日本のうどん職人が開業したKen’s Kitchen
2023年11月3日に、徳島県のうどん製麺所の3代目が開業したうどんカフェ「Ken’s Kitchen」がラージャギリヤにオープンしました。
Ken’s Kitchenとは?
Ken’s Kitchenは、約70年に創業された亀井製麺所の3代目・亀井亮典さんが開業したうどんを主体にしたカフェです。
場所はラージャギリヤのフライオーバー近くのJana Jaya City Mallの5階です。
亀井製麺所は、香川県と徳島県の県境である讃岐山脈に属する大山の麓で、代々「もち麦うどん」を作ってきました。
もち麦(ハダカムギ)の歴史は非常に古く、紀元前3,000年頃までには西南アジアで栽培化され、日本では奈良時代には栽培が確認されているようです。日本では主に四国、中国、九州の水稲もち米が獲れにくい地域を中心に昭和初期まで広く耕作されていました。
食物繊維が多いことから江戸時代には将軍の健康食として重宝され、最近は健康食材として再注目されています。
Ken’s kitchenは手頃な値段で、健康的なうどんを味わってほしいというコンセプトで、スリランカ店独自の麺を開発して提供しています。
日本を感じる内装
竹や暖簾などがあり、日本を感じる内装になっています。
カフェ利用も想定しているため、ドリンクやサンドウィッチなどもあり、メニューがディスプレイに表示されていました。
フードメニュー
ざるうどんが450ルピー、焼うどんが800ルピー、Ken’s うどんが900ルピーと日本食としては、驚くほどに手頃な価格です。
Ken’s うどん(味噌煮込み風モリンガうどん)
スリランカ産の健康食材モリンガを練り込んだ麺を使ったスパイシーな味噌煮込みうどん。
汁物はスリランカでは貴重ですので、食べたらほっとしました。
モリンガは日本人経営のオーガニックショップ「Kenko 1st」のものを使っているそうです。
焼きうどん
少しスパイシーな焼きうどん。
個人的にはKen’s うどんの方が好きです。
ドリンクメニュー
アメリカーノが350ルピー、カフェラテが550ルピーと、手頃な値段設定になっています。
コーヒーマシーンとコーヒー豆は、日本人経営のコーヒーカフェ「ナチュラルコーヒー」から仕入れたそうです。
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「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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