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シンハラ語3-17 動物・生き物の名前

2022年3月04日

本記事ではシンハラ語の動物名を学びます。

国立公園、世界文化遺産、川、町など観光する際に見かける動物たちを主に取り上げます。

シンハラ語は単数形と複数形、雄と雌で名前が異なり、覚えるのが大変ですので、今回は性別は関係なく、単数形と複数形のみを紹介します。(野口忠司著『シンハラ語・日本語辞典』を調べても複数形が分からなかったものは未記載です。)

また、複数形の呼び方が2つ以上ある生き物もありますが、多いと覚える気がなくなりますので、一番覚えやすそうなものを選びました。

以下、ざっくりとグループ分けしましたが、絵を描き終えて、投稿する際に分類したため、綺麗に分かれていませんがご容赦ください。

ちなみに、今回はゾウさんのうんちペーパーに絵を描いています。

スリランカを象徴する動物

まず、スリランカの国旗にも描かれているライオンは「シンハヤー」です。
実際にはスリランカには生息していませんが、シンハラ語を学んでいますのでライオンは外せません。

続いて、ポルトガル領セイルーンの国章、オランダ領ゼイランの国章に使われ、お寺で飼育されているゾウの単数形は「アリヤー」、複数形は「アリ」です。

そして、スリランカ航空のロゴと機体の尾翼、フライトアテンダントの制服に描かれているクジャクの単数形は「モナラー」、複数形は「モナル」です。

日本航空に朱鷺が描かれ、ガルーダ・インドネシア航空にはヴィシュヌ神の乗り物であるガルーダが描かれていますが、スリランカ航空には、ヒンドゥー教徒だけでなく、仏教徒・イスラム教徒・キリスト教徒にも聖地とされているカタラガマに祀られているカタラガマ神の乗り物である孔雀が描かれいてるわけです。

私は、クジャクにはミリッサにあるその名も「Peacock Villa」を2回訪れて、2回とも途中の路上でクジャクに遭遇しました。
また、ウェリガマの「Cape Weligama」に泊まった際は敷地で家族連れのクジャクに会いました。

コロナ禍で人の移動が少なかったときはコロンボの知人宅にクジャクがやってきたそうで、スリランカでは身近な動物かもしれません。

サファリで見られる動物

スリランカのヤーラ国立公園は世界の中でもヒョウが生息が多い地域の一つに数えられており、ウィルパットゥ国立公園でも見られますが、そんなヒョウの単数形は「ディウィヤー」、複数形は「ディウィヨー」です。

また、スリランカナマケグマもスリランカで見られる希少な動物です。
クマの単数形は「ワラハー」、複数形は「ワラッス」です。

そして、スレンダーロリスを描こうとして、シンハラ語が分かりませんでしたので、代わりにサルを描いてしまいました。
サルはサファリで見るというより、キャンディやポロンナルワなどではよく見ますし、ゴールロード沿いを走っていても見かけます。

サルのシンハラ語の単数形は「リラワー」、複数形は「リラウ」です。

国立公園で見られるといえば、シカもありました!
私はホートンプレインズ国立公園で車で移動中に見ました。
シカの単数形は「ムワー」、複数形は「ムウォー」です。

そして、水牛は農作業で活躍しますので、サファリで見にいく動物というよりも畑で見る動物です。
水牛の単数形は「ミーハラカー」、複数形は「ミーハラク」です。

この「ミー」がつく生き物が他にもいます。

「ミー」で始まる生き物

ミツバチは動物というよりも虫かもしれませんが、「ミー」つながりで紹介させてください。

ミツバチの単数形は「ミーマァッサー」、複数形は「ミーマァッソー」です。

ネズミの単数形は「ミーヤー」、複数形は「ミーヨー」です。

水牛も「ミーハラカー」ですので、3つともミーで始まります。

ミツバチの蜂蜜は人類最初の甘味だと言われ、ネズミは人が暮らすところにも多く、水牛は農作業に役立つ家畜ですので、それぞれスリランカの人たちにとって身近な存在に思えます。

