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エッラ近郊の紅茶工場見学|世界三大銘茶ウバ茶の産地「ウバ・ハルペワッタ・ティーファクトリー」

2025年11月30日

人気観光地エッラから車で約15分。紅茶工場見学や茶摘み体験ができる「ウバ・ハルぺワッタ・ティーファクトリー」があります。

同工場は、世界三大銘茶のひとつウバ茶の生産地であるウバ州最大の紅茶工場でもあります。

本記事では、「ウバ・ハルぺワッタ・ティーファクトリー」へのアクセス方法、見学ツアーの内容・料金、そして紅茶工場の歴史について紹介します。

エッラ近郊の紅茶工場|ウバ・ハルペワッタ・ティーファクトリーとは

ウバ・ハルペワッタ・ティーファクトリーは、ウバ州バドゥッラ県エッラの北郊ハルぺ村にある紅茶工場です。
ワッタとはシンハラ語で「大農場」を意味し、「ウバ・ハルペワッタ」は、ウバ州ハルペ村になる大農場という名前です。

紅茶工場は町から離れたところにある場合が多いですが、こちらはエッラ駅から4.5キロ(車で15分、徒歩で1時間強)の距離と町に比較的近い場所にあります。

ウバ・ハルペワッタ・ティーファクトリーへのアクセス【エッラから】

カーチャーター以外の交通機関で向かわれる際はバスやトゥクトゥクを使うことになります。

バスはエッラからバンダラウェラ方面のバスに乗って、国道16号線と交差する「クンバルウェラ・ジャンクション」で降りて、バドゥッラ方面のバスに乗り換える必要があります。

そして、工場は、バス停「イハラ・ハルペ(上ハルぺ)」と「パハラ・ハルぺ(下ハルぺ)」の間にあり、バス通りからは坂道を登っていくことになります。
運転手さんに言えば、紅茶工場前でバスは停まってくれるかもしれませんが、確実ではありません。
仮に停まってくれても、乗り換えをしますので、所要時間としては歩くのと変わりません。

エッラでトゥクトゥクを捕まえて向かうのが楽でしょう。

歩いて行く場合は、エッラ駅の裏側からハルぺに伸びている「エッラ・ハルペ・ロード」を歩きます。

この道は、茶畑に囲まれているので、歩くのはとても気持ちいいです。

紅茶工場にはカフェスペースがありますので、休憩することができますが、行きも帰りも1時間歩くことになりますので、歩くのが好きではない場合は、移動手段を確保した方が良いでしょう。

選べる2つの見学ツアー|工場見学と茶摘み体験(サリー着用可)

見学は最上階からスタート|ガラス張りエレベーターで屋上へ

工場のゲートを入って紅茶の製造ラインを横目に見つつ、外廊下を奥まで進みます。ガラス張りのエレベーターで最上階へ。

最上階にはティーショップも併設されていて、入るのに入場料はかかりません。

2種類の見学ツアー

  • 工場見学ツアー:3,000ルピー / 約90分
  • 茶摘み体験ツアー:3,000ルピー / 約90分
  • オプション/ 簡易サリーレンタル・着付け:1,500ルピー

それぞれ毎日8:00〜16:30で行われています。
※土日や祝日など工場が稼働していない日は、工場見学ツアーはありません。
※天候によっては茶摘み体験ツアーが実施されないことがあります。

ティーショップに入ると、スタッフの方がツアーについて確認してくれます。ツアーを選んで、レジで先払いします。
ツアーの開始時間は決まっているわけではなく、前のツアーの進行度と参加者の集まり具合で、随時スタートします。ツアー人数もタイミング次第で、1組のみのこともあれば、複数グループ一緒で10名以上になることもあります。

オプションのサリーレンタルをする場合は、レジ奥に吊ってあるサリーから1枚選び、ツアー前に自分の着ている洋服の上から着付てもらいます。

 

補足|ツアーは事前予約が必要?

