【スリランカ東から北へ】トリンコマリー発ジャフナ行き88番ローカルバス乗車記
スリランカを旅する人にとって、東海岸の美しい港町「トリンコマリー(Trincomalee)」と、最北端のタミル文化の古都「ジャフナ(Jaffna)」は、どちらも魅力的なエリア。
しかし、どちらもコロンボ(バンダラナイケ国際空港)から遠く離れた街。この2大都市をダイレクトに結ぶ移動情報は、ネットを探しても少ないのが現状です。
今回は、東と北の街を繋ぐ「88番バス」のローカルバスに実際に乗ってみたので、ルートの様子やバススタンドの位置、道中のリアルな注意点までレポートします!
目次
2つの魅力的な街
まずは今回結ぶ2つの街について簡単に。
どちらも空港からは遠いですが、わざわざ足を運ぶ価値のある独自の個性を持っています。
東の町:トリンコマリー(Trincomalee)
エメラルドグリーンの超キレイな海が広がる、東海岸最高のビーチタウン!
野生のシカがのんびり歩いていたり、海に突き出た崖の上にカラフルなヒンドゥー教の「コネスヴァラム寺院」があったり。南国の開放的でオシャレなリゾートの空気と、のんびりした港町の雰囲気が心地いい街です。


北の町:ジャフナ(Jaffna)
まっすぐ空に伸びる不思議なヤシの木に囲まれた、スリランカ最北端の歴史ある古都。南インドのカルチャーが混ざった独自のタミル文化が息づいています。カニの濃厚な旨味が凝縮された名物の「ジャフナ・クラブカレー」や、地元で大人気のアイスクリームなど、ここでしか出会えない旅ができる場所です。


この全く異なる空気を持つ2つの街を、約6〜7時間かけて繋ぐのが今回の「88番バス」の旅です。ちなみにこの路線にAC(エアコン付き)バスの運行はありませんでした。

バススタンドについて
トリンコマリー:中央バススタンド
街の中心部にある「Trincomalee Central Bus Stand」が始発。
そこまで大きいバススタンドではないので、停車しているバスも多くはありません。周囲のドライバーや売店の人に「ジャフナ?」と聞けば、すぐに「あそこだよ!」と親切に教えてくれます。



到着:ジャフナ・中央バススタンド
終点は、ジャフナ市街地の真ん中にある「Jaffna Central Bus Stand」。
ジャフナマーケットや、有名なカレー店「MALAYAN CAFE」、人気のアイスクリーム屋さん「Lingan Ice Cream」が徒歩圏内にあります。



道中の休憩場所
トリンコマリーからジャフナまでは内陸を大きく迂回するルートを通るため、およそ6〜7時間の長丁場となります。スリランカの長距離路線では、途中1度、幹線道路沿いのバスターミナルや決まった食堂に停車して休憩をとります。
トリンコマリー発88番バスの休憩場所はこちらでした。

バスで隣の席だった方が「breakfast!」と教えてくれました。
サモサやロールス、水、スナックなどが購入でき、店内で食べることもできます。お手洗いも無料で利用できました(ただしローカルなトイレなので、中は薄暗く、紙はありません)。
⚠️ 注意
休憩時間を周りに聞いても、たいてい曖昧な返答しか返ってきません。正直なところ、バスがいつ出発するかは運転手と車掌の気分次第なところがあって、目安は10〜15分くらい。私は下車するとき、バスのスタッフや周りの乗客に「トイレ行きます!」「飲み物買いに行きます!」と自分の行動をはっきり伝えるようにしています。存在をアピールしておくのが、置いてかれないための一番の対策だと思っています…!また、ローカルバスは指定席ではないので、休憩中に自分の席に他の人が座ってしまっても、残念ながらどうしようもありません。幸い私の場合は、周りの方が気遣って席をキープしてくれていました。
乗車レポート
スリランカ国家運輸委員会(NTC)のバス公式時刻表(https://www.ntc.gov.lk/Bus_info/time_table.php)にてバスの時間は確認できました。時刻表は変更になる可能性もあるので利用前にご自身でのご確認をおすすめします。

2026.05現在のバス時刻表。
早朝と夕方以降に本数が多く、日中は本数が少なめです。

6:45発のバスに乗るつもりで、座席を確保すべく6:20にバススタンドへ。
ジャフナ行きのバスを見つけてそのまま乗り込んだら、なんと6:25頃にあっさり発車。ここは始発のはずなのに……おそらく6:15発が遅れていたのかも?

トリンコマリーからジャフナの運賃は、Rs.908でした。

動き出して30分もすると、車内はあっという間に乗車率200%。バス停では乗れない人まで出てくる状態に。でも途中のバブニアで降りる人が多くて、そこからはだいぶ落ち着きました。

車窓には広々とした緑と空が広がって、のんびりした景色が続く。


休憩後にある街「VAVUNIYA」は、ちょうど全行程の半分くらいの地点。
長時間バスに乗り続けるのが大変な方は、いったんここで降りて、改めてジャフナ行きのバスに乗り換えるのも一つの手です。

そしてバブニアを過ぎたあたりから、車窓の景色を眺める余裕もなく「ここ高速道路だっけ!?」と思うほどの爆速で、車体はグラグラ不安定。車もトゥクトゥクもどんどん追い抜かしていき、ヒヤヒヤと不安が止まらない。
スリランカ在住の日本人の方から聞いた話によると、バブニアージャフナ間のバスは運転が荒いことがあるとのこと。この区間の道路があまりにもまっすぐすぎて、運転する側からしたら単調でつまらないらしい。だから爆走したり、居眠りしたりする運転手もいるとか……。
もし乗っていて「このバス、危ないかも」と感じたら、思い切って途中下車して次のバスに乗り換えるのも一つの身を守るための手段だと教えていただきました。ジャフナへはトリンコマリーだけでなく、キャンディやコロンボからもこのルートを通るので、本数はそれなりにあるはず。この道を利用するときは、どうかお気をつけて…!




11:50 ジャフナバススタンドに到着。
ジャフナでは、UberとPickMeともに配車アプリを使用することができます。
さいごに
トリンコマリーからジャフナまで、ローカルバスでおよそ6時間。
車窓から眺める緑の大地や、気さくに話しかけてくれる地元の人たちとの出会いは、飛行機や観光バスでは味わえない特別なもの。
情報が少ないルートだからこそ、この記事が少しでも旅の参考になれば嬉しいです。スリランカの「美しい海」と「ディープな伝統文化」を欲張りに巡りたい方は、ぜひこの88番バスの旅に挑戦してみてください!

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世界中を旅して、スリランカにたどり着きました。食べることと、手仕事が好きです。
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