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スリランカの野生動物が見れる国立公園を紹介!〜象、ヒョウ、クマ、野鳥、クジラ、ウミガメ、熱帯魚など〜

2020年7月05日

スリランカは野生動物の王国と言われ、26の国立公園に加え、多くの自然保護区があります。
ジープやボートを使ったサファリができ、世界有数のクジラが見られる場所でもあります。

また、スリランカは島国という土地の性質上、固有種や希少種が非常に多く、希少生物の宝庫とも言われます。
86種の哺乳動物、427種の鳥類、無数の爬虫類がいるとされ、観光資源としてはもちろん、学術的にも高く評価されています。

今回の記事では、そんな動物たちや動物たちが見れる場所をご紹介します。

スリランカで見られる主な動物

以下の地図はこの項目で紹介している場所を分かりやすくまとめたものです。
各場所をクリックすると詳細を見ることができます。

スリランカゾウ

ミンネリヤ国立公園にて

セイロンゾウとも呼ばれており、その名の通りスリランカのみに生息するゾウで、アジアゾウから派生する4つの亜種の中でも最大でかつ最も色黒だと言われています。
現在国土の開発によってその生息地が追われつつあり、古来から続くこのゾウ特有の移動ルートも潰されつつあります。
約12から20のゾウから群が成り、その長には最年長のメスが就きます。
19世紀の頃の生息数と比べ現在はその数を65%も減らしており、法律によって狩猟が禁止されています。
セイロンゾウはミンネリア国立公園や、ウダワラウェ国立公園、ピンナワラのゾウの孤児園でも見ることができます。

スリランカヒョウ

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画像はイメージです

Sanjeeva PierisによるPixabayからの画像

スリランカゾウと同じく、別名セイロンヒョウとも呼ばれておりヒョウの亜種で、スリランカのみに生息しています。 木登りが非常に上手く、大きな木の上で寝ている様子が観察できることもしばしばあるようです。
スリランカヒョウが見れる場所は世界一ヒョウの密度が高いと言われているヤーラ国立公園と、スリランカ国内で一番大きいウィルパットゥ国立公園です。

ナマケグマ

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画像はイメージです

JudaMによるPixabayからの画像

ナマケグマはインド、ネパール、スリランカなどに生息する哺乳類です。その中でもスリランカの個体は希少な亜種として認識されています。 現在日本ではどこの動物園にもいないため、かなりのレア動物です。 主食はアリやフルーツなどで、長い鉤爪で好物のシロアリや蜂蜜などを器用に食べます。鼻孔を完全に閉じることができ、蟻塚や蜂の巣をうまく捌きます。 長い体毛の下には小さな毛が生えていないため、年中暑いスリランカでも快適に過ごすことができ、かつこの長い体毛は昆虫から身を守る時にも活躍します。 夜行性であることやその希少性のため、上記スリランカゾウやスリランカヒョウよりは遭遇するのが難しいようです。 遭遇できる可能性がある場所として、ヤーラ国立公園とウィルパットゥ国立公園(共に上記参照)が挙げられます。

スレンダーロリス(ハイイロホソロリス・アカホソロリス)

スレンダーロリスは非常に希少な動物で、スリランカ国内では固有種のハイイロホソリスとアカホソロリスが生息しています。
また、現在日本では動物園含め観られる場所はありません。スリランカ国内ですらその生息地は限られており、また近年活発な土地開発によってその住処を現在進行形で奪われつつあるとのレポートもあります。
スレンダーロリスは運が良ければニゴンボ郊外やシーギリヤ、またシンハラジャ森林保護区にて観察できます。

野鳥類

バラピティヤのマドゥ川にて

スリランカの野鳥は固有性や希少性に富んでおり、2017年時点では34種の固有種が確認されています。
シンハラジャ森林保護区(上記参照)ではその多くを一度に見ることができます。

スリランカを代表する固有種で、茶と青のコントラストが美しいセイロンサンジャクや、シンハラジャ森林保護区でしか見ることができないセイロンバンケンなど、希少種を数多く観ることができる国立公園はぜひ訪れたい場所の一つになるでしょう。
また、標高2000m以上の高地に位置するホートン・プレインズ国立公園でも数多くの固有種を見ることができます。

クジラ(シロナガスクジラ・マッコウクジラ)

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画像はイメージです

Welcome to all and thank you for your visit ! ツによるPixabayからの画像

スリランカで観測できるクジラは主にシロナガスクジラとマッコウクジラの2種類です。

・シロナガスクジラは全哺乳類の中で最大規模大きさを誇ります。ただ、その数は非常に少なく、日本の農林水産省によると全世界でも2300頭ほどしかいないと言われており、非常に希少な動物と言えます。

