サンゴ礁と熱帯魚のヒッカドゥワ&サーフィンのナリガマ
スリランカの観光産業は南西海岸が最も発展していて数多くのビーチがありますが、サンゴ礁の海とサーフィンスポットとして最も知られているのがヒッカドゥワでしょう。
砂浜からでも魚が泳いでいるのが見えるほどに青く透き通る海とサンゴ礁のあるヒッカドゥワの海は、1979年にスリランカで初めて海洋保護区となり、2002年には海洋国立公園に指定されています。
ヒッピーや欧米豪人によって発展したビーチリゾート地はスリランカに多くありますが、その中でも歴史が長く、コロンボやゴールからのアクセスが良いのがヒッカドゥワです。
本記事では、ヒッカドゥワについて紹介します。
目次
ヒッカドゥワとは?
ヒッカドゥワについては以下の記事を参照ください。
ヒッカドゥワのマップ
ヒッカドゥワは北側のサンゴ礁があるヒッカドゥワビーチ(700mほどの長さ)と、南側のサーフィンスポットであるナリガマビーチ(4kmほどの長さ)に大きく分かれます。
この二つのビーチの間の小さな岬に、ジョンキールズ財閥のシナモンホテル&リゾーツが経営するホテル「ヒッカトランズ(Hikka Tranza by Cinnamon)があります。
岬の北側には夕方にウミガメが集まり、岬の南側は岩場になっています。
交通の起点はヒッカドゥワの町の中心であるヒッカドゥワ駅周辺のヒッカドゥワタウンです。
ヒッカドゥワタウン:駅、バス停、魚市場、漁港
コロンボ方面から来た場合は、鉄道の場合は北のヒッカドゥワ駅、バスの場合は北のヒッカドゥワのバス停に到着します。
この辺りがヒッカドゥワの町の中心です。
ヒッカドゥワには小さなバスターミナルがありますが、これはヒッカドゥワを始発・終点する短中距離のバスのもので、コロンボとゴール、コロンボとマータラなどを結ぶ長距離バスは、ターミナル前で一時停車するのみです。
ヒッカドゥワビーチ、ナリガマビーチは、ゴールロード(国道2号線A2)沿いに広がっていて、小さなバス停があるので、目的のホテルや南の方であれば、バスは近くで降りてもいいでしょう。
ヒッカドゥワはかつては小さな漁村でした。
ヒッカドゥワ駅の海側にはヒッカドゥワ港があり、フィッシュマーケットもあります。
コマーシャルバンク、バンクオブセイロンなどの銀行、全国展開しているベーカリーショップのP&Sなど、スーパーマーケットのカーギリスフードシティー、政府機関などがあります。
ヒッカドゥワビーチ北側:ダイビング、シュノーケリング、グラスボート
ヒッカドゥワタウンの南の運河を橋で渡ると、ヒッカドゥワビーチが見えます。
このヒッカドゥワビーチの沖合にサンゴ礁があります。
ビーチで波打ち際を歩けば、魚が見えます。
そのため、ビーチを歩いていると、「グラスボードに乗らないか?」「シュノーケリングをやらないか?」と声を掛けられたりします。
シュノーケリングをレンタルしても良いですし、ナリガマビーチにあるスーパーマーケットでも販売されています。
ダイビングをする際も、ヒッカドゥワビーチが拠点になります。
安心してダイビングが楽しめる「Poseidon Diving Station」
「Poseidon Diving Station」はプロのダイバーチームがサポートする、安全なダイビングであると高い評価を得ています。
ダイビングを一度もしたことがない人のための講習プログラムも用意されています。
ダイビング中級者は沈没船ダイブを楽しむことも。
【名前】Poseidon Diving Station
【住所】304 Galle Road, Hikkaduwa 80240
【電話】0094912277294
【メール】 info@divingsrilanka.com
【ウェブサイト】http://www.divingsrilanka.com/
【営業時間】8:00~20:00
以前、このダイビングショップで、夕方にウミガメの産卵が見られたことがありました。
運が良ければ、見られるかもしれません。
ビーチ沿いとゴールロード沿いにレストラン、ゲストハウス、ホテル、ショップが並んでいます。
南側に行くと、海がレストランまで迫り、ビーチが消えるエリアがあります。
潮が引いていれば普通に歩けますし、ある程度潮が満ちていても、濡れますが海側を歩くことはできます。
満潮時は危ないですし、完全に濡れてしまいますので、ゴールロードを歩いた方がいいです。
海が消えるエリアにあるのがレストランの一つがママズ(Mamas)です。
客席が多く、落ち着いていておしゃれな雰囲気。
ビーチのレストランらしく、メニューにはシーフードがたくさん。
綺麗な海を眺めて、いつまでも居座ってしまいそうです。
Mama’s Restaurantの詳細については、以下のページをご覧ください。
ヒッカドゥワビーチ南側:ウミガメの餌付け
ヒッカドゥワビーチの南側はカーブを描いてます。
ビーチ側は写真の手前までしかお店はありません。
その奥は船が木陰に並べられ、その先はヒッカドゥワの代表的なホテル「ヒッカトランザ」です。
カーブしたビーチの岬部分に夕方になる餌を求めてウミガメがやってきます。
海藻の餌やりでチップを得ようと、スリランカ人が海藻を配っていますので、体験としてやってみるのはいいでしょう。
一番手前のウミガメに気を取られますが、餌をやり始めると、実は何匹かいることに気づくビックリしました。
波が打ち寄せて、ウミガメも少し流されるので、ぶつかってしまいそうで、ドキドキします。
野生動物の扱いとして、餌付けしていいのか、ちょっと分かりませんが。
遠浅の岩場
ヒッカドゥワビーチの南端の岬の南側に行くと、上の写真のような遠浅のエリアがあります。
足首の高さまでの浅瀬なので、海の中に立った写真が撮影できます。
この浅瀬も岩ですので、ビーチサンダルを履いて歩いた方がいいです。(サンダルが波に流されないように注意してください。)
ここからさらに南側は、ゴツゴツとした岩場になります。
この地区の詳細は以下のページをご覧ください。
ナリガマビーチ:サーフィン、レストラン、ショップ、ホテル
岩場を過ぎるとナリガマビーチがあります。
ナリガマビーチは、ヒッカドゥワ駅の2つ先のクマラカンダ駅までの4キロほど続いています。
そのため、ヒッカドゥワビーチよりもホテル、レストラン、ショップが多く、賑わいます。
また、ビーチの幅も広いため、ビーチ側のレストランやホテルは、敷地の前のビーチに、ビーチベットやパラソルを設置していて、それがず〜っと並んでいる光景が見られます。
ゴールロード側のお店の数もなりがまビーチの方が多いです。
ビーチではキャンプファイヤーをやっているところもありました。
ナリガマビーチについての詳細は、以下のページをご覧ください。
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