2月のポーヤデー「ナワンポーヤ」コロンボペラヘラとは?
2月のポーヤデー「ナワンポーヤ」には、コロンボのガンガラーマ寺院でペラヘラ「コロンボ・ナワン・ペラヘラ」が開催されます。
2023年のナワンポーヤは2月5日です。
本記事では、ナワンポーヤ、ナワンペラヘラについてご紹介します。
目次
ナワン・ポーヤとは?
ナワン・ポーヤは、2つのことを記念するポーヤデーです。
1つ目は、ブッタ(釈迦)の二大弟子とされた「舎利弗」と「目連」が、最初の弟子の長になったこと。
2つ目は、お釈迦様の死後3ヶ月に、第一回目の仏教評議会が開かれたこと(仏教評議会が設立されたこと)。
ガンガラーマ寺院でペラヘラが開催され、ベイラ湖沿いがライトアップされます。
ナワン・ペラヘラの観覧場所
約5,000人のパフォーマーが参加する大きなパレードです。
コロンボで開催されるため、コロンボ在住の方にはキャンディでのペラヘラよりも見学しやすく、オススメです。
パレードが通る沿道には観覧席が並びます。
座席料は聞いてみると、5,000ルピー(2019年2月時点)とのことでした。座席料は場所によって変わるかもしれません。
2019年はお寺の入口で知人に会い、インターン生と一緒に寺院出入口すぐの座席で鑑賞させてもらいました。
2020年はコロンボ・シティー・センターのフードコートからインターン生たちと食事しながらパレードを見ました。フードコートは座席料を払う必要がありませんので、オススメの観覧場所です。
例年のペラヘラのルート
ガンガラーマ寺院を出発し、Hunupitiya Lake Road、Wad Ramanayaku Mawathaを通り、観覧席が並ぶバス通りSir James Pieris Mawathaを北上します。
Nawam Mawatha、Siri Uttarananda Mawatha、Perahera Mawathaを通り、ガンガラマヤ寺院に戻ります。
ナワン・ペラヘラの開会式
日没前にガンガラーマ寺院で開会の儀式が行われます。
2019年はラニル・ウィクラマシンハ首相(当時)が開催式に参加されていました。
パレード(ペラヘラ)の様子
ガンガラーマ寺院を出発。
太鼓・笛の楽隊。
仮面ダンス。
旗を持った人たちの行進。
装飾された象さん!
コロンボシティーセンターからの眺め。
動画で見る2019年、2020年の様子
2019年
2020年
ナワンペラへラの歴史
NATIONAL TODAYの記事によれば、1851年にタイのラーマ4世がナワンポーヤを式典として公布し、1931年にラーマ5世がナワンポーヤを公休日に指定(現在のタイでは公休日ではない)、1979年にガンガラーマ寺院で初めてペラヘラが開催されたそうです。
ガンガラーマという寺院名や、タイから贈られたエメラルドの仏像があることからガンガラーマ寺院はタイと関係があるのでしょう。
参考記事
https://spiceup.lk/kandy-perahera-festival/
参照)
「Navam Poya」
ウィキペディア「舎利弗」
ウィキペディア「目連」
Navam Perahera 2021
Gangaramaya Temple
「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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