・マッコウクジラは歯が生えている肉食のクジラで、ダイオウイカを好んで食べます。ダイオウイカの歯は消化されないため。それがマッコウクジラの体内の脂肪に突き刺さり、排出された脂肪が陽に照らされて熟成され、高級香料の竜涎香になるのは有名です。

スリランカでは東方の街トリンコマリーと、南部の街ミリッサが2大ホエールウォッチングの名所として知られています。
また、クジラと一緒に泳げるダイビングもあります。ただクジラは回遊する動物なので、5〜10月はトリンコマリー、11〜4月はミリッサと見れる場所が異なってくることに注意が必要です。
よって渡航が解禁されてすぐ観光に行く予定でしたら、トリンコマリーがオススメです。また、スリランカ西側のカルティピヤでもクジラやイルカなどを観測することができます。

ウミガメ

スリランカではウミガメの数が年々減少していることを問題視しており、そのことから保護センターなどの施設が国内に数カ所あります。
主に南西海岸を中心にウミガメの保護活動を行なっています。

ここではアオウミガメ・タイマイ・アカウミガメ・ヒメウミガメ・オサガメなど多種多様のウミガメを見ることができます。

ウミガメで一番有名なのはコスゴダです。
また、ヒッカドゥワでは夕方になるとエサを求めてウミガメが集まってくるなど、珍しい光景を見ることもできます。

そのほかマウントラビニア 、ベントタ、インドゥルワ、アンバランゴダ、ゴール、ハバラドゥワ、コッガラ、タンガッラ郊外のレカワなど、南西海岸には多くのウミガメスポットがあります。

運が良ければウミガメの産卵が見られることがあります。
スパイスアップ編集部はヒッカドゥワ、ミリッサ郊外でウミガメの産卵を見たことがあります。

ジープでサファリを楽しむ主な国立公園

ヤーラ国立公園

スリランカで2番目に大きな国立公園で、野生動物を見る目的地として最も有名です。
世界でも有数のヒョウ(レオパード)の生息地で、ヒョウを目当てに訪れる人が多いです。
テント型の高級リゾートが多数あります。

南部高速道路がハンバントータまで開通したため、コロンボからのアクセスが大幅に改善されました。

【入場料】15ドル+サービス料8ドル+VAT15%
【ジープ代】一人当たり40ドル程
【シーズン】1月〜6月
【面積】976k㎡
【拠点の町】ティッサマハーラーマ(ルフナ王国の都)

ウィルパットゥ国立公園

スリランカ最大の国立公園です。
ヒョウの遭遇率は20〜25%でヤーラ国立公園に低くなりますが、
ナマケグマの遭遇率はヤーラ国立公園よりも高いと言われています。
夜間にはスローロリスが見られることもあります。

スリランカ建国神話に関連する場所があり、北インドからヴィジャヤ王が到着したとされる海岸、ヴィジャヤ王が結婚した先住民のヤクシャ族の女王 クヴェニの王宮とされる遺跡があります。

【入場料】15ドル+サービス料8ドル+VAT15%
【ジープ代】1台当たり半日で40ドル、1日で80ドル程度
【シーズン】2〜9月
【面積】1,315k㎡
【拠点の町】アヌラーダプラ(世界遺産)、プッタラム

ミンネリヤ国立公園

ゾウの群れを見に行く公園として最もポピュラーで、世界遺産が集中している文化三角地帯にあるため、観光ルートに最も組み込みやすいです。

【入場料】15ドル+サービス料8ドル+VAT15%
【ジープ代】1台あたり4,000〜8,000ルピー(約2,300〜4,600円)
【シーズン】7〜9月
【面積】89k㎡
【拠点の町】ハバラナ

野生の象が見られるミンネリヤ国立公園、カドゥッラ国立公園でジープサファ…

ウダ・ワラウェ国立公園

ゾウの群れが見られ、ヒョウも生息しています。
ピンナワラの象の孤児院とは違い、野生に返すこと目的とした象の孤児院もあります。

【入場料】15ドル+サービス料8ドル+VAT15%
【ジープ代】
【シーズン】4〜10月
【面積】308k㎡
【拠点の町】エンビリピティヤ

クマナ国立公園

大きな沼地にペリカンなどの鳥類が集まることで有名。
ゾウ、ヒョウ、クマ、ワニ、ウミガメなどが見られます。

【入場料】10ドル+サービス料5ドル+VAT15%
【ジープ代】1台あたり1日 1万ルピー(約5,800円)
【シーズン】1〜6月
【面積】1,315㎡
【拠点の町】アルガム・ベイ(サーフィンで有名な町)

