スリランカを15のエリアに分類して紹介
スリランカは行政上は9つの州、25の県に分類されています。
スリランカは島国とはいえ、九州や台湾の1.8倍ほどの大きさがあり、各観光地が離れています。
そこで、本記事では地域の特徴や旅の目的に合わせてスリランカを15のエリアに分類して紹介します。
目次
- 1 コロンボ首都圏:最大都市コロンボとその周辺
- 2 中央遺跡:世界文化遺産が集中する乾燥地帯
- 3 南西海岸:ジェフリーバワ建築とアーユルヴェーダリゾート
- 4 南海岸:世界遺産ゴールフォートとサーフスポット
- 5 中央高地北部:世界遺産キャンディと世界遺産ナックルズ山脈
- 6 中央高地南部:世界自然遺産と絶景の紅茶畑
- 7 サバラガムワ:世界遺産シンハラージャと宝石の町ラトゥナプラ
- 8 南東海岸:ヤーラ国立公園や聖地カタラガマ
- 9 東海岸北部:透明度の高い海と白い砂浜・古代寺院
- 10 東海岸中央部:ビーチリゾートとオランダ要塞
- 11 東海岸南部:サーフィンと国立公園
- 12 ジャフナ半島と離島群:タミル文化と戦争遺産
- 13 北西海岸:カイトサーフィンと巨大ラグーン
- 14 マンナールとワンニ:アダムスブリッジと戦争遺産
- 15 モラナーガラ:知られざる仏教遺跡群
コロンボ首都圏:最大都市コロンボとその周辺
政治・経済の中心コロンボ、国際空港があるカトゥナーヤカ、コロンボ最寄りのリゾート地マウントラビニア、スリランカ最大の漁港有するニゴンボ、古都であり現在の首都でもあるコーッテー、古都で聖地でもあるケラニヤなどがあるのがこのエリアです。
詳しくは以下のページをご覧ください。
中央遺跡:世界文化遺産が集中する乾燥地帯
世界文化遺産であるシーギリヤロック、ダンブッラの石窟寺院、古都アヌラーダプラ、古都ポロンナルワのほか、古都クルネーガラ、古都ヤーパフワ、古都ダンバデニヤ、古都パンドゥワスヌワラなどシンハラ王朝の遺跡が多く残るのがこのエリアです。
また、ミンネリヤ国立公園、カウドゥッラ国立公園、ワスガムワ国立公園、ウィルパットゥ国立公園などサファリが楽しめるエリアでもあります。
詳しくは以下のページをご覧下さい。
南西海岸:ジェフリーバワ建築とアーユルヴェーダリゾート
ジェフリーバワ建築が最も多いのがこのエリアです。ジェフリーバワの別荘ルヌガンガや兄べヴィスの庭ブリーフガーデンなどバワ建築が特に集中するベントタをはじめ、ワードゥワ、カルタラ、ベルワラ、アフンガッラにバワ建築があります。
また、アーユルヴェーダリゾートが多いのもこのエリアの特徴で、ワードゥワにシッダレパ、マッゴナにヒルヴィラ、ベルワラにバーベリンリーフとヘリタンスアーユルヴェーダ、インドゥルワにタギルなどがあります。
南海岸:世界遺産ゴールフォートとサーフスポット
多くのヨーロッパ人が訪れるエリアで、ヨーロッパ人向けのおしゃれなカフェやショップが多いのが特徴です。
ヒッカドゥワ、ウナワトゥナ、ウェリガマ、ミリッサ、ヒリケティヤ、メダケティヤ、マラコッリヤなどヒッピーやサーファーによって開かれた、ビーチにお店が立ち並ぶリゾート地が多くあります。
サンゴ礁があるヒッカドゥワ、ウナワトゥナではダイビングスポットやグラスボトムボートが楽しめます。
ミリッサではホエールウォッチングのツアーに参加できます。(シーズンのみ)
南海岸の中心都市であるゴールには、世界遺産に登録されているオランダ統治時代の要塞ゴールフォートが残されています。
世界自然遺産に登録されているシンハラージャ森林保護区の南側の入口は南海岸からアクセスするのが便利です。
中央高地北部:世界遺産キャンディと世界遺産ナックルズ山脈
スリランカ仏教の聖地であり、シンハラ王朝最後の都があったキャンディには、世界遺産に登録されている仏歯寺と王宮建築物が残されています。毎年8月に開催されるペラヘラ祭りでは特に多くの観光客が訪れます。
