【テロから1ヶ月】スリランカ連続爆破テロの現場の様子

2019年4月21日に起きたスリランカ連続爆破テロから1ヶ月が経ちました。
1ヶ月が経ち、現地の様子はどのようになっているのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、2019年5月21日に爆破現場5ヶ所を訪問したレポートをお届けします。
※冒頭の写真はネゴンボの聖セバスチャン教会
目次
聖セバスチャン教会(ネゴンボのカトゥワピティヤ)
ネゴンボには聖セバスチャン教会はビーチ側と内陸側に2つありますが、爆発があったのは内陸側のカトゥワピティヤ(Katuwapitiya )にある聖セバスチャン教会(St.Sebastian’s Church)です。
事件当日、フェイスブックページに写真とともに、「私たちの教会が攻撃された。教会に家族がいる方は助けにきてください。」と投稿していました。
5月21日の夜にオイルランプの灯火が行われたことも投稿されています。
教会に続く道には警備をする兵士の様子が見え、教会の門の前には複数の兵士が警備を行っていました。
門の横には横断幕が掲げられています。
門の正面の道にも横断幕がありました。
修復をしている教会の中には入れないようにロープが張ってあり、周囲を見学することは可能です。
教会敷地内も警備が行われていました。
セバスティアヌス像が見える教会本堂正面。
敷地内には修道女たちが集まっていました。
聖アンソニー教会(コロンボ 13)
コロンボ13(KotahenaのKochchikade)にある聖アンソニー教会は、2019年5月9日に訪れた際は、追悼の白と黒の帯が正面の通りに飾られていました。
しかし、今回訪れた際は5月18日〜19日に祝われた仏教のお祭り「ウェサック祭り」で町中に飾られる仏旗が代わりに飾られていました。
ザ・キングスバリー(コロンボ 1)
朝食会場として使われていたレストランが爆破された5つ星ホテルの「ザ・キングスバリー(The Kingsbury)」。
ホテル入口ではセキュリティーチェックを受けて、中に入ります。
被害にあったレストラン部分を壁で囲い、修復作業が進められています。
普段は人を多く見かけるホテルですが、訪問時はわずかな人しか見かけませんでした。
被害にあったレストランに隣接したシーフードレストランやカフェは営業していました。
シャングリラ・コロンボ(コロンボ 2)
同じく朝食会場として使われていたレストランが爆破された5つ星ホテルの「シャングリラ・コロンボ(Shangri-La Colombo)」。
こちらは6月まで閉鎖されており、ホテルの入口は堅く閉ざされています。
シナモングランド(コロンボ 3)
こちらも同様に、朝食会場として使われていたレストランが爆破された5つ星ホテルの「シナモン・グランド(Cinnaon Grand)」。
まず、入口で車両のセキュリティーチェックがあります。
その後、ホテル入口で荷物のチェックがあります。
ロビーから左手奥に進み、階段を降りると被害にあったレストランがありますが、レストランに続く階段は壁で閉ざされていました。
ロビー右手から庭に出て、中華レストランを通ると、被害にあったレストランにつながりますが、中華レストランのところから通行止になっていました。
シナモングランドは入口右手にカフェがあり、そこには数組の人たちがいましたが、普段は多くの人がいるホテルで、やはりまだまだ人は少ない状態でした。

趣味の旅と町歩きを仕事にしたいと主にアジアを周り、2016年7月、24カ国目に訪れたスリランカで会社を設立することに。2017年2月、スリランカで日本語情報誌「スパイスアップ・スリランカ」を創刊し、2018年9月スリランカ観光・生活情報サイト「スパイスアップ」(当サイト)を開設。公式のインスタグラム、ツイッターのアカウント、ユーチューブチャンネルも運営していますが、つい趣味の個人のインスタ・フェイスブックアカウントを更新しがち。夕日を観るのが日課。
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