シンハラ語3-35 チョーラ朝に関連した語

シンハラ王朝の黄金期は、アヌラーダプラが建設された紀元前437年からアヌラーダプラがチョーラ朝によって陥落する1017年と言われます。
このアヌラーダプラ時代は1454年と非常に長く、265年続いた江戸時代の約5.5倍の長さです。
このアヌラーダプラ時代を終焉させたチョーラ朝は、シンハラ語辞典を見ると、盗みと関連づけられているようです。
チョーラ=チョーラ朝
チョーラ=盗癖のある、手癖の悪い
チャウラヤー=盗人、泥棒
アヌラーダプラを都としてラージャラタは、マドゥライを都とするパーンディヤ朝の王の亡命を受け入れ、パーンディヤ朝を攻めていたチョーラ朝の矛先はラージャラタにも向けられたと言われています。
チョーラ朝は、スリランカの行政府をアヌラーダプラから、第二の都市ポロンナルワに移転。
ルフナ国の5代目の王カッサパ6世は、チョーラ朝をスリランカから追い出し、現在のポロンナルワに「ウィジャヤ・ラジャ・プラ(勝利の大都市)」を建設し、ポロンナルワ王国を建国しています。
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「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
歴史・地理・建築・語源が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にてベトナム・ミャンマー・タイ・インドネシア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の設立を開始。
2017年2月、スリランカ専門誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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