予約なしで直接現地での受付で問題ありません。
Tripadvisorなどで事前にチケットを購入することも可能ですが、時間が確約されるわけではなく、予約が通っていないこともスリランカあるあるのため。。。
ツアーは原則毎日開催ですが、天候状況やスリランカの祝日がはっきりしないなど、そもそもツアーが実施されるか確認したい場合は、前日や当日の電話確認が最も確実です。2日以上前だと状況が変わることがあります。カーチャーターをご利用の場合は、ドライバーに電話してもらいましょう。

工場見学ツアーの内容と流れ(所要時間:約90分)

①座学での説明を受ける→②工場で各工程を見学→③ティーテイスティング

所要時間は②までで約1時間、③が約30分です。

①座学で紅茶の製造プロセスについて聞く

最初にスタッフさんから紅茶の製造プロセスについて説明してもらいます。

上の写真の奥には、茶葉が寝かされているのが見えます。

②工場で紅茶ができるまでの各工程を見学

その後、説明を受けながら、製造プロセスを見ていきます。階段を降りて、下のフロアーに行きます。

最後の③ティーテイスティングについては後ほどご紹介します。

茶摘み体験ツアーの内容と流れ(所要時間:約90分)

①座学での説明を受ける→②茶摘み(ティープラッキング)→③ティーテイスティング

所要時間は②までで約1時間、③が約30分です。

①紅茶畑の中にある小屋で紅茶の基礎知識を学ぶ

紅茶ができるまで、また産地やグレードについて等、紅茶にまつわる基礎知識をお話してくれます。
わかりやすい英語ですが、事前にスリランカの地名や紅茶の基本用語などの固有名詞を簡単に確認しておくと、より解説を理解しやすいでしょう。

スリランカの紅茶7大産地についてはこちら紅茶のクラスとグレードについてはこちらの記事でそれぞれ解説しています。

説明が終わると、頭にバンダナを巻き、籠をその上に引っ掛けて茶畑へ!

②籠を背負って、いざ茶摘み!

どんな茶葉を摘んだらいいか、少しお手本を見せてもらったら実際に茶摘みをしていきます。
説明してくれたスタッフの方が順番に参加者のスマホで写真を撮ってくれます。

ティーテイスティング【2ツアー共通】

工場見学・茶摘み体験ツアーともに、最後は工場の最上階に戻ってきて、ティーテイスティングをします。

スタッフさんが、各グレードの紅茶を淹れてくれます。

グレードごとに改めて説明を受けながら味見をしていきます。

気に入ったものがあったら、ショップコーナーがあるので、そこで購入できます。ノンフレーバーティーもフレーバーティーも種類豊富です。

焼き菓子やコーヒーを販売するコロンボの人気カフェ、Kiri Kopiコーナーが新設

Halpe Teaを経営するVellaグループが手掛ける人気カフェKiri Kopiの販売カウンターがショップ内に新たにオープンしていました!(2025年11月訪問時)

ウバ・ハルペワッタ・ティーファクトリー見学のおすすめポイント

紅茶工場の見学は無料でできるところも多い中で、こちらは有料の見学ツアー。ですが、これまで複数の紅茶工場見学ツアーに行った中でも、こちらはおすすめできます。
主なおすすめポイントは以下の3つ。

  • 茶摘み体験ツアーがある
  • サリーの着付体験ができる
  • ツアー後のショップでの押し売りがない

紅茶工場の生産ラインを見学できる場所は数多くありますが、茶摘み体験ができる場所はそれほど多くありません。簡易とはいえ、サリーが着られるオプションがあるのもうれしいポイント。

また、ツアーで料金をきちんと支払う分、説明や体験内容が充実しており、さらに最後ショップでの押し売りがないのも重要ポイントだと思います。
見学ツアーは無料だけれど、ショップでたくさんお買い物してね、というスタイルの紅茶工場も少なからずあり、自分の好みにかかわらず超高級茶葉ばかりおすすめされることも。こちらではそういった心配はなく、好みの紅茶の相談ができたり、ツアーのみ参加しショップで何も買わなくてももちろんOKです。

ウバ・ハルペワッタ・ティーファクトリーの歴史とHalpe Teaの歩み

この工場は、イギリス統治時代の1940年に建てられています。
工場は海抜1,230メートルの高台に位置しています。

ハルペ村は、紅茶工場ができたことで経済的に潤ったといいます。
農家は茶葉を工場に売ることで現金収入が得られ、現金収入がある人たちがお店で買い物をし、村にお店が増えます。現U.H.Eグループ会長のA.P.D アベイラトゥネ(Abeyrathne)氏はこのハルペ村に生まれ育ち、お店を経営する父親を手伝っていました。