ラーフガラ国立公園

スリランカ最小の国立公園。
ゾウの好物であるアシの葉が多く、ゾウが見れます。

【入場料】10ドル+サービス料5ドル+VAT15%
【ジープ代】1台あたり4千ルピー(約2,300円)※仏教寺院マグル・マハーヴィハーラとのセット
【シーズン】6〜10月
【面積】15㎡
【拠点の町】アルガム・ベイ(サーフィンで有名な町)

ガル・オヤ国立公園

セイロン初代首相のドン・スティーヴン・セーナーナーヤカが作った貯水池が公園の中央にあり、ボートで回ってサファリを楽しみます。

【入場料】10ドル+サービス料5ドル+VAT15%
【ジープ代】
【シーズン】11〜3月
【面積】259k㎡
【拠点の町】アンパーラ

トレッキングで野鳥を楽しむ主な場所

世界遺産「シンハラージャ森林保護区」

スリランカに棲息する26種の固有種の鳥のうち、雨林に棲息する固有20種全てを、この保護区内で見ることができます。
バードウォッチングに最適な場所の一つです。

【入場料】10ドル+サービス料5ドル+VAT15%
【シーズン】1〜3月がベスト、4月、8月〜10月も良い
【面積】88.6k㎡
【拠点の町】ラトゥナプラ(保護区の北側)、デニヤヤ(保護区の南側)

世界遺産シンハラージャ森林保護区とは?

ホートン・プレインズ国立公園(世界遺産「スリランカの中央高地」)

世界遺産「スリランカの中央高地」に含まれる標高2,000mにある高原。
野鳥や鹿などが見られますが、断崖絶壁のワールズ・エンド、朝焼け、滝、スリランカ固有の植物や高山植物などが主目的になると思います。

【入場料】15ドル+サービス料8ドル+VAT15%
【トゥクトゥク代】ヌワラ・エリヤ からの往復3,000ルピー(約1,740円)ほど
【シーズン】8〜3月
【面積】31.6k㎡
【拠点の町】ヌワラ・エリヤ

世界遺産ホートンプレインズ国立公園のトレッキングコース

ナックルズ山脈(世界遺産「スリランカの中央高地」)

世界遺産「スリランカの中央高地」に含まれる標高1,000〜1,900mの山が連なる山脈。
周囲には星空が綺麗で有名なミームレ(Meemure)、滝と川が有名なリバーストン(Riverstone)があります。

【入場料】630ルピー(約365円)
【シーズン】12〜2月がベスト、3〜5月も良い
【拠点の町】キャンディ(世界遺産)、マータレー

クジラやイルカが見られる町

トリンコマリー

ホエールウォッチングで最もオススメなのは東海岸最大の町トリンコマリーです。

シーズンであれば、イルカは基本的に見られて、クジラは8割ほど見られると言われています。
運次第で近くで見られることもあれば、遠くに見える場合もあります。
クジラと一緒に泳いだという方もいますので、間近で見られるかどうか、ボート会社に確認をしてみてください。

1時間ほど沖合に移動して、1時間ほどクジラやイルカを見て、1時間かけて戻るので合計3時間ほどです。

トリンコマリーはダイビングスポットとしても知られ、ダイビングシーズンは5〜9月です。
郊外の沖合にはシュノーケリングスポットとして有名なピジョン・アイランドもあります。

【シーズン】3〜4月、8〜11月
【料金】1名3,000ルピー〜(約1,800円〜)

クジラとイルカが見えるトリンコマリー!ホエールウォッチングの相場をご紹…

ミリッサ

サーフィンスポットとして有名で欧米人観光客で賑わう町ミリッサでもホエールウォッチングができます。
ミリッサとスリランカの最南端のドンドラ(Dondra)の間が船は出発して、クジラがいるスポットに向かいます。
1時間ほど沖合に移動して、1時間ほどクジラやイルカを見て、1時間かけて戻るので合計3時間ほどです。

シーズンであれば、イルカは基本的に見られて、クジラは8割ほど見られると言われています。
運次第で近くで見られることもあれば、遠くに見える場合もあります。

【シーズン】12〜3月
【料金】1名3,000ルピー〜(約1,800円〜)

カルピティヤ

カイトサーフィンの町として知られ、巨大なプッタラム・ラグーンに14の島が浮かんでいるカルピティヤ。
カルピティヤでもクジラが見られることもありますが、ここはドルフィンウォッチングを楽しむ場所です。

