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2000年9月に完成した「新日本スリランカ友好橋」

2021年12月10日

2021年11月に日本の有償援助でゴールデンゲートケラニ(第二ニューケラニブリッジ)が完成しました。

第二とある通り、この橋は既存のニューケラニブリッジに並行して架けられた新橋です。

そして、”ニュー”ケラニブリッジという名前から分かる通り、オールドブリッジに当たる存在がイギリスが植民地時代に建設したヴィクトリアブリッジです。

老朽化したヴィクトリアブリッジの架け替えは日本が行い「新日本スリラン カ友好橋(別名:ケラニブリッジ)」と呼ばれています。

本記事では、新日本スリラン カ友好橋について紹介します。

新日本スリランカ友好橋とは?

2000年9月、日本の有償援助で完成したのが「新日本スリラン カ友好橋」です。
1992年2月に日本が無償援助で建設した「スリランカ日本友好橋」の拡張と、老朽化したヴィクトリアブリッジを撤去して、新たな橋をかけて、合計6車線の橋として公開されました。

日本語では新日本スリラン カ友好橋、
英語ではSri Lanka Japan Friendship Bridgeと表記されています。

1895年にイギリスによって架橋された鉄製「ヴィクトリアブリッジ」は、コロンボ・ニゴンボ・プッタラムを結ぶ国道3号線の起点の南側にありました。

ケラニ河上流100mに架橋されたニューケラニブリッジができ、国道1号線のルートはヴィクトリアブリッジを通るルートから、ニューケラニブリッジを通るようになりましたが、交通量の増加による渋滞が発生し、また、100年弱の年月が過ぎたヴィクトリアブリッジは老朽化し、危険性がありました。

1992年2月、日本はヴィクトリアブリッジに並行して、無償援助で「スリランカ日本友好橋」を完成させています。
スリランカ日本友好橋は4車線でした。

続いて、日本の有償支援によって、ヴィクトリアブリッジ(2車線)を撤去して、スリランカ日本友好橋の車幅を広げた合計4車線の新しい橋をかける計画が作られます。

その後、交通量の増大が大きいことから、合計6車線の橋を作ることに計画が変更されています。

既存のスリランカ日本友好橋の車線増幅し、ビクトリアブリッジの撤去跡に新しい橋が建設されました。

ビクトリアブリッジには歩道がありませんでしたが、新日本スリランカ友好橋には歩行者用道路が導入され、歩行者の通行の利便性と安全性が確保されました。

グランドパス交差点の改良

新橋の架橋とともに、橋の南側に位置するグランドパス交差点の改善が行われました。

ランドパス交差点は、警官 2名の常駐による交通整理が不可欠なラウンドアバウトでした。

そこで、信号システムを導入し、ラウンドアバウトを撤去することで、交通状態を緩和しています。

道路開発庁職員の日本での研修

道路開発庁(RDA)に対して、日本(東京・大阪)での 2 ヶ月間の研修を実施。

箱桁橋(box girder bridge)を設計するためのコンピュータ・ソフトウェアの活用、箱桁橋の視察等 が主な内容でした。

ビクトリアブリッジの歴史

1820年、イギリスによってコロンボとキャンディを結ぶ国道1号線(A01:キャンディロード)の建設が始まります。
国道1号線はコロンボフォートを起点にケラニ河を渡って、ペリヤゴダに入るルートです。

1822年、橋の現在地であるトタランガ(Thotalanga)に船橋が作られます。
21隻のボートを7mごとにおき、ボートの上に木材のデッキを置いて、全長150mの船橋を構築。

1895年、イギリスによって鉄製「ヴィクトリアブリッジ」が架橋されます。

1986年、イギリス政府の調査でヴィクトリアブリッジの老朽化が指摘されます。
この調査に基づき、日本政府による無償援助が決定されます。

1987年、ヴィクトリアブリッジに対して、重量制限が課せられ、通行できるのは乗用車以下となります。

1992年2月、ヴィクトリアブリッジに並行して、4車線(片側2車線)の「スリランカ日本友好橋」が完成します。
これにより、ヴィクトリアブリッジはペリヤゴダからコロンボへの2車線一方通行の橋となり、

プロジェクト関係者

発注者

スリランカ民主社会主義共和国・道路開発庁(RDA:Road Development Authority)

資金提供者

独立行政法人国際協力機構(JICA)

借款契約概要

円借款承諾額:29億2,900万円
円借款実行額:21億6,400万円

交換公文締結:1993年6月
借款契約調印:1993年8月

金利:2.6%
返済期間:30年(うち据置 10年)

援助形態:一般アンタイド

貸付完了:2002年1月

設計

日本橋梁構造研究所

施工

鹿島建設

工期

コンサルタント選定:1994年2月〜1994年3月
詳細設計:1994年10月〜1995年9月
工事完了:1998年4月〜2000年9月

参照)

JICA:日ス友好橋拡張事業
JICA:Sri Lanka – Japan Fridenship Bridge Widening Project
MAGA:Sri Lanka-Japan Friendship Bridge
株式会社日本構造橋梁研究所:海外業務
外務省:日本の政府開発援助(ODA)

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