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紅茶工場を改装した博物館「セイロンティーミュージアム」

2022年6月14日

キャンディから南に4キロのハンターナの山上にある紅茶博物館(Ceylon Tea Museum)について紹介します。

※スリランカ紅茶局に取材許可及び掲載許可を得て紹介しています。

セイロンティーミュージアムとは?

1925年に建てられたハンターナ紅茶工場を、スリランカ紅茶局とスリランカプランター協会が改装及び展示品を収集して、2001年12月1日に博物館としてオープンしたのが、セイロンティーミュージアムです。

ジェームステイラーがセイロンティーの栽培を始めたルーラコンデラにつながるハンターナロードを登って行くとあります。

日曜日は15:30まで、火曜日〜土曜日は15:45まで早めに閉まりますので、余裕をもって行ってください。

入場料は大人800ルピー、子供400ルピー。(最上階で紅茶付き)
月曜日休館(平日のポーヤデーも休館)
火曜日〜土曜日:8:30〜15:45
日曜日:8:30〜15:30

博物館の展示構成

博物館は5階建てで、以下のようなフロアー構成になっています。

1階は機械の展示
2階は陶器などの展示
3階はジェームステイラーやトーマスリプトンなどセイロンティーの歴史の展示
4階はスリランカ紅茶局、 Tea Tang、 Basilur、 Impra、 Mlesna、 Zestaなど各紅茶ブランドのショップ
5階はカフェ、紅茶の効能や産業について説明したLEDパネルの展示

1階:機械の展示

紅茶の製造プロセスに沿って、スリランカ各地から集められた機械などが展示されています。

ナーランダ・ゲディゲー遺跡の南にあったナーランダ茶園で使われていた焼玉エンジン。

1889年製の小さな揉捻機。

ラトゥナプラ郊外のKeragala茶園で使われていた1920年製造の揉捻機。

稼働している紅茶工場の見学で見る機械と違って、展示品のためピカピカです。

乾燥機だったと思います。

階段を登って、中を見ることができます。

茶葉の保管庫も綺麗に展示されています。

以下は、世界最大の茶木の枯れ木。

2階:陶器などの展示

すみません。写真を撮っていません 泣

3階:セイロンティーの歴史

ジェームステイラーやトーマスリプトンなど、セイロンティーの歴史に関する展示品が並んでいます。

ジェームステイラーの遺品です。

スリランカで最も古い紅茶のパッケージ。

4階:各紅茶ブランドのショップ

4階は紅茶ブランドごとにショップがブースのように設けられています。

5階:カフェとLEDパネル

最上階に着くと、紅茶を出してくれます。
紅茶は博物館の入場料に含まれているので無料です。

各種の茶葉が置かれています。

茶葉を見てながら、テイスティングしたい!と言ったら、準備してくれました。

紅茶について勉強したら、やっぱり味見してみたいですよね!

カフェの奥には、紅茶の効能や産業に関することが紹介されたLEDパネルが並べられています。

窓からは景色が一望できます。
ハンターナの山の上であり、さらに5階なので、景色が綺麗です。

博物館に向かって、ハンターナロードの坂道から見える景色も素敵です。

まとめ

見学を受け付けている紅茶工場の方が、実際に製造している様子が見られる(稼働していない時もありますが)ので、博物館は迫力は少し欠けるように思います。

稼働している紅茶工場は見学料は博物館の入場料より安く、無料のところもあります。

この博物館でしか見られないのは、ジェームステイラーの遺品や古い機械などでしょう。
ルーラコンデラに見学に行かれる場合は博物館は道中にありますので、合わせて立ち寄ると良いでしょう。

ルーラコンデラに行かない人も、ハンターナからの景色は素晴らしい(個人的にハンターナの景色が大好きなので、キャンディではハンターナのホテルに泊まることが多い)ので、行ってみてください。

参考)
Ceylon Tea Museum公式サイト
Amazing Lanka:Ceylon Tea Museum in Hantana – හන්තාන තේ කෞතුකාගාරය

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