世界自然遺産「スリランカの中央高地」に登録されているナックルズ山脈に行く際にベースとなるのもキャンディです。
ピンナワラ象の孤児院、ペーラーデニヤ植物園、アンブルワーワタワーがあるガンポラ、スパイスの産地であるマータレー、ゴルフ場のあるビクトリア湖、セイロンティー生誕地のルーラコンデラ、ウェッダー人の故地マヒヤンガナなどもこの地域です。
中央高地南部:世界自然遺産と絶景の紅茶畑
世界自然遺産「スリランカの中央高地」に登録されているスリーパーダ(アダムスピーク)とホートンプレインズ国立公園があります。
イギリス人農園主たちによって開発された高原リゾート地「ヌワラエリヤ」や、ナインアーチブリッジとトレッキングが楽しめお店が立ち並ぶエッラ、紅茶畑の絶景を車窓が楽しめるのもこのエリアです。
サバラガムワ:世界遺産シンハラージャと宝石の町ラトゥナプラ
南東海岸:ヤーラ国立公園や聖地カタラガマ
スリランカレオパードが見られるヤーラ国立公園、聖地カタラガマ、ルフナ王国の都だったティッサマハーラマ、象の群れが見られるウダワラウェ、国際港と国際空港を有するハンバントタ、ルフナ王国の港だったアンバラントタ、野鳥が見られるカラメティヤ・バード・サンクチュアリ、ブーンダラ国立公園などがあります。
東海岸北部:透明度の高い海と白い砂浜・古代寺院
東海岸中央部:ビーチリゾートとオランダ要塞
オランダ要塞が残るバッティカロア、リゾート開発がされてビーチリゾートが立ち並ぶパーシクダーなどがあります。
東海岸南部:サーフィンと国立公園
ビーチエリアにお店が立ち並ぶサーフスポットのアルガムベイ、ヒンドゥー教の聖地オカンダ、クマナ国立公園などがあります。
ジャフナ半島と離島群:タミル文化と戦争遺産
タミル地区最大の町ジャフナを有し、他の地域とは異なる色濃いタミル文化が味わえます。
聖地である島をはじめ、離島が多いのも特徴です。
北西海岸:カイトサーフィンと巨大ラグーン
カイトサーフィンが楽しめることで知られるカルピティヤがあります。
マンナールとワンニ:アダムスブリッジと戦争遺産
インドとスリランカをつなぐように島が並ぶアダムスブリッジが見られるマンナールや、戦争遺跡が残るワンニ地方があります。
モラナーガラ:知られざる仏教遺跡群
大乗仏教の石仏であるブルドゥワーガラ、巨大仏塔があるユダガナワ、ブッダの立像で知られるマーリガーウィラなどがあります。
「旅と町歩き」を仕事にするためスリランカへ。
地図・語源・歴史・建築・旅が好き。
1982年7月、東京都世田谷区生まれ。
2005年3月、法政大学社会学部社会学科を卒業。
2005年4月、就活支援会社に入社。
2015年6月、新卒採用支援事業部長、国際事業開発部長などを経験して就職支援会社を退社。
2015年7月、公益財団法人にて東南アジア研修を担当。
2016年7月、初めてスリランカに渡航し、会社の登記を開始。
2016年12月、スリランカでの研修受け入れを開始。
2017年2月、スリランカ情報誌「スパイスアップ・スリランカ」創刊。
2018年1月、スリランカ情報サイト「スパイスアップ」開設。
2019年11月、日本人宿「スパイスアップ・ゲストハウス」開始。
2020年8月、不定期配信の「スパイスアップ・ニュースレター」創刊。
2023年11月、サービスアパートメント「スパイスアップ・レジデンス」開始。
2024年7月、スリランカ商品のネットショップ「スパイスアップ・ランカ」開設。
渡航国:台湾、韓国、中国、ベトナム、フィリピン、ブルネイ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、カンボジア、タイ、ミャンマー、インド、スリランカ、モルディブ、アラブ首長国連邦、エジプト、ケニア、タンザニア、ウガンダ、フランス、イギリス、アメリカ
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