コロナ後の初の観光客はウクライナから

コロナ後初の外国人観光客が12月28日、ウクライナの首都キエフを出発したスカイアップ航空便が、第二国際空港である南部のマッタラ・ラージャパクサ国際空港に到着しました。
ウクライナからのフライト

マッタラ・ラージャパクサ 国際空港に到着したスカイアップ航空便
スリランカ政府は12月26日から試験的に観光客の受け入れを開始することを発表していましたが、その第一陣となったのがウクライナからチャーター便で訪れた185名(うち子供20名)です。3月18日に外国からの外国人観光客の入国が停止されてから、約9ヶ月ぶりの受け入れとなります。
12月28日午後2:08、フライトはマッタラ・ラージャパクサ国際空港に到着し、乗客はスリランカ伝統のダンスなどのパフォーマンスで歓迎されました。
観光客はベントタ、ベールワラ、コッガラのホテルでPCRテストを受けたそうです。
12月28日から1月24日まで、ウクライナからスリランカへのフライトは12便予定されています。運行はスカイアップ航空とウクライナ国際航空によるものです。
ロシアからのフライト
アエロフロート・ロシア航空は12月14日に、バンダラナイケ国際空港へのフライトの許可を得ており、3週間以内にはフライトの運行を予定しているとのこと。
増えるウクライナ・ロシアからの観光客
今回到着したウクライナは2019年では日本よりも多い13番目にスリランカに観光客が来ている国です。2005年はわずか219名ですので、かなり増えていることが分かります。
また、次にフライトを検討しているロシアは2019年は7番目にスリランカに観光客が来ている国です。2019年は各国がテロの影響で前年の渡航数を下回る中、トップ14カ国で唯一前年を上回る渡航数を記録しています。
その他の国からのフライト
プラサンナ・ラナトゥンガ観光省大臣は、今回のようなチャーター便などの受け入れを2021年1月19日まで行い、1月下旬には外国からの観光客の受け入れについての決定が公表されるだろうとメディアに発言しています。
まとめ
試験的とはいえ、コロナ後初の観光客の受け入れを行ったことは明るいニュースといえるでしょう。
コロナ対策を徹底して行うとともに、段々と航空便の受け入れが増えることを願います。
関連記事
参照
Daily FT「SL welcomes first batch of post-COVID tourists」
ウィキペディア「スカイアップ航空」
ウィキペディア「ウクライナ国際航空」
ウィキペディア「アエロフロート・ロシア航空」

「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年2月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、ホステル「スパイスアップ・ハウス」開設。
2020年8月、週刊「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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