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白湯より手軽!毎日続くアーユルヴェーダの「はちみつ湯」

2020年6月30日

アーユルヴェーダでは白湯を飲むことを推奨しますが、白湯といえば、美しい人が生活に取り入れているイメージですよね。

最近YouTubeでモーニングルーティーン動画が人気ですが、多くの女性YouTuberが朝に白湯を飲むようにしていると言っています。

しかし毎日白湯を飲むだけで、本当に効果があるのか疑問を抱いている人も多いのではないでしょうか。

もしくは白湯を飲んでいたけれど効果を感じられず、いつの間にか止めてしまった経験はありませんか?

それは白湯を正しい作り方をしていなかったからかもしれません。

本記事では正しい白湯の作り方とともに、それを毎日続けるのが難しい方に向けて、より簡単に作れるアーユルヴェーダのドリンクを紹介します。

白湯の起源はアーユルヴェーダにあり

白湯の歴史は古く、5000年の歴史を持つ伝統医学であるアーユルヴェーダで推奨されている飲み物です。

人には生理機能の活動に必要なヴァ―タ(風)・ピッタ(火)・カパ(水)という3つのエネルギーが備わっています。

このバランスが崩れると、体調をくずしてしまうのです。

アーユルヴェーダでは、白湯を摂ることで3つのエネルギーのバランスを整えることができるとしています。

白湯の効果とは

白湯を飲み続けることで、うれしい効果が得られます。

・新陳代謝を上げる

・血液循環を良くする

・デトックス効果

・便秘、むくみ解消

・ダイエット効果

アーユルヴェーダ式白湯の作り方

  1. やかんに水を入れて、強火にかける
  2. 沸騰し始めたら蓋を開け、中火にして10分煮立たせる
  3. 火を止めてコップに移し10~20分程度時間をかけてゆっくり飲む

ガスが火のエネルギー、水の水エネルギー、蓋を開けて沸騰することによる風エネルギーとなります。

このためアーユルヴェーダ式の白湯は、IHや電気ケトルでお湯を沸かすのはNGとされています。

正しい白湯を作るための所要時間

筆者も実際に白湯を作ってみました。

やかんが無かったため、小さめの片手鍋で代用しています。

蓋を少し開けて沸騰させることで風のエネルギーを取り込むことを意識しました。

白湯は50~60℃に冷ましてから飲むことを推奨されていますが、50℃に温度が下がるのにはコップにうつしてから約12分かかりました。

そのため白湯を作り始めてから飲めるようになるまで、およそ25分を要しました。

50℃くらいだと非常に飲みやすく、白湯の味を感じられる心地よい温度でした。

体内に毒素が溜まっている時には白湯が苦く、溜まっていると苦く感じるそうです。

家にガスコンロが無い人はつくれない?

しかしご家庭にガスコンロがない人もいると思います。

そんな方におすすめしたいのが「はちみつ湯」です。

あっという間にできるので、「正しい白湯の作り方は面倒」、「朝にそんな余裕はない」と思った方も必見です。

アーユルヴェーダで蜂蜜が重宝されてきた

アーユルヴェーダでは蜂蜜が欠かせない薬であり、食べ物です。

心臓と目の健康を強化するとして使用されています。また代謝を促進することで身体を温める効果もあります。

そのためアーユルヴェーダでは、少量の蜂蜜を人肌程度のお湯に入れたものを朝に飲むことを勧めています。

このはちみつ湯が一日の健康的な代謝を促進し、ダイエットにも効果的であると言われています。

蜂蜜は毒にもなってしまう?!

アーユルヴェーダでは、蜂蜜を温めすぎないよう注意を促しています。

40℃以上に加熱すると、蜂蜜を苦くする負の化学変化を引き起こすためです。

さらに加熱された蜂蜜を取り続けると病気を引き起こす可能性もあります。

アーユルヴェーダで加熱された蜂蜜は「接着剤」と表現されます。

調理された蜂蜜の分子がねばねばしたものに変わり、消化管の粘液膜に付着、“ama”と呼ばれる毒素を形成します。

amaとは消化管に留まる未消化の食品や毒素のことを指します。

これらの未消化の物質が消化管の壁に留まり腐敗し、健康被害を引きおこす病巣を形成してしまうのです。

蜂蜜の選び方

生の蜂蜜に有害な殺菌は存在しません。しかし好酸性酵母が含まれており、これが水分含有量の高い蜂蜜の中で繁殖し、発酵を引き起こすのです。

発酵した蜂蜜は健康被害を引き起こすわけではありませんが、販売業者は長い間発酵させずに保存するため低温殺菌を行うのです。

多くの企業が「フラッシュヒーティング」という、71℃に一気に熱し、その後急速に冷却する方法を使っています。

低温殺菌された蜂蜜は、されていないものよりも結晶化しづらく見た目は良いですが、熱により良い酵素と栄養素を殺してしまいます。

そのためぜひ非加熱の生蜂蜜を選びましょう。

おわりに

本記事では正しい白湯の作り方、さらにはちみつ湯をご紹介しました。

白湯は正しい手順で3つのエネルギーを取り込むこと、はちみつ湯は40℃以下のぬるめのお湯に生蜂蜜をいれることが重要です。

無理をすることなくご自身の生活スタイルに合ったものを選び、アーユルヴェーダを毎日の生活に取り入れていってみてください。

 

参考))

The Most  Common Mistake People Do With Their Expensive Raw Honey
【アーユルヴェーダ式】白湯のすごい効果
アーユルヴェーダで白湯の効果とやかん等での作り方!IHでも良い?

 

 

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