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日本人専用アーユルヴェーダ伝統医療センター「シャンティランカ」

2023年2月15日

スリランカでアーユルヴェーダを受ける場合、現地のエステやマッサージとして提供している施設、リグジュアリーなリゾート滞在を提供している施設、治療に重きを置いている施設などがあり、目的に応じて施設を選ぶ必要があります。

今回紹介するシャンティランカは、治療に注力している日本人専用のアーユルヴェーダ施設です。スリランカ渡航前から問診・薬の服用が始まり、帰国後も問診・薬の服用が続けられるため、治療を目的にした方にオススメです。

JICAのシニアボランティアとしてスリランカに赴任していた私の知人は、長年改善しなかった高血圧症がシャンティランカでパンチャカルマを受けたことで大きく改善して、とても満足していました。(パンチャカルマは辛かったそうですが)

私は手荒れがひどく、中学生の時から色々な皮膚科に通い続けていましたが、シャンティランカで処方された「美肌・若返りの薬」を1カ月間服用したことで、手荒れが完治し、皮膚科に行く必要がなくなりました。

シャンティランカは国立コロンボ大学伝統医療学部とMOUを結び、アーユルヴェーダスクールも開講していた経歴があります。

現在は、オンラインでスクールを開講しています。

また、コロナ禍でシャンティランカはスリランカから輸入したアーユルヴェーダハーブティーなどのアーユルヴェーダ製品が品切れになるほどの評判だったそうです。

何か改善したい症状や不調がある方、医療としてのアーユルヴェーダを学びたい方、普段の生活にアーユルヴェーダを取り入れてみたい方などにオススメの施設です。

シャンティランカとは?

シャンティランカは、スリランカにアーユルヴェーダ伝統医療センターを、大阪にアーユルヴェーダサロンを運営しています。

日本人経営のアーユルヴェーダ施設はスリランカにいくつかありますが、シャンティランカは日本人に特化した日本人専用のアーユルヴェーダ医療センターです。

シャンティランカは2004年に始まった際はアーユルヴェーダリゾートとして開業していますが、治療に特化するために2012年にマウントラビニアに移転して、アーユルヴェーダ伝統医療センターに変わっています。

スリランカのアーユルヴェーダリゾートの多くは、ドイツ語圏や英語圏のヨーロッパの人たちをメインの顧客にしています。そのため、ドクターによる診察やセラピストとの会話は英語で行われることが多いです。

日本語通訳を頼むとアレンジしてくれる施設や、日本人スタッフがいて問診に立ち会ってくれる施設もありますが、シャンティランカは日本人に特化していますので、言葉の壁の心配はありません。

英語ができる方でも、体のことなど繊細なこと、小さな体調の変化は日本語で会話できる方が安心でしょう。現地には、アーユルヴェーダ歴19年、スリランカ在住12年の梅原しょうこさんがいますので、相談をしながら治療を進めていくことができます。

アーユルヴェーダ施設のオーナーや経営者がアーユルヴェーダを実践していない施設も多くありますが、梅原さんはアーユルヴェーダの実践者でもあり、多くのお客さんが治療のために滞在して変わっていく様子を見てきた方なので、治療における疑問や不安があった場合も、お話が聞けるので安心できます。

スリランカにあるアーユルヴェーダ伝統医療センター

シャンティランカのアーユルヴェーダ伝統医療センターは、スリランカの最大都市コロンボ最寄りのビーチリゾート地「マウントラビニア」にあります。

マウントラビニアのリゾートエリアではなく、住宅地にあるため、とても静かな環境です。

日本人限定の完全予約制であり、セキュリティ対策もしっかりしているため、普段はゲートが閉まっています。(以下の看板が目印です。)

治療の流れ

治療は出発前から始まります。

出発前に問診票を事前にドクターに提出し、オンラインでドクターと直接話して、治療内容や滞在日数について相談します。

治療期間の目安は1週間から1カ月間です。体の隅々まで浄化する場合には3週間以上が推奨されています。

出発前にスリランカから内服薬が届くため、スリランカに行く前から内服薬を服用して体の浄化を進めます。

スリランカに到着すると、毎日問診と治療(午前と午後の2回)が行われます。

最後の問診では、帰国後も薬を飲みたい方には処方をしてくれますので、帰国後も薬の服用を続けることができます。

帰国後もオンライン問診が一度無料で受けられます。継続して2回目以降も問診を受ける場合や薬を追加でもらう場合には有料になりますが、スリランカを離れてからも治療を継続できるのは魅力的です。