シンハラ語・日本語辞典には、「ミー」の意味は”大地”と記載されています。

身近な動物

イヌは田舎でも飼われていますでの、スリランカではどこでも見かけるように思います。
犬には”下衆・卑怯者”などの意味があると辞書に書かれていました。
イヌの単数形は「バッラー」、複数形は「バッロー」です。

ネコはコロンボで見かける程度のように思います。
ネコの単数形は「プーサー」、複数形は「プーソー」です。

ハリネズミはリプトンズシーツ、リトルアダムズピークのそれぞれで日の出を見ようと真っ暗な中を移動中に遭遇してビックリした覚えがあります。
ハリネズミの単数形は「イッタァーワ」、複数形は「イッタァーウォー」です。

コロナ禍で人の移動が減って、私のコロンボの家の庭には毎日何匹もリスがやってくるようになりました。
リスの単数形は「レーナー」、複数形は「レーンヌ」です。
私はオンラインシンハラ語レッスンSerendipでシンハラ語を学習していますが、静夏先生はリスは日本人の女の子の名前「レナ」ちゃんみたいと言っていまして、確かに覚えやすいように思います。

ロバはジャフナやマンナールなど北部の乾燥したエリアで見られます。
ロバには”間抜け”という意味があると辞書に記載されていました。
ロバの単数形は「ブールワー」、複数形は「ブールウォー」です。

オオトカゲは色んなところで見ますが、世界遺産のゴールフォートですれ違ってビックリしたことがあります。
オオトカゲの単数形は「タラゴヤー」、複数形は「タラゴイ」です。

水辺で見られる動物

今回、動物の絵を描いて思いましたが、動物の色は茶色が多いのですが、カワセミとクジャクは色鮮やかで鳥は美しい生き物だと改めて思いました。

スリランカには固有の鳥類が多いため、バードウォッチングを目的にいらっしゃる人もいます。

カワセミは「ピリフドゥワー」 です。

ワニはベントタのボートサファリで野生の大人ワニに見られますし、飼われた赤ちゃんワニも見られます。(赤ちゃんワニは飼い主のおじちゃんに数百ルピー払う必要がありますが、赤ちゃんワニは怖可愛いので是非戯れてください。)

ワニの単数形は「キンブラー」、複数形は「キンブル」です。
なんだか本が読めそうな名前です。

銀座をブラブラすることをギンブラと言ったそうですが、
金座跡地である日本銀行周辺をブラブラしたら「キンブラー」。

シーギリヤの堀にはワニが生息していますが、かつては防衛のために多くのワニがいたとも聞きます。
また、ポルトガル時代のコロンボフォートの運河にはワニがいたとも記録されています。
お金を守るために銀行の周辺にワニがブラブラと「キンブラー」していても良さそうです。(これで覚えられましたか?)

海で見られる生き物

スリランカにはウミガメの保護センターが海岸沿いにたくさんあり、コスゴダの保護センターに行きましたが、私が最初にウミガメを見たのはゴールフォートのダッチホスピタルのレストラン「Minute by tuk tuk」でランチを食べているときでした。海を悠々と泳いでいる姿が見られました。

その次は、ミリッサ郊外のホテル「Lantern」を訪れた際、ちょうどウミガメの産卵があり、ホテルのプールとその周辺に子カメが溢れかえっていて、スタッフさんたちがバケツに子ガメをどんどん入れて海に返していまして、皆さんの慣れた動きに驚きました。

そして、ヒッカドゥワの夕方に餌付けされたウミガメたちが集まる光景は、日本人学生たちを連れて何度か訪れたことがあります。

さて、そんなカメはシンハラ語で単数形は「イッバー」、複数形は「イッボー」です。

クジラはミリッサ、トリンコマリーから船に乗って観に行くことができます。
知人たちからミリッサやトリンコマリーでクジラを見て「とても良かった!」という感想をいくつも聞いていますが、私、未だ見に行ったことがありません。。。カメラを新調して、取材に行きたいと思います。

クジラはシンハラ語の単数形は「タルマサー」、複数形は「タルマス」です。

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