アベイラトゥネ氏は、紅茶工場に薪を販売し始めます。薪を定期的に工場に届けるようになり、店の運営者を雇い、薪の販売に専念します。その後、トラクターを購入し、ハルペ村の外の工場にも薪を提供し始めます。
さらに、ローリーを購入し、地域の5つの工場に薪を提供するようになり、毎日薪を提供する地域で唯一のサプライヤーになります。

1971年、アベイラトゥネ氏はイギリス人から「ウバ・グリーンランド茶園」を購入し、工場への茶葉への販売も開始します。

ところが、ハルペ村の紅茶工場がオーナーの都合で操業を停止してしまいます。紅茶工場があることで回っていた村の経済には大きな損失でした。

村の人々に推され、アベイラトゥネ氏は紅茶工場を買収します。
買収価格は非常に高く、アベイラトゥネ氏と奥さんの全財産を足しても1/3にしかならなかったそうです。アベイラトゥネ氏はローンを組んで工場を買収します。

1995年1月10日の操業開始時、アベイラトゥネ氏は村を回って、20軒の農家から茶葉を仕入れます。
この年の年末には、サプライヤーを700軒まで拡大。1997年に新しい乾燥機を購入。
1998年にウバ州で初めてとなる新しいカラーセパレーターを購入。

アベイラトゥネ氏の妻が、コロンボのティーオークションを通じた輸出以外に、国内市場向けの販売に着手。
そうして生まれたのが、現在の紅茶ブランドHalpe Teaだそうです。輸出よりも国内向けの方が利益率が良かったです。

2008年にはウバ州で生産量が最大の紅茶工場として認定されます。

1995年の操業開始時は、従業員15名、ローリー2台、契約農家20軒、月産2万キロであったのが、
現在では従業員300名、ローリー40台、契約農家5,500軒、月産15万キロに成長。

アベイラトゥネ氏は一線を退き、3人の息子が会社を経営しています。
3人の息子はそれぞれ海外の名門大学に渡り、
長男チャマルさんがコンピューターサイエンスとビジネスマネジメント
次男ランガさんがファイナンス
三男エランダさんがマーケティングと国際ビジネスを専門とし、現在は共同経営しています。

長男チャマルさんは引き継ぎだグリーンランド茶園にエッラで最初の高級レストランを開業。
レストランの成功を受けて、高級リゾート「98エーカーズ」をオープン。
2015年にスリランカ全国商工会議所から「ナショナル・ヤング・アントレプレナー・アワード」を受賞。

三男エランダさんは、2014年に大学の友人とU.H.E. Exports (PVT)LTD.をし、紅茶ブランド「Halpe Tea」と「Greenland Ceylon Tea」を40カ国以上に輸出。2017年にスリランカ全国商工会議所から「ナショナル・ヤング・アントレプレナー・アワード」を受賞。2018年にU.H.E. Exportsがセイロン全国商工会議所から「ベスト・ナショナル・フード&ビバレッジ・カンパニー」に選ばれています。

コロンボでHalpe Teaを買うなら|直営ティーショップ情報

Ceylon Tea Supermarket

Halpe Tea をはじめ姉妹ブランド等の紅茶を取り扱う紅茶専門店、Ceylon Tea Supermarket。
コロンボに2店舗あります。

ワンゴールフェイスモール店(Ceylon Tea Supermarket OGF)

One Galle Face Mall の2階にある店舗(写真Google Mapより)

モール内にあるので気軽に行ける、人気の種類が手に入るショップ。

【店名】Ceylon Tea Supermarket OGF
【住所】1 st floor(Level 02), One Galle Face Mall, 00200
【営業時間】モールの営業時間に準ずる
【電話番号】-

 

本社併設店(Ceylon Tea Supermarket Colombo)

品揃え豊富な店舗です。

【店名】Ceylon Tea Supermarket Colombo
【住所】Fountain House Complex, 326 Deans Road, Colombo 01000
【営業時間】8:00~20:00
【電話番号】0114326499
 ※Google Mapでは定休日の記載はありませんが、平日以外は店休の場合もあります。

 

Sri Lanka Tea Board【スリランカ紅茶局】

政府運営の紅茶販売店で、様々なメーカーの紅茶を販売しています。
種類はそれほど多くありませんが、Halpe Teaも取り扱いがあります。

【店名】Sri Lanka Tea Board
【住所】574 Galle Rd, Colombo 003
【営業時間】9:00~18:00(土曜日は~16:00)日曜定休
【電話番号】0112587814

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