参考)
シャンティランカ:お申込からご帰国まで

1日の流れ

以下のようなスケジュールが基本です。

6:00頃:起床
8:00頃:朝食(ドクターの指導に基づく食事)
9:00頃:ドクターによる問診
10:00頃:午前のトリートメント
12:30頃:昼食(ドクターの指導に基づく食事)
14:00頃:午後のトリートメント
16:00頃:自由時間
19:00頃:夕食(ドクターの指導に基づく食事)
22:00頃:就寝

基本的には治療が中心となるため、お出掛けは医療センターの周囲を散歩する程度が望ましいと思います。ビーチや仏教寺院が近くにあるため、ゆったりと過ごすことができます。

マウントラビニアのリゾートエリアまで出掛けるのもありでしょう。

せっかくスリランカに来たので、世界遺産のゴールやキャンディ、シーギリヤ、バワ建築のリゾートホテル、サファリ、紅茶畑が広がるヌワラエリヤやエッラに行きたい!という方もいるでしょう。遠方に旅行に行く場合は、治療に影響が出ないように治療の開始前、あるいは治療の終了後に行きましょう。

食事

食事はシャンティランカのスタッフさんの手作りの料理が毎食提供されます。

基本的に滞在者がみんな同じものを食べます。ダイニングに料理が並べられて、そこから自分でよそうため、食べる量も自分で決められます。

治療の内容や症状によって食べ物に指示がある場合は、特定の料理を抜く場合もあります。

上の写真はお昼にいただいたライス&カリーです。スリランカでは1日の食事の中で、ランチを一番しっかり食べますが、アーユルヴェーダにおいても、消化力が高いお昼にしっかりしたご飯(ライス&カリーなど)を食べるように推奨されています。

私は宿泊せずに、通院で治療を受けましたが、お伺いした際に滞在されている方々とランチの席をご一緒させていただいたのですが、スリランカに長期滞在してアーユルヴェーダの治療を受けるというつながりがあるので、知らない人同士でも打ち解けて話ができるのは良いなと思いました。

客室

客室は以下のように全部で8室あります。
・シングルルーム(キングサイズベッド)7室
・ツインルーム(シングルベッド2台)1室

関連書籍が置かれた本棚

アーユルヴェーダの関連書籍が何冊も置かれていますので、自由時間などにアーユルヴェーダについて学ぶのもいいでしょう。日本人専用の医療センターのため、日本語の本が多いのは嬉しいです。

梅原さんにお勧めいただいた3冊

スリランカではアーユルヴェーダと仏教は深い関係にありますが、仏教関連の本も置かれています。

シャンティランカの始まりは、大阪府東大阪市山手町にある信貞寺の徳永僧正が1992年にスリランカとの交流を始めたことに遡ります。

そのため、アーユルヴェーダの治療に加えて、マインドフルネスやヨガなど仏教のエッセンスから精神面も同時に整えるのもお勧めです。

私はいくつものアーユルヴェーダ施設のドクターと話をしましたが、瞑想やヨガを強くお勧めされます。

アーユルヴェーダの治療中は1日のスケジュールが規則正しく決まっている一方で、それ以外の時間にあまり活動的になりすぎないことが推奨されています。

自分なりに1日の予定に瞑想やヨガの時間を取り入れてみるのは良いでしょう。

滞在ではなく通院も可能

スリランカに住んでいる人であれば、施設に宿泊せずに通院で治療を受ける選択もあります。

私は通院で治療を受けました。

まず、最初にドクターの問診を受けました。その後、せっかくお邪魔したので、トリートメントを受けました。

アビヤンガ(全身オイルマッサージ)、シロダーラ(オイルを額に垂らす)、ハーバルバス(薬草風呂)の3つを受けました。

宿泊されているお客さんたちと一緒にランチをいただいて、最後に薬を処方してもらいました。

小さじ半分の量を牛乳と一緒に1日2回飲む黒いペースト状の薬を処方してもらいました。

この薬が体にしっかりと吸収されるように、デトックスとしてタブレットを2つ飲みました。
一つのタブレットは朝食後と夕食後にお湯で飲むもの。もう一つは夕食後に水で2錠飲むタブレットでした。

