなり始めていました。
取引先の旅行会社さんから、デラックスルームを用意したと聞いていましたが、スリランカ人ガイドさんに案内されたは一番安いスーペリアルームでした。
この部屋が最後の一室とのこと。
ヘリタンス・カンダラマは上階に行くほど景色がよく、カンダラマ湖を見渡せます。
下に行くほど緑に囲まれ、一番下の階の窓からの景色は森となります。
宿泊棟は北側のシーギリヤウイングと南側のダンブッラウイングがありますが、景色がより良いのはシーギリヤウイングです。
この階数の上下とウイングを加味して、上位カテゴリーの部屋と下位カテゴリーの部屋が配置されています。
今回は一番最後に残った部屋ということで、ダンブッラウイングの一番下の階の、一番奥の部屋でした。
エントランスからは結構歩きました。
通常、チェックインはプールが見えるカフェスペースで行われますが、満室であることと、もう暗くなってしまっていたことから、カウンターで済ませて部屋に向かいました。
上の写真がダンブッラウイングの端にあたる部分で、その先にプールがあります。
右手側あるいは左手側が森になっている景色が多いこのホテルにおいて、このエリアは客室に囲まれています。
バワらしい直線的なデザインの先に自然が見えます。
レセプションやレストランからはしばらく歩くことになりますが、ダンブッラウイングの端にある3つ目のプールに近いのは一つの利点です。
メイン棟から一番遠いプールのため、今回のような混雑時でも、ゆったり入れることができます。
客室は一番安い部屋とはいえ、十分な広さがありました。
部屋においてある資料を見て、館内の無料ツアーがあることを知り、翌日に参加することにしました。
決まった時間があるわけではなく、こちらからのリクエストベースで対応してくれます。
ディナー・ビュッフェ
ダンブッラウイングからメインレストランがある階に上がると、そこはラウンジになっており、ほとんど人がいない中、演奏をしていました。
エントランス階まで音が漏れ聞こえますので、それはいいのかもしれませんが、人があまりいない中での演奏は寂しそうに思いました。
ディナーはメインレストランのビュッフェ形式にて。
スリランカからウエスタン、中華、キッチンコーナー、フルーツ、デザートと幅広くメニューは用意されていましたが、特筆すべきメニューは見当たりませんでしたが、シンプルなカレーが美味しかったです。
ラキセナナヤケがデザインした木のモニュメントが印象的でしたが、暗くて綺麗に撮影できませんでした。
レストラン内部の撮影は朝食時など明るいうちが良さそうです。
洞窟でのディナーが楽しめるケーブ・ディナー会場がライトアップされているのが見えました。
水はサーブしてくれましたが、紅茶、コーヒーは階下のバーで出しているとのことでした。
食後に下におりて、コーヒーを頂きました。
場所を変えて、バワがデザインした椅子に座りながらの食後の一杯もいいものでした。
紅茶工場をホテルに改装したヘリタンス・ティー・ファクトリーのコーヒーはあまり美味しくありませんでしたが、こちらのコーヒーは美味しかったです。
ヘリタンス・カンダラマで出している紅茶は、ヘリタンス・ティー・ファクトリーの敷地の茶園・ミニ工場で作られた紅茶でした。
紅茶はどちらのホテルで飲んでも美味しかったです。
朝の散歩
仕事柄、宿泊しているホテルの夜明けの様子も確認しますので、早朝にホテル内を散歩しました。
ヘリタンス・カンダラマは緑に囲まれていますので、緑が映えるのは明るい日中だと思いました。
夜明けなら上階に行って、カンダラマ湖と空、山々が見渡せ景色を見るのが良さそうです。
宿泊している地階から歩いて回ってしまい、朝らしい景色は堪能できませんでした。
まだ掃除、レイアウトされる前のカフェの様子が見られました。
朝の利点は人があまりいないことです。
館内を自由に撮影できるのはとてもよかったです。
屋上庭園ではリスに遭遇しました。
館内は広いため、夜明けとともに起きたので、早めに朝ごはんを食べるつもりでしたが、一通り見たら、もう8時を過ぎていました。
太陽が登り切ると、緑の色が鮮やかになってきます。
メインレストランでの朝食
メインレストランはカンダラマ湖と、その先のシーギリヤロックやピドゥランガラロックが見える明るいうちの方が素敵なように思いました。
日本人も多く泊まるからか、日本語ができるシェフがいました。
グルテンフリーのコーナーがしっかりあるのは珍しいです。
野菜ジュースを作ってくれるコーナーも珍しいです。
好きな野菜を選んで作ってくれます。
館内ツアー
館内ツアーの内容は以下のページを参照ください。
説明を聴きながら回ると、自分で回った朝の散歩では気付かなかったことがたくさんあり、自分でホテル内を巡る前に先に館内ツアーをお願いして、ポイントを把握されることをお勧めいたします。
その後、また自分でゆったり回って、景色や雰囲気を味わうのは良いでしょう。
カフェでランチ
情報誌の次号の発行に追われていたため、プールに入れず(泣)、ひたすらパソコンの画面と格闘していました。
ドリンクを頼んで、しばらく仕事したらランチを注文。
その後、しばらくしたら、コーヒーを注文。
夕日を見るにはプール、湖が見渡せるカフェがいいのではないと思い、ひたすら粘ってしまいました。
バワデスク
気分転換に館内散歩。まずはバワお気に入りのデスクをチェック。
夜は暗くて気付きませんでしたが、ラウンジにはイナ・デ・シルヴァのバティックが飾られていました。
バワ建築でよく見かける鐘。
アラカルト・レストランでのディナー
日本から到着のお客様がスイートルームにお泊まりで、スイートルームでしばらくお話していたら、すっかり暗くなっていました。
他の部屋も泊まって体感しておきたいと思い、連泊を希望するものの、しばらく満室でした。
それであればアラカルトレストランを試してみよう!と来てみたら、こちらのレストランは夜の雰囲気が素敵でした。
そして、5つ星ホテルのアラカルト・レストランとはいえ、値段はリーズナブルです。
メインのビュッフェのレストランよりも、アラカルト・レストランの方が美味しいように思いました。(私個人の好みですが)
まとめ
中国の旧正月に重なり、満室が続いている状態でしたが、それでもホテルの作りからか、それほど騒がしい感じはしませんでした。(さすがに団体客のチェックイン時にカフェにいた時はざわざわしていましたが)
前後の仕事の関係でゆっくりと堪能できませんでしたが、滞在の際の参考になればと思い、簡易なレポートですが投稿いたしました。
次回はゆっくり泊まり、さらに詳細にホテルについてレポートしたいと思います。
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ヘリタンスカンダラはBooking.comから予約が可能です。
Booking.comのヘリタンスカンダラマのページはこちらです。
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「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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