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キャンディに眠るセイロンティーの父ジェームス・テイラー

2026年8月24日

スリランカ(当時セイロン)で初めて茶栽培に成功したジェームズ・テイラー(1835年3月29日 – 1892年5月2日)は、セイロンティーの父と呼ばれています。

ジェームス・テイラーの墓は、キャンディのマハイヤーワ墓地にあります。その墓碑には「この島におけるシンコナ(マラリヤの特効薬)と茶の栽培の先駆者」と刻まれています。

本記事では、ジェームス・テイラーとその墓地について紹介します。

ジェームス・テイラーの略歴

ジェームス・テイラーはスコットランドの北東部、アバディーンシャーのオーチェンブライ出身の農園家です。

1852年2月、セイロンのコーヒー農園で働いて帰国した従兄弟に進められて、ジェームス・テイラーは16歳でセイロンのコロンボに到着。コーヒー農園で働き始めるため、6日間かけて徒歩でコロンボからキャンディに移動し、17歳になった1852年3月からコーヒー農園で働き始めます。

1857年にコーヒー農園だったキャンディ県デルトタ市のルールカンドラ農園(キャンディから南へ34キロのマネージャーになります。

1865年にマラリヤの特効薬になるキニーネが取れるシンコナの栽培を成功させます。

1866年にインドのアッサムを訪れ、茶の栽培・紅茶製造を視察します。

1867年にペーラーデニヤ植物園から茶の種子に入手し、ルールカンドラ農園にてセイロンで初となる商業的な茶の栽培を成功させます。

1868年にセイロンのコーヒーは世界3位の生産量に達します。

1869年、世界で初めてとなるコーヒーさび病がセイロンで大流行します。
その後、イギリス領セイロンではコーヒーから紅茶への転換が行われいきます。

1872年にテイラーは自身の発明である茶葉の揉捻機を備えた茶工場を稼働させます。

1875年にセイロンから初となるロンドンのオークションに茶23ポンド(約10キロ)を送り出すことに成功します。その後、セイロンティーの製造は1890年には2万トンにまで増えます。

1890年、トーマス・リプトンがセイロンを訪れて、ジェームス・テイラーと会います。リプトンは荒廃したコーヒー農園を買い取り、茶農園に転向し、リプトンティーの製造を始めます。リプトンはスコットランドのグラスゴーに23歳で雑貨店を創業して300店舗にまで広げて雑貨店王と呼ばれていましたが、紅茶ビジネスでさらに大成功し、紅茶王と呼ばれるようになります。

1891年、ジェームス・テイラーはセイロンプランター協会から、シンコナと茶栽培の功績に対し、感謝の品を贈呈されます。

1892年5月2日、テイラーは急性胃腸炎と赤痢のためにルールカンダラで亡くなります。享年57歳。
亡くなった翌日の5月3日に、男たちが順番に棺をかついで、35キロ北にあるキャンディの隣町マハイヤーワの墓地に埋葬されました。

ジェームス・テイラーの墓までの行き方

ジェームス・テイラーが眠るのは、キャンディから北に1~2キロにあるマハイヤーワ墓地(Mahaiyawa General Cemetery)です。

ジェームス・テイラーの墓を示す地図や案内板はありません。以下の道順を頼りにお墓をお参りください。

一番南のクリスチャン墓地から入る

マハイヤーワ墓地には3つの入口があります。一番北は仏教徒墓地への入口、真ん中はムスリム墓地への入口、一番南がクリスチャン墓地の入口になっています。ジェームス・テイラーの墓があるのは、石造りの洋館と事務所が入口にある南のクリスチャン墓地です。

事務所の横の階段を上がる

入口の右にある事務所の隣の階段を登ります。

交差にぶつかったら左に行く

事務所の横の階段を登っていくと、まっすぐ行く道と左に行く道に分かれますが、左側に進みます。

しばらくまっすぐ進む

先ほどの分岐を左にいくと、しばらくまっす階段が続くので進みます。

十字交差で右に行く

十字の交差にぶつかったら、右側に進みます。

一段高いところにジェームス・テイラーの墓

進んでいくと、道から一段高いところにジェームステイラーの墓が見えてきます。

このお墓の左側からも登れますが、墓地の道は右側から回り込んでいます。

ムスリム墓地への道

墓から一段降りて、十字交差からきた道を端までいくと、ムスリム墓地の坂道に出ます。つまり、モスクがある入口からもジェームステイラーのお墓にはいけます。こちらは急坂で、どこからクリスチャン墓地に入ればいいのか分かりにくいので、クリスチャン墓地の入口から入る方がいいでしょう。

ムスリム墓地の入口

坂を下りていくと、ムスリム墓地の入口に辿り着きます。

仏教徒墓地の入口

この仏教徒墓地の入口からはジェームス・テイラーの墓には辿り着けません。

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