私が治療を受けたのは2017年9月ですが、「シャンティランカで男性にこの薬を処方したのは、あなたが最初です。」と言われました。

一般的に男性はお酒やタバコを飲む人が多く、まず、薬が体に浸透するための浄化をしないといけないのだそうです。

私はタバコは一切吸わない上に、お酒は弱いので基本的にあまり飲みません。そのため、すぐに処方できたそうです。

パンチャカルマを受けた私の知人は、日本ではかなりの不摂生だったそうで、シャンティランカに通院しながらしばらく治療を受けるも効果が出ず、徹底的な浄化が必要というドクターの判断のもと、パンチャカルマをやった後に治療を続けたら、血圧がかなり改善されたそうです。

アーユルヴェーダではデトックスが大事なのだと改めて思いました。シャンティランカの場合は、日本を出発する前から薬を飲んで体の浄化を進めてから現地で治療を受けられるのは、やはり良いことなのだなと思いました。

日帰りの治療

通院の場合、アーユルヴェーダのトリートメントを日帰りで受けることができます。

シャンティランカは、一週間以上の長期滞在のお客さんの治療をメインにしていますので、事前に問い合わせして予約してから行きましょう。ドクターやセラピスト、施設に空きがあれば対応してくださいます。

大阪のアーユルヴェーダサロン

大阪市北区南森町には、シャンティランカのアーユルヴェーダサロンがあります。
大阪メトロ谷町線、坂筋線の南森駅の6番出口から徒歩2分のマンションの一室に入居しています。JR大阪天満宮駅からも近いです。

中に入ると、アーユルヴェーダの世界が広がっています。

私は京都市、宇治市、和束町、吹田市、大阪市と関西を出張で回った最終日にお邪魔しましたが、私の様子を見て、サロンの高橋さんが出してくれたのがヴァータ茶。

これを飲んだたら、目の周りがズキズキしてきました。

高橋さんによると、それは私が出張で動き回っているからで、効いているのかもしれません!とのこと。

動き回るとヴァータが過剰になるので、そんな時にヴァータを抑えるのがこのお茶なのだそうです。

高橋さんは2005年の大阪サロン開業時から関わっていらっしゃるそうで、アーユルヴェーダに関するお話を伺えますので、関西の方でアーユルヴェーダが気になる方は、ご相談に行ってみるのもいいでしょう。

お店の中には、ヴァータ、ピッタ、カパの3種類のお茶がありました。

私はヴァータ・ピッタ、あるいはピッタ・ヴァータと言われますが、仕事柄、移動が多いため、仕事中にお会いするときは特にヴァータと言われます。

ピッタが強そう時(イライラしたり、攻撃的な時)や、カパが強そうな時(怠い、何もやる気にならない)もありますので、3種類とも欲しいと思いましたが、横浜に立ち寄ってから東京に帰り、2日後にデリーに出張に行き、3週間後にもう一度デリーに行く仕事が入っていたため、ヴァータティーをお土産に購入しました。

コロナ禍で、サロンで施術するのが難しかった一方で、アーユルヴェーダ製品をはじめとしたスリランカ製品のネット販売が好評で、一時は注文をさばき切れない時もあったそうです。

参考)
楽天市場:Shanthi Lanka Ayurveda

大阪のサロンには、スリランカ製の木の重厚なベットやシロダーラの容器など、スリランカのドクターが治療にはこれがいい!というものが揃えられています。

スリランカでしか受けられないトリートメントもいくつかありますが、大阪でもアーユルヴェーダのトリートメントを受けることができます。

参考)
シャンティランカ・大阪サロン:メニュー紹介

アーユルヴェーダを学ぶ

シャンティランカの関連団体「一般社団法人日本アーユルヴェーダ伝統医療協会(JATA:Japan Ayurveda Traditional medicine Association)」には、アーユルヴェーダについて学ぶコースが豊富に用意されています。

アーユルヴェーダを生活に取り入れる「アーユルヴェーダライフアドバイザー」を目指すコース、アーユルヴェーダのカウンセラーを目指すコース、アーユルヴェーダのセラピストを目指すコースがあります。

それぞれ1〜2日間で終了する入門編から始まり、28日間の初級、さらに28日間学ぶ上級や、認定講師資格が得られる初級講師や上級講師などのコースがあります。

一般社団法人日本アーユルヴェーダ伝統医療協会の代表理事が、シャンティランカが始まるきっかけである金峯山寺参事、長尾山信貞寺住職の徳永瑞幸さんです。理事を株式会社シャンティランカアーユルヴェーダ代表の梅原しょうこさんが務めています。

参考)
一般社団法人日本アーユルヴェーダ伝統医療協会:アーユルヴェーダスクール

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