京都の料理人による本格和食とインド洋の絶景が楽しめる「実乃里」

Granbell Hotel Colomboの25階にある和食レストラン「実乃里」では、京都の割烹料理店で腕を磨いた料理長の長さんによる料理が楽しめます。
海が見渡せる素晴らしい景色と、落ち着いたシックな店内。
さぞかしお高いのかと思いきや、日本円に換算すると、とてもリーズナブルです。これでもオープン当初よりは値上げしたそうですが、さすがに安すぎると日本本社からの指摘があり、来月ぐらいにグッと値上げするかもしれないそうです。
お得な価格で贅沢な気分で和食を堪能できる実乃里について紹介します。
目次
実乃里とは?
ファッション通販のベルーナは、グランベルホテルとルグランというホテルブランドを日本国内外で展開しています。
ルグラン軽井沢には「蕎麦と地酒のお食事処 実乃里」
大阪グランベルホテルには「実乃里 de バル」
と、両ブランドのホテルのレストランに「実乃里」の名称が使われています。
ベルーナは、スリランカではゴールにルグラン、コロンボにグランベルホテルを展開していますが、グランベルホテルコロンボに入っている和食レストランも実乃里の名を冠しています。
素晴らしい眺望とシックな店内
入口の木の扉を入ると、鉄板が並ぶ長いカウンター席と、海が眺められるテーブル席が目に入ります。
窓の外には、波を音と潮風を楽しめるテラス席、店内の奥には個室があります。
伺ったのはディナー営業開始時間の18時半の少し前。まだ日が落ちていない時間で、晴れていれば夕日が綺麗なはずですが、今日は残念ながら曇り。
それでもこの景色は格別です。
ソファーを使った座席もあります。
食事メニュー
抜群の立地にそびえる最新ホテルの上階にある、こんなシックな和食レストランなので、かなり高いだろうとメニューを開いてみると、思っていたよりも、ずっとリーズナブルです。
コースは鉄板焼きと天ぷら
コース料理は鉄板焼きと天ぷらともに、ベジタリアンコースが5,000ルピー、ともにノンベジタリアンは7,500ルピーから。
この一週間は急なルピー高が進んで1ルピーが0.42円ですが、それでも5,000ルピーは2,100円、7,500ルピーは3,150円です。
1ルピーが0.35円だったときで計算すると、ベジタリアンコースが1,750円、ノンベジが2,625円です。なんとリーズナブルなのでしょう。
アラカルトメニュー
アラカルトメニューはさらに驚きです。
私は一人で訪れましたので、ライスボールを頼んで終わりにしても良かったわけですが、そうすると親子丼は2,500ルピー(1,050円)、かつ丼と天丼は3,000ルピー(1,260円)です。
デザートは500ルピー(210円)からですよ!なんとお手頃価格なのでしょう!!
握り寿司が食べたかったので、お寿司に合わせてアラカルトメニューから選ぶことにしました。
充実のドリンクメニュー
ホテルのルーフトップにはバーがありますが、実乃里のドリンクメニューもバー同様に豊富です。
シグネチャーカクテル、食前酒カクテル、ラムカクテル、ウォッカカクテル、ウイスキーカクテル、テキーラカクテル、食後カクテル、ジャパニーズカクテル、アラックカクテルと、カテゴライズされていて、多数のカクテルから選ぶことができます。
日本酒、焼酎、梅酒、日本ウイスキーなど日本のお酒も各種が揃っています。
シングルモルト、バーボン、ブランデー、ウイスキーはスコッチ、アイリッシュ、キャナディアンもあります。
もちろん、ビールもあります。
モクテールやフレッシュジュース、ミルクシェイク、ソフトドリンクもありますので、ノンアルコールにされる方も色々選べます。
ロビーフロアーにカフェが併設されていますが、コーヒーメニュー、お茶のメニューも複数あり、食後のデザートとともに最後にコーヒーやお茶を飲むのもいいでしょう。
たばこもメニューに載っています。
料理長の長さん
長さんは京都の祇園で料理人として経験を積み、京都でボクシングジムを経営していた方に誘われ、コロンボにオープンした和食レストラン「京都みらい」の調理長を務めていました。
京都みらいの開店はスムーズではなく、オーナーさんが諦めようとしたそうですが、長さんの是非開店したいという熱意で開店。残念ながら京都みらいは2020年に閉店してしまいましたが、「必ずスリランカに戻ってきます!」とおっしゃっていましたが、まさに有言実行、こうして実乃里の料理長としてリターンされたわけです。
ホスピタリティー溢れる長さんには、以前からファンがついていました。
2020年に長さんがお店を閉めて帰国するまでの間、長さんと私は同じ家に住んでいたので、私にとってスリランカに戻って一番行きたかった場所が、長さんのいる実乃里でした。
特別に長さんがウェルカムプレートをご用意してくれました。
赤紫蘇の巻き寿司、鱗まで食べられる甘鯛の若狭揚げ、エビで包まれてポテトサラダ、クリームコロッケ。
なんとお洒落なのでしょう!
長さんはこういうサプライズをしてくださるので、友人のお祝い事のときは、決まって長さんのところに行ってしまうのです。スリランカのオアシスです。
実食!
カクテル「Granbell Kiss」
ドリンクメニューの先頭に記載されているホテル名を冠したGranbell Kissを注文しました。
カクテルの中身はウォッカ、ブルーベリー、ピューレ、ライチシロップ、オレンジジュース、ライムジュース、ソーダ。
お酒に弱い私でも飲みやすいカクテルでした。
食べ物が到着する前に飲み干してしまったので、ライオンビールのドラフトまで飲んでしまいました。
卵焼き
一人で食べるには多いかな?と思いましたが、気付いたら全部食べていました。
味噌汁
お酒を飲み過ぎた後の味噌汁は染みます。
握り寿司
今夜のハイライトである握り寿司、これはおいしい!
外国で食べる日本食ではなく、日本で食べるお寿司です。
天丼実食レポート!
ランチに伺った際、天丼を注文しました。
カウンターで天ぷらが調理されていきます。
天丼の具材。
天ぷら鍋で、天ぷらが揚げられていきます。
揚げ終わったものをキッチンに持ち帰り、盛り付けて持ってきてくれます。
天気の良いお昼に伺ったので、テラス席からは海が綺麗に見えました。
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「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年2月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、ホステル「スパイスアップ・ハウス」開設。
2020年8月、週刊「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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