【シーズン】12〜3月
【料金】1名3,000ルピー〜(約1,800円〜)

熱帯魚、サンゴ礁、ウミガメが見られる町

トリンコマリー(ピジョン島)

トリンコマリーの郊外、ニラヴェリの沖合に浮かぶ島「ピジョン・アイランド」はサンゴ礁でできた島で、国立公園として管理されています。

スリランカで最も海が綺麗な場所とも言われており、サンゴ礁と熱帯魚を見ることができます。
ニラヴェリ・ビーチからボートをチャーターして島に渡ります。

【シーズン】5月〜9月
【料金】ボート1台あたり3000ルピー程度(約1800円)、ピジョン島の入島料3000ルピー(約1800円)

高い透明度の海に浮かぶサンゴ礁の離島「ピジョンアイランド」

ヒッカドゥワ

サーフィン、ダイビング、シュノーケリング、グラスボート、ウミガメへの餌やり、ができ、国立公園もある、ヒッピーが切り拓いた町ヒッカドゥワ。

シュノーケルはレンタルすることもできますが、町のスーパーで購入することもできます。

夕方になるとヒッカドゥワ・ビーチとナリガマ・ビーチの間、ヒッカ・トランズ・バイ・シナモン前のビーチでウミガメへの餌やりが行われています。

【シーズン】11月〜3月

サンゴ礁と熱帯魚のヒッカドゥワ&サーフィンのナリガマ

ウナワトゥナ、ミリッサ

ミリッサ

ヒッピーが切り拓いたウナワトゥナ、サーフィンスポットとして知られるミリッサでもシュノーケリングを楽しむことができます。

【シーズン】11月〜3月

コスゴダ

南西海岸には多くのウミガメの保護センターがあります。
その中でも最も有名なのはコスゴダです。

保護センター「Victor Hasselblad Sea Turtle Research & Conservation Centre」では卵を前日、2日前、3日前と生まれた日ごとに管理し、4日目に海に返しています。
目が見えない亀やフィッシングネットで手が切断されてしまった亀、サメに襲われて手がない亀、奇形で生まれた亀などを保護しています。

【入場料】一人500ルピー(約300円)

マングローブの森でボートサファリができる町

ベントタ

ジェフリー・バワ建築が集中するベントタに流れるベントタ川でボートサファリができます。
マングローブの森の中をボートで抜けるのはとても神秘的です。
ワニや野鳥などの姿も見ることができます。
途中、ワニの子どもを触るアトラクションがあります。(チップを払う必要があります)

【料金】ボート1台3,000ルピー(約1,800円)2時間のツアー

ワニの赤ちゃん

幻想的なマングローブの森のトンネルが楽しめるベントタのボートサファリ

バラピティヤ

ベントタの南20kmほどにあるバラピティヤの町を流れるマドゥ川でもボートサファリができます。
こちらは川が大きく、島が点在しており、途中、シナモンの島やお寺がある島に上陸します。
ドクターフィッシュをやっているところもあり、立ち寄ることをオススメされます。
マングローブの森は小さいので、ベントタの方をオススメします。

【料金】1人1,000〜1,500ルピー(約600〜900円)2時間のツアー

ジャ・エラ郊外

コロンボから北に20km、ニゴンボから南に20kmと中間地点のボピティヤの運河にムトゥラジャウェラ・ビジター・センター(Muthurajawela Visitor Centre)があります。

ムトゥラジャウェラ動物保護区にあり、マングローブの森が広がっています。
野鳥は126種類が確認され、そのうち86種類が住んでいるといいます。

【料金】1人1,300ルピー(約780円)

ボートサファリ、バードウォッチングが楽しめるムトゥラジャウェラ

さいごに

いかがでしたでしょうか。
スリランカは北海道より小さい島国ですが、多種多様な動物が生息していて、動物たちの姿を楽しめる場所が多数あることがお分かりいただけたかと思います。

この記事でご紹介した動物はスリランカに生息する希少種や固有種の極々一部に過ぎません。
また追って、動物を紹介する記事を公開していきたいと思います。

参考)
Department of Wildlife Conservation(入場料が確認できます。)
西遊旅行「スリランカ野生動物ツアー特集」
西遊旅行「ウィルパットゥ国立公園2」
ヤートラ・トラベルズ「スリランカ国立公園・動物」
ジパンリゾートトラベル(スリランカ各地のシーズンがまとめられています。)
地球の歩き方スリランカ

arucoスリランカ
るるぶスリランカ
ウィキペディア「シンハラジャ森林保護区」
ウィキペディア「スリランカの野鳥一覧」
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