目黒蓮さん出演のキリン 午後の紅茶のCM 「紅茶鉄道に乗って」篇の撮影地
目黒蓮さん出演のCM キリン 午後の紅茶 「紅茶鉄道に乗って」篇が4月19日頃より放送されています。
目黒蓮さんがどの駅から紅茶鉄道に乗り込み、どの茶園・茶工場を訪れたのか、映像で映った場所はどこなのか紹介します。
目次
タラワケレ駅から乗車
目黒蓮さんが列車に乗り込むシーンが撮影されたのは、タラワケレ駅(Talawakele Railway Station)です。映像に駅名が映っています。
スリランカ鉄道のメインラインは、スリランカ(当時:イギリス領セイロン)でコーヒー栽培を始めたイギリスによって建設され、イギリスがコーヒーから紅茶に栽培作物を転換した後はスリランカの中央高地で栽培・製造した紅茶をコロンボ港に運ぶために茶園が広がる山の中を縫うように延伸されました。
そのため、車窓から一面に広がる紅茶畑の絶景を見ることができ、「紅茶鉄道」の愛称でも呼ばれます。
紅茶畑が多く見えるのは、世界遺産を有する古都キャンディの駅を出発し、ナワラピティヤ駅の先から山を登り始めたところから先です。
今回、目黒蓮さんが紅茶工場・茶園での撮影を行っているのはヌワラエリヤです。ヌワラエリヤの前後で特に茶園の景色が素晴らしいと言われているのが、目黒蓮さんがプラットフォームでの撮影を行ったタラワケレ駅からヌワラエリヤの最寄り駅であるナーヌオヤ駅の間です。
タラワケレはセイロンティー(スリランカティー)を代表する産地の一つディンブラ地区にあり、ディンブラ地区に広がるいくつもの茶園を車窓から楽しむことができます。
タラワケレ駅での停車時間は2分間ですので、キャンディからナーヌオヤ駅までの鉄道チケットを買って、少しだけプラットフォームに降りて、すぐに列車に戻ることはできます。
2分だけでは、撮影地のタラワケレ駅をゆっくりみたい!という方はタラワケレのコロンボ寄り・空港寄りにあるハェトン駅郊外には茶園主のバンガローを改装した高級ブティックホテルがあるディクオヤに泊まって、翌日にタラワケレ駅に行くのが良いでしょう。ハットン駅~ナーヌオヤ間も絶景区間とされていますが、タラワケレ駅を見るのが目的ですので、この倍はディクオヤのホテルから車でタラワケレ駅に行きます。
日本であまりお休みがとれず、弾丸で行かれるという方は、車をチャーターして空港やコロンボからヌワラエリヤまで行き、ヌワラエリヤからタラワケレに行くと良いでしょう(それぞれバスでも行けますが、時間がかかります)。コロンボからキャンディに行くには車・バスよりも鉄道が早いですが、キャンディからヌワラエリヤは鉄道が茶園を通るように迂回して走るため車・バスの方が早いです。車をチャーターするのが一番早くて確実です。
コロンボからキャンディへ向かう列車も後半の山を登る部分が景観区間と呼ばれるため、鉄道好きの方はコロンボ駅からメインラインに乗ってタラワケレ駅で一時停車中に下車するといいでしょう。
鉄道の本数があまりないので、タラワケレ駅で一旦下車して、次の列車までは1時間半~2時間、場合によって4時間ほど待ちます。タラワケレ駅の周辺には、日本のODAで建設されたダム(Upper Kothmale Dam)や、紅茶ブランドのティーセンター(St.Clair’s Tea Center、Mlesna Tea Castle St Clair)などがあるので、紅茶好きの方であれば、タラワケレ駅からバスやトゥクトゥクで移動して観光してからタラワケレ駅戻るのも良いでしょう。
3等車に乗車
スリランカ鉄道のメインラインは、1等車、2等車、3等車と主に3つのクラスに分かれますが、目黒蓮さんが乗車されたのは3等車です。
3等車の座席は長椅子なので、スリランカの人たちと目黒蓮さんが交流している映像を撮るのに3等車が適切だったのでしょう。
1等車と2等車では一人ずつ座面・背もたれなどがあります。
また1等車はクーラーで効いて窓が閉まっているため、車窓からの絶景を楽しむ上でも撮影する上でも不都合です。
事前予約すれば1~3等車どのクラスでも座ることができます。
鉄道の予約方法、各クラスについては以下の記事を参照ください。
エッラのナインアーチズブリッジが映る
CMは60秒ヴァージョンと30秒ヴァージョンがあります。
30秒ヴァージョンの始めりの映像、60秒ヴァージョンの21秒から映っているのはエッラ駅郊外にあるナインアーチズブリッジです。
ナインアーチズブレッジは、9つのアーチが連なるレンガ造りアーチ橋で、スリランカを代表する景勝地です。橋の下には紅茶畑が広がっています。
ナインアーチズブリッジについては以下のページを参照ください。
BEHIND THE SCENESに出てくるペドロ茶園
CM本編ではなく、BEHIND THE SCENESにて茶畑での茶摘み見学、紅茶工場での試飲で目黒蓮さんが訪れたのはヌワラエリヤ郊外にあるペドロ茶園です。
ヌワラエリヤには見学ができる紅茶工場がいくつかありますが、その中でもヌワラエリヤの町から最も近いのがペドロ茶園です。
「キリン 午後の紅茶」は以前からペドロ茶園の茶葉を使っているため、紅茶工場見学の1スペースにキリン 午後の紅茶が展示されています。
ペドロ茶園については、以下のページをご覧ください。
聖地巡礼をするなら
目黒蓮さんがCMを撮影した場所は紅茶畑が広がる山地にあるため、各スポットに宿泊しながら聖地巡礼するのがお勧めです。
国際空港から向かう場合、タラワケレ駅、ペドロ茶園、ナインアーチズブリッジと見ていくことになります。
それぞれの地点の周辺にあるお勧めホテルを紹介します。
タラワケレ駅手前のお薦めホテル
タラワケレ駅の手前にあるハェトン駅の郊外にあるディクオヤにある紅茶園の中に有名なホテルがいくつもあります。
その中で私が実際に泊まったことがあるのが、こちらのホテルです。
ペドロ茶園周辺のお薦めホテル
ペドロ茶園はヌワラエリヤの東郊外にありますが、同じくヌワラエリヤ東郊外にあるのが、以下の2つのホテルです。
一つ目のヘリタンスティーファクトリーは紅茶工場を改装した、まさに紅茶がテーマのホテルです。
茶園の中にあるバンガローに泊まれるのがゴートフェルです。
ナインアーチズブリッジ周辺のホテル
ナインアーチズブリッジはエッラの東郊外にありますが、エッラの東郊外の中心的な存在となっているのが紅茶会社が経営するホテルの98エーカーズ・リゾート&スパです。
現地旅行会社によるツアー
参照)
「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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